こんにちは。
心を育てるコーチングの黒川彩音です。\
自分を変えないと達成できないゴールが、コーチングでのゴール設定です。
このゴール設定を行うと、現在の必要性が大きく変わります。見えなかったものが見えるようになったり、聞こえなかった音が聞こえるようになるなど、さまざまな変化が起こります。
もし変化が起きない場合、そのゴールは現状の内側に設定されている可能性があります。
例えば、今勤めている会社の社長になることは、現状の最適化にすぎません。その場合、競合企業の社長になることは、現状の外側にあるゴールです。つまり、そのゴールを達成するためには、まず会社を辞めるというアクションが必要になります。そして、競合企業にいた人を採用する際にも、新たなアクションが必要です。
このように、現状では考えられないことを考える必要が出てきます。つまり、今の自分の考え方や価値観を変えない限り、達成できないゴールです。
では、どうしてこのゴール設定が現状を変えるゴール設定なのかというと、私たちの現状維持機能であるホメオスタシス(恒常性維持機能)が関係しています。
たとえば、暑い日には汗をかいて体を冷やしたり、運動や走るといった活動を行うと呼吸が速くなったりします。逆に、休息時には呼吸がゆっくりとなります。これらはすべて、身体が外の環境や体内の状態の変化に合わせて、最適な状態を維持するための物理的な仕組みです。
私たちヒトは進化の過程で、この仕組みが、物理だけではなく、頭の中の情報空間まで、広がっていきました。
物理空間(外の世界)👩🏻
情報空間(頭の中の世界)🧠
物理空間と情報空間の違いを分かりやすい例えで説明するとしたら。
鏡を見る vs 自分の顔を想像する
物理空間(外の世界)👩🏻
鏡を見て自分の顔を直接確認すること。実際に見える世界。
情報空間(頭の中の世界)🧠
鏡を見なくても、自分の顔を頭の中で想像すること。見えないけれど記憶やイメージで感じる世界。
2.外で走る vs 走る自分をイメージする
物理空間(外の世界)👩🏻
実際に外を走って体を動かすこと。風を感じたり、地面を踏んだりする現実の体験。
情報空間(頭の中の世界)🧠
頭の中で「走っている自分」を想像すること。実際には動いていないけれど、イメージの中では体を動かしている。
3.部屋を片付ける vs 頭の中で片付けの順番を考える
物理空間(外の世界)👩🏻
実際に部屋の物を動かして片付ける行動。
情報空間(頭の中の世界)🧠
「まずここから片付けよう」と頭の中で手順を考えること。実際には手を動かしていないけれど、計画は頭の中で進んでいる。
4.友達と話す vs 何を話すか頭の中で考える
物理空間(外の世界)👩🏻
友達と直接話して声を出して会話をすること。
情報空間(頭の中の世界)🧠
話す前に「何を言おうかな?」と頭の中で考えること。実際には言葉を発していないけれど、心の中では会話を準備している。
5.写真を撮る vs 写真の構図をイメージする
物理空間(外の世界)👩🏻
実際にカメラを使って風景や人を撮影すること。
情報空間(頭の中の世界)🧠
撮る前に「こういう構図がいいな」と頭の中で写真のイメージを思い浮かべること。
これらの例は、「現実に見たり触れたりできるもの」と「頭の中で考えたりイメージしたりするもの」です。
私たちヒトは、物理空間と情報空間のどちらにリアリティを感じるかというと、実は情報空間なんです。つまり、私たち人間は目の前の現実よりも、頭の中で考えていることにリアリティ(臨場感)を感じるようになっています。
ホラー映画もそうですよね。あれは映画だとわかっていて、周りには監督やカメラマンなどのスタッフがたくさんいて、ゾンビも偽物で、わざとボロボロの服を着ていると知っているのに、それでも怖く感じてしまいますよね。それは、情報空間(頭の中)で、現実ではないものにリアリティを感じている表れですよね。
そして、この情報空間でのリアリティが、私たちの行動や感情に大きな影響を与えています。たとえば、未来の自分を想像して「こんなふうに理想の生活をしている自分になりたい」と思うことも、情報空間(頭の中)でのリアリティが鍵となります。このリアリティが強ければ強いほど、そのゴールを実現するための行動が引き出されやすくなります。
