アユ母日記

東日本大震災
平成23年3月11日
あの日から会えなくなったアユと凛へ
思いが届きますように

近所のおばあちゃん

2013年11月30日 | 思う事
近所に一人暮しのおばあちゃんがいる。
結構口やかましく時にしつこいのです
そのおばあちゃんは昔から私の母とも仲が良く
おばあちゃん云く
「あなたのお母さんにはとても面倒見てもらた」
と言っていました。
母はご近所に顔が広く慕われていたようです。

何かあるにつけ
「お母さんが守ってくれてるから感謝して
ちゃんと墓参り行けよ」
と、お節介のごとく言ってくるのです。

そのおばあちゃんは
私が娘と孫をなくした事は知らないから
母の事ばかりを言ってくるけど
私を守ってくれてるのは母もそうかもしれないけど
一番はアユと凛でしょ

って言いたいけど
面倒なので言いません。
よくおしゃべりするおばあちゃんだから
私の意図しない事を言われるのも嫌だし
知らないでいてくれてた方が付き合い易いからね。

おばあちゃん
心配ご無用!
お墓参りはしょっちゅう行くんです 私
おばあちゃんよりなくなった人に
感謝して生きているとおもいますよ。




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思い出してしまう

2013年11月27日 | アユと凛のこと
アユと凛はどうしていなくなってしまったんだろう?

千年に一度と云われる地震はなぜあのタイミングだったんだろう?

なぜそこに巻き込まれたんだろう?

死んでしまうなんて
これっぽっちも思ってなかった。
それは
アユが一番そう思ってたと思う。

明日も明後日も
来年も10年後だって
あると思ってたよ。
みんながそう思ってたよ。


夕方
雨で濡れてちょっと寒かった時
ふっと
あの日のアユと凛を想像してしまって
怖くて寒くて
怖くて 怖くて 怖くて…
でも大丈夫だと思ってた
走って逃げたけど追いつかれて
ずぶぬれになって
進めなくなったんだろうか?

家に帰りたかっただろう
助けてほしかっただろう

そう思い出したら苦しくてせつなくて
頭の中がキーンて痛くなった。



冬になると思い出してしまう。
あの日の雪
あの日の寒さ
あの時の事



少しずつ3月へのカウントダウンが始まっていきます。

あと一ヶ月で今年も終わり
2013年が終わるよ アユ


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探し物

2013年11月25日 | アユと凛のこと
アユの携帯電話はどこにいってしまったんだろう?
どこかの海の底?
ガレキに混じってゴミにされてしまってたら
絶対許せない!
そうなってても見つけ出す事はできないのですけどね。

たくさんの友達がメールを入れてくれたらしい
もちろん私も
何回も何十回もメールをした。

アユには届かないまま

アユの携帯電話はどこにあるんだろう?
女川の土の下?

凛と一緒にどこかに迷いこんだのかな?
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友達の喪中ハガキ

2013年11月25日 | 思う事
今日喪中ハガキが届きました。
差し出し人は長野の方
くーちゃんが小さい時ご近所に住んでいて
子育てのお友達でした。

旦那さんがなくなったからと書いてありました。
41歳

病気かな?
事故かな?
理由はわかりませんが…
大変だったろうな…
悲しかったろうな…

かける言葉はみつかりませんでした。

ただ時間が過ぎていく
優しく過ぎていく場合と
残酷に過ぎていく場合があると思うけど
ただ身を任せて時間を過ごす事も大事な時があると思います。


二人の娘さんは
父の事も
母の事も
どちらもずっと思って見ていてくれると思いますよ。

優しく時間が過ぎていってくれたらいいな
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つむぎの会

2013年11月24日 | つむぎの会
今日はつむぎの会があって石巻へ
途中いつも立寄る最上のヤナ茶屋のローソンと
岩出山の伊達な道の駅


この辺に来るといろいろ思い出して
毎回泣けてしまいます。
あの日
こっから引き返して帰って来ればよかったのに…
酒田の行き帰りはきっと立ち寄っただろう場所

そんな事を思いながら
ファンキーモンキーベイビーズのCDを聞いていました。

「大切」
あなたが笑ってて あなたの声がして
普通に日が暮れて また明日ねって手を振る
ありふれて見えても あたりまえなんかじゃない
あなたといる日々が なににも代えられない
大切 大切 大切


なにげない日々に幸せを与えてくれてありがとう
あなたと過ごす変わらないこの時が かけがえのないもの


そんな歌詞を繰り返しながら運転でした。

石巻では
「がんばろう 石巻」
の所には行った事がなかったので
今回ちょっと立ち寄ってみました。



アユと凛はここにはいないだろうけど
一応、献花 合掌してきましたよ。

一人で行く 石巻は考える事も思う事も思い出す事もたくさんあって
やっぱりまだ苦しいです。
大丈夫と思っても大丈夫じゃない。
なかなか
自分でも自分の気持ちが図れないのです。

つむぎの会のみんなは変わらず
私も変わらず です。
自分が変わったら子供達がわからなくなるとかわいそうだものね。

同じ位の歳の子を見ると辛い
なぜウチの子だけ…とやっぱり思う。
そんな こんな話しで時間はあっという間に
過ぎてしまいました。

来月
つむぎの会に通って2年
自分の気が済むまで通おうと思っていた。
いつ気が済む日がくるのかな?

4時間の道のり
アユと凛だけを考える大事な時間です。



コメント (2)
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