政府、敵のレーダーや通信を無力化する
「電子攻撃機」を開発する方針を固める
電子攻撃機の開発は、防衛計画の大綱に掲げられた
「日本へ)侵攻を企図する相手方のレーダーや通信等の
無力化」を可能にする態勢の強化を本格化させるもの
具体的には、航自の輸送機「C2」と海自の哨戒機
「P1」に電波妨害装置を搭載した型を開発する方向だ
「P1」に電波妨害装置を搭載した型を開発する方向だ
C2を基にした機種は2027年度の導入を目指している
P1については開発スケジュールを含めて検討する
P1は操縦の制御に、妨害電波の影響を受けない
光ファイバーを使用しており 電気信号を使う他の
航空機に比べ、電子攻撃機として高能力が期待される。
航空機に比べ、電子攻撃機として高能力が期待される。
開発に乗り出す背景には、中国軍やロシア軍の
電子戦能力の急速な向上がある。
ロシアがウクライナ南部クリミアを併合した際、
ロ軍の電子攻撃によってウクライナ軍の通信や、
電子制御されている砲弾の信管などが機能不全に
陥ったとされる。
中国軍も軍事拠点化を進めるスプラトリー諸島に
電波妨害装置を設置している。併せて電波情報の
収集活動も強化する方針/Yomiuriより一部抜粋
非常に興味深い記事です
EC-1でおまっ!
電子戦機は大別して 電子妨害機とSEAD機
そして電子偵察や訓練等をおこなう機体に
分類できますが 日本はこれまで電子偵察用の
EP-3 YS-11EA 電子戦訓練機のEC-1等を
保有しているだけでした
そこに大型の電子妨害機が加わるというのは
大きな意味があります
もっともこうした装備は電子装備研究所において
電磁波の妨害・欺瞞に関する研究が進められています
こうした研究の発展型が搭載されるものと思われます
では次にECMについて少し見てみましょう
もっともこうした装備は電子装備研究所において
電磁波の妨害・欺瞞に関する研究が進められています
こうした研究の発展型が搭載されるものと思われます
では次にECMについて少し見てみましょう
ジャミングの具体例
電子攻撃(EA / ECM)は複雑な装置などを用いて
行われる電磁気的な妨害手法です
具体的な例で見て行きましょう
図は上の黒い円がジャミング無しの状態で
下はスポットジャミングのノイズで真っ白く
なって 何も映らなくなっているパターンです
スポットジャミングはご覧のように強力なんですが
特定の波長に対して 全力攻撃をかけているので
発信側が frequency-agile radarでレーダーの
動作周波数を素早くシフトしてしまうと効果がありません
スィープジャミングは複数の周波数に対して
すばやく効果的に妨害する方式です
これらはジャミング方式のほんの一部で
利用される波長域も赤外線域など多種にわたります
こんな風にして 相手側のレーダーに目潰しを
していくわけです
利用される波長域も赤外線域など多種にわたります
こんな風にして 相手側のレーダーに目潰しを
していくわけです
考え方としては ラジオなどの送受信ではいかに
ノイズを減らしてクリアな音や情報を搬送するかが
問題ですが電子攻撃では 逆にいかに向けられた
レーダー波にノイズを加えて相手が受け取り難く
するかという相反する内容になっているわけです
するかという相反する内容になっているわけです
そしてこうした能力を付加した大型航空機を
日本で作ることになったわけです
大型というところが重要だ
ここで重要になってくるのが 今回の候補機が
C-2とP-1という点です
どっちもカワサキの機体なんですが
実は大型の電子攻撃機というのは米空軍も
米海軍も新しいものはもっていません
米海軍も新しいものはもっていません
米空軍には大型の電子戦機EC-130Hというのが
あるんですが もう更新の時期に入っています
EB-52SOJという超大型機は開発中止になりました
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