魚を演じるのではない。
もうすでに魚になっている。
脳は魚、身体は魚。
空気という水の中で私という魚が泳いでいる。
もう魚であるため魚がなんたるかをも考えて生きていない。
人間に人間になってみろと言っているようなものだ。
魚、自分の中の魚が自分になって口を開けながら回遊している。
口を開け水とともに酸素を飲み込み、わき腹から息を吐き出す。
人間には到底できない魚の踊りが魚にはできる。
ダンスは演じることではない。
意味不明、言語化不能、未知の無理難題、不可能、そこにダンサーは立ち会う。
魚になる意味なんてない。
自分に突きつけられた無理難題、不可能に反応すること。
そこから未知の身体、ダンスが立ち上がると思っている。
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