月末の日曜日
ずーっと遺族会に行っていたのに
コロナで行けなくなってだいぶ経ちます。
その間
時々悶々とした気分になるのを
自分で何とかしてきた……
この頃は行ってもいいんじゃない？と思うけど
今度は行く事に不安を感じる。
行ってもいいのかな……？と……
往復8時間の道のりもキツいしな
と……
って色々理由付けしてるけど
結局、自分の気持ちが決まらない。
昨日
飛び込んで来た子ども達を何人も受け止める事をしたら
腕がジンジンして時々目が覚める。
こんな事
若い時にはなかったのに……
歳だなぁ
と感じてしまいます。
疲れ過ぎても眠れない……
さて
5月もそろそろ終わり……
ようやく終わる
毎日 歌っていた「こいのぼり」の歌も終わり
歌いながら凛を必ず思い出して胸がいたかったから
少し力が抜けます。
6月は「かえるの歌」か？
「雨」？台風？
季節が通り過ぎるのは「早い」と感じます。
お祭り見終わって
昨日、お墓参り
本当は今日の事だけど
一日早目に……
お祭りで賑わっているうちに
アユと凛へ……
11年前を思い出す。
「絆」とか
「がんばろ東北」とか言いながら
普通にお祭りがあった。
普通だったよ…たしか
そんな中
たぶんボロボロの顔になってた。
くーちゃんが
「お祭りのお店に行きたい」
というので
太鼓を叩く事ができなかったから
せめて露店で何か買って上げようと連れて行ったと思う。
そして22日
女川の火葬場へ持って行く物の準備をしたりして……
早朝女川へ向かう
毎年呟くけど
今年も呟きたい
悲しいよアユ
アユの
大切なアユの身体がなくなってしまった日
悲しいよ
何より悲しい
今年も……悲しい
会いたい
お祭りの日はちょっとテンションが上がる。
楽しいから……
悲しいから……
ちょっと変なテンションになる。
楽しいのに
悲しいから……
仕事はお休みにして
仲良しの友達とお祭りに繰り出して
お姉さんの行列を見て
あちこちお店見て周りました。
楽しかった
アユと凛がどこかにいるかと
見回してしまう。
あの日のお祭りを思い出してしまう。
あの日は
酷い顔していたんだろうな…私
当たり前だけど……
娘の火葬の前の日にお祭りに行く人なんて
いないだろうし……
みんな呑気に思える。
色々大変な人達もいるんだろうけど……
酒田はコロナ禍で中止が続いたお祭りが
3年ぶりに行われる。
中心部には久しぶりに出店が出て山車行列が練り歩く
子ども達も楽しみにしていて
お祭りが出来て良かった
と思う反面
アユの火葬の日を思い出す。
あの時の祭りの日も涙が流れた。
お祭りが終わるとアユの火葬の日
なんの事か意味がわからなかった。
アユが火葬されるなんて……
アユと凛は二度と酒田に帰って来ないし
お祭りを一緒に歩く事もない
そう思うだけでまた涙が出そう……
アユと凛は元気だったんだよ。
なくなるはずなかったのに
あの津波が……
アユと凛はずっとここにいる
お祭りも一緒に……
そう思う
楽しいお祭りのはずなのに
何だかやっぱり悲しいよ……
