犬と猫

春のお天気やっとやってきました
4月29日は愛犬ベッキーの三才の誕生日
そして愛猫ぽぽちゃんの二歳の誕生日
同じ誕生日の彼女達

ベッキーは鍵っ子のくーちゃんが欲しくて買った犬
自分をくーちゃんの姉だと思っていると思う
猫は母猫ニーナと子供猫のぽぽちゃんがいる
息子のタカが連れて来て家でぽぽが生まれた

猫を飼った事がない我が家に猫がやって来た時は大騒ぎの家族会議
結局 生きたものを捨てれなくて飼いはじめたけれど
これがまたかわいくて仕方ない
ニーナは呼べば必ず返事をしてやって来る
ぽぽの面倒も良くみるいいママ猫
一人でトイレに入るのが嫌なくーちゃんにいつも付き合ってくれるらしい

ぽぽちゃんは家で生まれて家から出た事がない箱入り娘だからお嬢さんぽく人見知りで怖がり屋
ベッキーとも仲良し

そんな彼女達が傷ついた私達家族にどれほど優しかったか
涙止められない時あったかいものが側にいるだけで癒されるものですね
どよ～んとした空気の中何となく笑わせてくれたりして

何の言葉も聞きたくない時があって
そんな時 人って相手も自分も苦しいもんだけど彼女達は優しかった
ますます大事に思いました

夢

夢でもいいから会いたい
ずっとそう思っている
でも夢さえ見ない

一年前の今頃
一度だけ夢にアユが出てきた

泣いていた
凛がいない
「おっ母助けて凛を探して」

あれからアユは凛に会えたかな？

会えたねきっと
だから私に助けを求めない
だから夢にもでない
そう思う

石巻では幽霊がたくさん出ると言う
噂があるらしい
女川町でもそんな話しがあったら
すぐに駆けつけて
幽霊でもいいから
会いに行く
一目でもいいから


会いたい

アポなし

お墓参りに行こうとしたら
玄関のチャイムが・・・
立っていたのは岩手のゆう君父母
「ごめん　来ちゃった　留守でもいいやと思ったら、よかったあ」
岩手から月命日だから　と
家を６時に出て酒田に来ちゃいましたアポなし

笑ってしまいました。

ありがたいご両親です。
すでにお墓参りは済んでしまったと言うので
家でお茶のみ話しをして、ご飯を食べに行きました。

ゆう君のご両親の事は私達家族も大好き
月命日で来てくれるなんてありがたいです。
ちょっとびっくりしましたけど

わざわざありがとうございます。
またお会いする日を楽しみにしています。

帰った後にお墓参りにいきました。

ゆう君のお母さんが作ってくれました。
アユの着物のきれはしで作った巾着
中にはこんなものが

うさぎの中にはアユの小さな骨が入っています。
お地蔵さんと一緒だから安心してね

記憶

知り合いに我が子を亡くされた方が何人かいます。
事故だったり自死だったり
皆さん辛い思いで何年経っても苦しいとおっしゃる。
そしてその当時の記憶があいまいだと言う。

私はというと震災当時の記憶が嫌なほど頭に焼きついていて
よく覚えている。
案外冷静（ではないけど）だったのかな？と
自分分析していたのですが・・・
最近気づいた
その他の記憶がない
仕事だったり学校の役員の事だったり
末娘の去年の記憶もない
どうやって学校に送り出したんだっけ？
去年やった仕事？
学校のＰＴＡ総会で司会進行した記憶
よくよく考えると何となくうっすら思い出すけど
鮮明じゃない

必死だったからなあ　気持ちは女川にしかなかったからなあ
気をつけよう　　更年期差し掛かりだから
このままボケたりして・・・
ボケたフリだったり？
たまにそれもいいかも～

歳とったら「アユよろしくね」が
看護師のアユに私の口癖だったけど・・・
「自分でなんとかしなよ」と言われていたから
もう少し何とかするよ
これ以上頑張ることはできないけど　何とかするよ

今日は１３ヶ月目の日だからこれからお墓参り　いってきます。

女川のイルミネーションをバックに　Ｈ２２年年末

いつか会える日が来るならば

楽しかった後は虚しさとせつなさと寂しさがやって来る。
今日はまさにそんな感じ。

今日は何かにつけ涙

誰でも楽しかった後は虚しかったり、寂しかったりするもんだけど
アユと凜が居なくなってからその波が大きくなった気がする。
何もしてない時、普通涙　出ないもんね大人だから。
でもいっぱい出る。

時々フッとアユが話し掛けてくれてる気がする。
台所は女二人のおしゃべりの場だったし二人でよく笑った。
どっちが偉い訳でもない
親子と言うより友達
アユはよく「一番の親友」と
言ってくれた。

もっと女川に返さないで家に置いておけばよかった。
帰り際にアユと凛が引いた風邪がもっと悪くなればよかった。
そしたら３月は酒田にいたのかもしれないのに

後悔ばかり
あきらめられる日が来ることはない

子どもが小さい時はゆっくり時間が過ぎればいいと思ったけど
今は人生早回しで過ぎていけばいいと思う
いつか会える日が来るならば