アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

哀しい

2012年08月30日 | アユと凛のこと
ずーとずーと苦しくてしかたない
青空の向こうにアユと凛が見えるんだもの
耳の奥にアユの声や凛の笑い声が聞こえるんだもの
でも現実じゃない
現実じゃないんでしょ?

いつでもいつでも想ってしまう
アユと凛は笑っていても私は哀しい
ずっと哀しい
笑っていても元気そうでも
いつでも哀しい

そういえば友達が言っていた
「笑いと哀しみは共存できる」って
笑顔と哀しみは別々のものだと思っていたけど
哀しくても笑えるんだよね

気持ちの切り替えもうまくなったと思う
でも時々すごく疲れて壊れる時があるけど
そのタイミングは自分でも計れません

アユと凛さえいてくれたら・・・
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

防災教育

2012年08月29日 | アユと凛のこと
防災 防災とやたらとうるさくなったと思う
日本は過去にも大きい地震は何度も起こって
そのたびに犠牲者がいたにも関わらず
東日本大震災の前には
それほど地震や津波の防災が強化されてはいなかったと思う

だから知らない人がいっぱいいた。
そして犠牲になった。
アユも凛も

もっと知識があったら
地元の人達ももっと伝えていたら
あんな場所に社宅は建たなかったろうに
他所から来た若い夫婦が
地元の人達でさえウル覚えの昔の言い伝えを
知っているとは到底思えないし
地元の知り合いさえいたかどうだかわからない。

防災知識やら
防災教育やら
いざと言う時のための防災やら

アユと凛が踏み台になってるとしか感じない
「あんな風にならないために」とでも言われている様で
嫌な感じ

ずっと前からそんな教育されてきたんならいいけど
取って付けた様な津波想定の訓練とか
津波避難のDVDとか
大事なのはもちろんわかります
だから
もっと前に教育しといて下さい
それで何とかなった人だっていたかもしれないのに
アユと凛だって助かったかもしれないのに


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

泣いてませんように

2012年08月26日 | アユと凛のこと
アユの写真を見ると
「きっとどこかにいるはず」と思ってしまう
こんな図々しくてでかい態度の小娘が消えてなくなるわけが無い
と思ってしまう


凛の出産の為に過ごした半年ほどの時間が
今やとても大事な宝物になっていて
その時に話した事や出来事が昨日の様に思い出す。
笑った事がほとんどだったけど
帰る前の日あたりから泣いた。アユが・・・
女川に帰る時も泣いた。
だから私達との別れは涙の別れだったのです。
大人になってから泣き顔のアユは多分見たことがない
でもこの時は号泣したんです。
そんな事今まで一度もなかったのに
予感の涙のようで嫌だけど
でも忘れられない。
今は泣いてませんように・・・

今も祈る事しかできない つらいなぁ


成人式の日 くーちゃんと








コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

へその緒

2012年08月25日 | アユと凛のこと
スコップ団 3DAYS
あれから1年

アユと凛のお葬式もお盆も過ぎてしまって
去年の今頃は疲れきっていました。
その頃彼らはそんな事をしてくれているなんて知りもせず

アユは5月に見つかって凛はずっと見つからないまま
娘婿のゆう君は凛の体のカケラでもいいから
見つけてあげてアユと一緒にしてあげたかった。
9月10日の凛の誕生日までに
見つけてあげたかった と言っていた。

そして女川に来てくれた
「スコップ団」

彼らの美談になってもいい
何でもいい
あんな豆粒の様な凛の へその緒
見つけてくれる人なんていない
頼める人もいない
家族じゃ見つけられない。

でもそれをしてくれたから
やっぱり感謝します。
「1年前は ありがとうございます」
もっとちゃんとした感謝の言葉は
会った時に・・・

あの後ゆう君は凛がアユとつながっていたものが見つかって
「やっと三人になれた」と泣き
私達家族は
「やっと三人になったね」と泣いた。

凛はずっと母ちゃんに抱きしめられていると思う。
凛とアユとゆう君はずっと一緒
私も凛とアユと一緒
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お隣

2012年08月24日 | 思う事
毎日暑いね
夏生まれの私は結構暑いの平気だったけど
最近の暑さひど過ぎ
これも温暖化現象かしら

うちのすぐお隣はスーパーマーケット
家から10歩ほど進むと入り口にたどり着くほどすぐ隣

あんまり暑い時は買い物がなくても
そこに入って涼む事にしている
本を立ち読みしたり
両側冷蔵のとこをウロウロする
隣の人って皆しってるから怪しまれないんだよね
でも知り合いが来たり話しかけられたくない人が来ると
コソコソ家に帰る

困ったお隣さんにならないように
気をつけなくちゃ
でも店長さんいい人で
「ゆっくりウロウロしていっていいよ」って言ってくれるんですよ
スーパーいい気持ち
図書館代わりにしてしまいそう
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする