書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

寒山 詩10

2011-11-20 09:03:18 | Weblog
天地任變改
天地の變改するに任す



唐代伝奇 (新書漢文大系)
波出石 実
明治書院


京都、唐紙屋長右衛門の手仕事 (生活人新書)
千田 堅吉
日本放送出版協会


知れば知るほど面白い 朝鮮王朝の歴史と人物 (じっぴコンパクト新書)
康 熙奉
実業之日本社


史記―中国古代の人びと (中公新書 (12))
貝塚 茂樹
中央公論新社

寒山 詩8

2011-11-18 16:32:10 | Weblog
青天為被蓋
青天を被蓋と為し




詩  寒山

粤自居寒山
曾経幾萬載
任運遯林泉
棲遅観自在
巌中人不到
白雲常靉靆
細草作臥辱
青天為被蓋
快活沈石頭
天地任變改


漢詩入門 (岩波ジュニア新書)
一海 知義
岩波書店


漢詩への招待 (文春文庫)
石川 忠久
文藝春秋


CDブック NHK新漢詩紀行 聞いて楽しむ漢詩100選 (CDブック)
石川 忠久,加藤 剛,賀蘭
日本放送出版協会

寒山 詩4

2011-11-14 08:56:51 | Weblog
巌中人不到
巌中人到らず


詩  寒山

粤自居寒山
曾経幾萬載
任運遯林泉
棲遅観自在
巌中人不到
白雲常靉靆
細草作臥辱
青天為被蓋
快活沈石頭
天地任變改

寒山 - Wikipedia
伝歴は不明な点が多く、時代も初唐の人とされるが、それは『寒山子詩』の中唐以降の詩風とは一致していない。その名は、始豊県(天台)西方70里の寒巌を居所としていたことにちなむものとされる。その風姿は、痩せこけたもので、樺の冠をかむり、衣はボロで木靴を履いた奇矯なものであったという。食事は、国清寺の厨房を任される拾得から残飯を得ていたといい、寺僧に咎められると、大笑いして走り去ったという。虎を連れた姿で知られる豊干禅師の弟子とされ、豊干を釈迦、寒山を文殊、拾得を普賢の化身に見立てるものもある。
台州刺史の閭丘胤が国清寺を訪ねた時、拾得と共に大笑しながら寒巌に姿を隠し、二度と姿を見ることは無くなったとされる(森鴎外が、「寒山拾得」として作品化している)。その後、山中の諸処に書かれていた詩300篇余りが発見され、それが『寒山子詩』であるとされている。

山椒大夫・高瀬舟 (新潮文庫)
森 鴎外
新潮社
阿部一族・舞姫 (新潮文庫)
森 鴎外
新潮社
渋江抽斎 (岩波文庫)
森 鴎外
岩波書店
ヰタ・セクスアリス (新潮文庫)
森 鴎外
新潮社




寒山 詩3

2011-11-12 09:13:21 | Weblog
任運遯林泉
運に任せ林泉に遯れ


詩  寒山

粤自居寒山
曾経幾萬載
任運遯林泉
棲遅観自在
巌中人不到
白雲常靉靆
細草作臥辱
青天為被蓋
快活沈石頭
天地任變改

鴎外歴史文学集〈第4巻〉寒山拾得・細木香以・寿阿弥の手紙ほか
森 鴎外,須田 喜代次,小泉 浩一郎
岩波書店


寒山拾得・布袋・達磨の描法 (玉雲水墨画)
山田 玉雲
秀作社出版


山椒大夫・高瀬舟・阿部一族 (角川文庫)
森 鴎外
角川書店

寒山 詩1

2011-11-10 09:47:00 | Weblog
粤自居寒山
粤に寒山に居みてより


詩  寒山

粤自居寒山
曾経幾萬載
任運遯林泉
棲遅観自在
巌中人不到
白雲常靉靆
細草作臥辱
青天為被蓋
快活沈石頭
天地任變改

寒山(680?ー793?)
経歴不詳、僧または道士とも言われろ。
寒山拾得で人口に膾炙している。

座右版 寒山拾得
久須本 文雄
講談社


寒山さん拾得さん
駒井 啓子
禅文化研究所


風呂で読む寒山拾得
松村 昴
世界思想社