ミンクス室内オーケストラ

1986年に結成されました。常任指揮者に、松岡究氏を迎えモーツアルト、ベートーベンなどの古典を中心に演奏しています。

安部さんと、門脇君の演奏会

2004-06-08 17:36:04 | 音楽
昨日、文化ホールでピアノの安部可菜子さんと、チェロの門脇大樹君の演奏会がありました。安部さんは芸大大学院卒業。門脇君は芸大在学中です。二人ともコンチェルトを共演したのですが、あれからますます成長。いい演奏会でした。安部さんはベートーベンとショパンのソナタ。門脇君はバッハの無伴奏4番。
若いって、いいなー。一晩寝るとさらに成長している。 安部さんはますますきれいになって、年寄りの私は、ちょっとお祝いの電話するのがためらわれたのですが、”演奏会に来ていただきありがとうございます” とかわいらしいメールが入っていました。
門脇君によかったよー、と電話。 
あのときのチェロコンはとても楽しかったですよ。 芸大の友達にCD聞かせると、皆、オケがほんとにうまいわー、とほめてくれるんです。 またご一緒したいです、 といってくれました。
お二人のますますの成長を期待しましょう。


稲田真司さんのリサイタル

2004-06-07 09:41:06 | 団員関連の演奏会
フルートの稲田真司さんのリサイタル。 クリックしてね
6月5日に倉吉交流プラザで、行われました。
毎年好評。 
稲田さんはミンクスのメンバーとして活躍。これまでにバッハのフルートの組曲と、モーツアルトの2番の協奏曲をミンクスと共演されています。
それだけでなく、鳥取県を代表する、フルート奏者の一人として大活躍です。
秋には澤先生と、米子市の鷲見三郎顕彰事業、弦楽の響きコンサートで共演されます。皆さん聞きに行きましょう。


国民文化祭 福井の練習計画

2004-06-07 08:34:49 | 練習計画
団員の皆様へ

米子での練習
1回目 平成17年8月28日 (日)
2回目 平成17年9月17日(土)・18日(日

福井での練習
平成17年 10月30日本番
        10月 1日(土) 2日(日) 鯖江市にて練習。
        10月 28日(金)より鯖江にて 練習

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ミンクスの評価

2004-06-06 17:46:37 | ミンクスの評価 ちょっと自慢
T先生が 県立オケの構想の中で、ミンクスを次のように評価してくださり、ミンクスを手本に、または土台として、県立オケを作るべきだと、述べておられます。

県内のアマチュア・オーケストラが目指している難曲への挑戦と、仲間たちとの親睦だけに満足することなく、よりハイレベルの音楽表現を求めて他団体と共同して音楽を作りたいとする音楽表現団体(者)(県内外のアマ・オケに所属しながら)が、県内にも芽生えて来ている。その団体は、現在、オーケストラ連盟に加入しないで独自の活動を続けている「ミンクス室内オーケストラ」であり、その可能性は拡大しているのである。プロの指揮者を継続的に招聘し、更にアマの力量では補えないパートについてプロを導入し、常に一定以上のレベルを保ち続けている。既に県民の為のオーケストラとして活動し、山陰で最もレベルの高いオーケストラとしてのスタンスを得ている。その実績は次の通りである。
①米子第九合唱団の要請で、これまでモーツァルトのレクイエム、フォーレのレクイエム、ヴィヴァルディのグロリア等をミンクス室内オーケストラと共同して、ハイレベルの公演を可能にして来ている。
②鳥取オペラ協会の要請で、これまで「フィガロの結婚」「魔笛」「フィガロの結婚再
演」「ポラーノの広場」「ドン・ジョヴァンニ」等を、ミンクス室内オーケストラと共
同して公演し、よりハイレベルの上演を成功させて来ている。
  ③アザレアのまち音楽祭祝祭オーケストラとして16年のキャリアがあり、その高い演奏力は定評がある。
   この様なスタイル(県内のアマチュアと雇用契約したプロとの合体による組織)を持ったオーケストラこそが、鳥取県の音楽事情に合致したものであり、予算規模の小さい鳥取県にとって最も効率的である。



遅まきながら、前回の演奏会の案内記事

2004-06-05 12:06:02 | 音楽
日本海新聞に投稿したものです。

ミンクス室内オーケストラは、結成後すでに20年近くになります。小編成で、緻密なアンサンブルを目指し、小さなホールで細々と、演奏会を続けていましたが、近年活動が大きく変わってきました。
よりよい演奏を目指そうという姿勢が、幸い、多くの方々に認められ、すでに16年続けているアザレアの町音楽祭のオープニング演奏会、米子第九合唱団との様々な宗教曲の共演、鳥取県オペラ協会の専属オーケストラとして、モーツアルトのオペラ公演をたびたび行う、など思っても見なかった、いろいろな機会を与えていただきました。特に国民文化祭(クリックしてね)のオペラ公演では、新作の新倉健作曲、ポラーノの広場のオーケストラを担当し、モーストリークラシックという雑誌で、全国的に紹介されました。
今でこそ、当時の演奏形式である、小編成のオーケストラはむしろ古典の演奏では主流となっていますが、20年前、オーケストラといえば大編成の、迫力ある演奏が当たり前で、ミンクスが認められるようになるとは、考えても見なかったのですが、自分たちの予想以上に、聴衆の皆様の新しい時代への感覚は鋭かったと、驚かざるを得ません。

これまで、米子市における演奏会は、米子市民音楽祭参加の形をとってきましたが、このたび、久しぶりに自主公演を行うことになりました。これを機会に、初心に帰るつもりで、演奏会場を、米子コンベンションセンター小ホールに移し、小さなホールでもう一度原点である緻密なアンサンブルと、より皆さんに親しまれる音楽を目指すつもりです。メインの曲にも、ミンクスの原点である、モーツアルトの交響曲40番を取り上げました。指揮はすでにおなじみの松岡究氏です。ミンクスの最も得意とする、モーツアルト。お楽しみいただければと思います。

今回のもうひとつの注目は、地元の若手ピアニスト、星野智子さんをお迎えすることです。(星野映二先生のお嬢さんです)
星野智子さんは、米子北斗中、高等学校卒業後、桐朋学園大学においてピアノの研鑽を積まれました。1998年PTNAピアノコンペティション西日本大会第三位。同年カウベルピアノコンクールにてグランプリ受賞、という輝かしい実績を持っておられます。5歳より母でありピアノ教育者である、星野まり子氏のもとで、ピアノを始められました。

近年の、米子における、子供たちのピアノの演奏レベルの高さには、目を見張るものがありますが、彼女の世代はピアノ、バイオリンで、特に数多くの優れた演奏者を輩出しています。互いに競うように、その豊かな才能を花開かせていったのですが、その影には、星野まり子氏をはじめとする、優れたピアノ指導者の献身的な努力があったのは、言うまでもありません。こういったご努力ののおかげで、私たちの町で育っていった演奏家が数多く存在することは、米子の音楽ファンにとって、とても幸せなことです。演奏家には旬というものがあります。10代後半から、20代前半までの香りたつような演奏は、成熟した演奏以上に魅力的で、神様が与えた才能が、紛れもなく存在するのだ、ということを私たちに教えてくれます。それが私たちの町で育った演奏家であれば、感慨もひとしおです。

今回取り上げるのはベートーベンのピアノ協奏曲第2番。彼女の若さあふれる演奏で、彼がさっそうと音楽界に現れたころのこの名曲が、より活き活きと輝くことと思います。
新緑のさわやかな季節にふさわしい、若さにあふれる演奏会。どうかお楽しみいただければと思います。