こんなに、こんなに…

知り合いの家は
大人になった子ども達がみんな帰ってきて
幸せな灯りが灯っている。

ウチは…
帰って来るはずだった人が
また今回も帰って来ない。
………


いるのに
帰って来ないのと
意味が違うんだよ。


帰って来ない寂しさは
子どもをなくさないとわからない事の
一つ


こんなに
こんなに
寂しい事はないよ。

残念でした。

誰でも手を合わせてくれれば
嬉しいわけではありません。

アユがなくなった事を認めてない私は
自分でも真っ直ぐ手を合わせる事なんて出来ない。
まして
行方不明の凛に手を合わせるなんて…

だから
知り合いの人が当たり前のように
線香をあげて手を合わせていく事へも多少の抵抗があるのです。

まして
そんなに知り合いじゃなかったり
嫌いな人からなんて…
言語道断

逆に身内の様な知り合いが
「りんちゃんに！」と手土産を持ってきてくれるのは
メチャクチャ嬉しい

アユは
私と似た感覚があって
嫌いな人の理屈が似ていたりする。

ちゃんと理由があるのです。

昨年末
そんな嫌な事があったので……

多分
アユも不愉快だったに違いない。
だから…
ほら……

ご先祖様に手を合わせるように
手を合わせいって自己満足されるより
「これ、りんちゃんに…」
ってしてくれたら
よかったのに……

残念でした。

めでたくない

新年が明けたからって
何が
めでたいんだろ

「新しい年度は良い年に…」

その言葉が何度も耳について

だって
子どもをなくしたら
年が明けても
「めでたく」ないし
良い年が来る事ないし



だから
お正月って嫌いだヮ
みんなが「おめでとう」
とはしゃいでいると勘違いする人が多いから


今年も
めでたくない
いつもと同じように一日が過ぎただけの事

それだけだ。

大晦日

大晦日は珍しく姉宅
姪っ子ちゃん達が帰って来ているので一緒に紅白を見る事になりました。

およばれ
ではなく
デリバリ？

ご馳走色々作って持っていきました。


なので
ちょっと疲れた大晦日の夜

やっぱり
アユと凛と過ごせば良かった。
置いてきぼりにしてしまった…

よくなかったな
なんて
反省です。

大晦日から新年
まだまだ普通に
「おめでとう」の気持ちにはならない。

今日はくーちゃんの誕生日
もうすぐ起きます。

ケーキ作りね。