つまり、現状を変えるためには、情報空間(頭の中)を味方につけることなんです。
現状を維持しようとするホメオスタシスは、情報空間(頭の中)でも同じように働きます。つまり、頭の中で「今の自分で十分」「これ以上は難しい」と感じていると、現状を維持しようとするホメオスタシスが行動にブレーキをかけてしまいます。だから、最初は一歩踏み出して行動してみても、結局行動できずに、何か他のことを考えてしまったりする経験はありませんか?私はこの経験をたくさんしてきました。
しかし、情報空間(頭の中)で新しいゴールに臨場感を持つことで、ホメオスタシスを「新しい状態(新しいゴール)」に向かわせることができます。そのための具体的な方法がビジュアライゼーション(視覚化)です。
ゴールを達成した自分を詳細にイメージします。例えば、「新しい仕事で成功している自分」や「健康的な体を手に入れた自分」などを、リアルに頭の中で描きます。このとき、感情レベルでそのリアリティを感じてください。すると、嬉しい、楽しい、誇らしい、清々しいといった感情が湧き上がってくるはずです。
目標達成や自己実現のために「ビジュアライゼーション(視覚化)」を効果的な手法です。ビジュアライゼーションは、単なるイメージトレーニングではありません。具体的なイメージと感情の結びつけます。
☀️ビジュアライゼーションの具体的なステップ
明確な目標設定
まず、達成したい具体的な目標を明確に定めます。この目標は、現状を超える挑戦的なものであることです。例えば、「新しい職種への転職」や「やったことのないマラソン完走」など、具体的で測定可能な目標を設定します。
2.目標達成後の自分を詳細にイメージ
次に、その目標を”達成した後の自分の姿”を、できるだけ詳細に頭の中で鮮明に描きます。
・視覚的要素:達成後の自分の外見や周囲の環境を具体的に想像します。
・感情的要素:達成時に感じる喜びや達成感などの感情をリアルに感じ取ります。
・身体的感覚:達成時の体の感覚やエネルギーの高まりを意識します。
これらの要素を組み合わせることで、目標達成後の自分を臨場感を持って体験することができます。
3.日々の実践とフィードバック
ビジュアライゼーションは一度行うだけではありません。日々の習慣として取り入れることが大切です。毎日数分間、目標達成後の自分とそのプロセスをイメージしていきます。また、実際の行動とビジュアライゼーションとのギャップを定期的に見直して修正します。
ビジュアライゼーションは、情報空間(頭の中)をうまく活用するための効果的な手法です。
☀️情報空間で未来を変える
情報空間(頭の中)を使って、理想の未来をデザインします。そうすることで、物理空間(目の前の世界)にそれが現れ始めます。
ゴール設定において最も重要なのは、「今の自分がそのゴールを達成するのは難しい」と感じることです。これはネガティブな意味ではなく、成長の必要性を意味しています。つまり成長できるチャンスです。
情報空間(頭の中)で、ゴールを達成するために必要な新しい価値観や行動を取り入れない限り、そのゴールは達成できません。しかし、情報空間(頭の中)にリアリティを持たせることで、ホメオスタシス(現状維持機能)がその状態を「現状」と認識するようになります。すると、ホメオスタシスが自動的にその状態を維持しようと働いて、ゴールに向かうための行動や言動が自然と引き出されるようになります。
私たちがゴールを設定するとき、それが現状の内側か外側かを判断するために、ぜひこの情報空間を試してみてください。コーチに、今の自分が設定しているゴールが現状の内側なのか、それとも外側に設定できているのかを確認してもらいましょう。
どれだけ情報空間(頭の中)でリアルに未来を感じられるかが、現実を変える大きな鍵になるのです✨🌱☀️
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理想の未来をデザインする✨🌱☀️
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