にらログ

いいにらとは何なのかということを日々探索するにら専業農家のブログ。

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2011-04-01 19:08:31 | にら
今日は何と最高気温20℃。最低は4℃。風も南風だった。刈り捨ても終わって出荷も順調。にらは見た目よりもかなり伸びている。今後一週間は冷え込みそうにないので伸びについては心配ないだろう。


 出荷が終わってみんなでほったらかしていた苗床②のししとうをやっと片付ける。みんなでやると1時間チョイで終わる。その後ロータリー。


 昨日浜畑でロータリーをかけていると水温計がちょっと上がり気味だったので今日ラジエーターを覗いてみるとやはり水が減っていたので足しておく。ついでにエアーフィルターもコンプレッサーで吹いておく。
 去年何故だかラジエーターが故障して取り換えたばかりなので注意している。当分トラクターの購入予定はない。使いやすくて気に入っているのだ。



 泉3も2ハウスはひっくり返した。モグラさえ来ていなければ草取りだけなので早く終わる。
 浜畑用に珪鉄を33袋買ってきた。これを投入してロータリーをかけて堆肥入れだ。今年はかなり順調に進んでいる。来週の注文は何故だか微増だった。これから農産物市況はどう動くのか。今馬鹿みたいに高いのが馬鈴薯だ。10k3000円を超えてるらしい。大丈夫かな。玉ねぎは新玉ねぎがたいした相場ではないしおそらくこれからどんどん出てくるだろうからひょっとしたら暴落するかも。恐ろしい。
 
 そういえば関東近辺の野菜が風評被害で大変だという話があるのだが、こんなときこそヨーカドーやイオンは産地応援セールをぜひやっていただきたい。野菜が高騰するとすぐに規格外野菜とか産地協力でとかいって安売りするのだから今回は風評被害にあっている産地の品物を相場より高く買って安く売ってもらいたい。
 だいたい平時の販売単価が高いから安売りといってもたかが知れているし、マスコミに取り上げてもらおうと高騰時にセールをやっているだけなのだ。
 でももっと驚くのはテレビのニュースでセールが取り上げられたりすることだ。報道することじゃないでしょう。マッタク。スポンサーかもしれないが報道と買い物情報は一線を画してもらいたい。
 野菜が暴落すると畑ですきこんでるシーン、高騰すると店頭で消費者が野菜が高いのでもやしとか買ってますとかいうシーン。ばかばかしい。
 最近特によく見るのがとにかく何でも安いのがありがたいですよねとか言っているお客さんの映像。今の世の中そんなに不当に高いものはないだろうに。野菜、肉、魚とか高いと言ってお菓子とかジュースをたくさん買っていく人とかいて、主食をもっと充実させないと毎日楽しくないだろうに。

 何でも安いのがいいという人は例えばあなたの給料も会社側からみればもっと安くしたいだろうし、国からみれば支払う年金も減らしたいし健康保険の負担も軽くしたいだろう。何でも適正な価格というものがあって安ければいいとかばっかり言ってるといつのまにやら気に入っていた商品が消えていったりするのだ。

 僕はちょっと高くてもおいしい野菜が食べたい。うちは農家だがにらを作っているだけなのでそれ以外の野菜は全部買っているのだ。一般の消費者と何ら変わりはない。だが安ければいいとか全然思わない。ただただおいしいものが食べたい。紙のような味のキャベツなんかは嫌だ。どうせそんなたくさん食えないのだからおいしいのがいい。当りのあるししとうとか風味のない葱とかも駄目だ。

 きちんとコストを負担して、いいものにはそれなりの金を払うという風潮にしなければ誰もおいしく作ろうという気にはならない。人間の生活には評価が重要なのだ。高い安いだけの評価では味の追求には至らない。もっとこだわるべきなのだ。
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