酷暑の中国、武漢で開催された男女の東アジアカップが昨日で終了しました
欧州の開幕前という事もあり、男女とも海外組は不参加、国内の若手主体のメンバー構成で、本大会に臨みました
日本代表だけでなく、他の国もほぼ同じ条件なので、まさに国内リーグの能力を測る、絶好の機会となりました
特に男子は、ACLで苦戦するJリーグの選手が、東アジアの中でどれだけの力を発揮できるかがポイントです
まずは、なでしこから
写真は、最終戦の中国戦スタメン
結果は、1勝2敗
W杯の準優勝メンバーのうち、スタメンクラスはゼロ
佐々木監督は、3試合を若手選手発掘の場として、割り切った采配だった様に思います
その証拠に、1戦目、2戦目と勝敗に直結し兼ねないミスを犯した京川選手を、3試合共右サイドバックで試した事からも明らかです
京川選手も、1戦目よりは2戦目2戦目よりは3戦目と、試合を追う毎に輝きを増していた様な印象でした
できれば、私の大好きなダニエウ・アウベスの様に、超攻撃的なサイドバックに育ってもらいたいですね
試合全体を通しては、若手主体の急造チームという事を割り引いても、気になったのは、ビルドアップの際のパスの乱れです
特に、ダイレクトで叩いてスピードアップを狙うパスのミスが多く、ボール廻しのリズムが作れなかった印象がありました
なでしこの特徴のパス廻しがこれだと、戦い方は難しくなりますね
ココが、W杯のスタメンメンバーとの差だと思います
続いて男子
写真は、最終戦の中国戦スタメン
結果は2分1敗と、1勝もできずに終了
実は個人的には、Jリーグで好調な若手選手で構成されたメンバー選考だったので、かなり期待していました
なので、大変ガッカリな結果でした
特にFW陣
セカンドステージに入って好調な名古屋のFWの2人
川又選手と永井選手は、全く良い所無しでした
2人共、初戦の北朝鮮戦での決定機の逸機が響いた様です
ミスは共通しており、それはズバリ雑なファーストタッチ
フリーで打てるタイミングを逃す大チョンボ
今大会は、全て同じスタジアムで試合が開催されたので、試合前の練習が試合会場でできない為か、男女共トラップミスが散見されていましたが、ゴール前でフォワードが、シュート前のタッチをミスしていたら得点なんか取れる訳がありません
結果的に、前半の2人の逸機が、後半の北朝鮮の逆転劇を演出したと言っても過言ではありません
永井選手は、3試合を通じてスタメン起用された事から見ても、ハリルホジッチ監督の期待の高さが伺えますが、女子の京川選手に比べ、パフォーマンスの向上は見らませんでした
また、永井選手自身のポジショニングが悪いのか、自分のスピードを生かしたスペースを作って、ボールを引き出す動きもできてなかった様に感じます
川又選手は、楔の受け手に入っても、ワンタッチで落とす事に始終していた為、ターンして仕掛けるやシュートを狙うという1番最初にフォワードとして選択すべきプレーをしていなかったので、相手ディフェンダーは怖さを感じなかったのでは無かったのでしょうか
監督の要求もあったのかも知れませんが、○○の一つ覚えの様なプレーでは、代表レベルとは言えないと思います
この2人を槍玉に挙げましたが、交代で入った浅野選手もファーストタッチが荒く逸機が目立ちましたし、興梠選手もタッチは良いのですが、続いての動き出しのタイミングが周りの選手と合っていない為か、シュートが撃てない状況でした
最後は宇佐美選手
最近は、海外組を含むA代表でもスタメンクラスの選手なので、今大会では圧倒的な違いを見せられる選手と期待していましたが・・・
コンディションの問題なのか、良いプレーは殆ど出ませんでした
特に、後半は体力の問題なのか消えてしまいます
まだまだ、波の大きな選手ですね
この波の大きさで、安定したプレーができなかった事が、海外で失敗した要因だと理解していないのでしょうか
安定したプレーヤーとして自立するギリギリの年齢になっています
日本のメッシ、クリロナになってもらう為には、今シーズン、何としてもJリーグで得点王になって一皮剥けてもらうしかないですね
反対に、大変良いなと思ったのは、武藤選手と韓国戦の後半の倉田選手
共に、豊富な運動量から、至る所に顔を出して、特に、ボールを奪われてからの攻守の切替の早さにその能力を発揮できていました
やはり、代表選手と言えど、走れないとダメですね
こうして、男女共、期待はずれな結果に終わった代表チーム
選手たちは、言われなくても悔しかったはずです
この悔しさを、国内のリーグ戦でぶつけて貰い、気持ちの入ったプレーをする事が、国内リーグを活性化させ、レベルアップに繋がって行くと思います
真夏のJリーグ&なでしこリーグ
熱い戦いを期待しましょう
女子は「若手の育成」「新戦力の発掘」というのを前面に出したのに対して、男子は結果重視なのか新戦力の発掘なのかハッキリしない感じでしたね。
あの強行スケジュールや主力選手がいない中、どこまで本気で大会に臨んだのかが???でした。
ハリル監督の愚痴も解らないではないですが…
日本人選手の決定力のなさを本当に理解しているのかが心配です。
多分、フィジカルや体脂肪の問題だけではないはずです。(笑)
又、ハリル監督が、協会やクラブ側との連携が上手く行ってなさそうで心配です。(^_^;)
仰る通りです!
男子については、本大会への意義が不明確だったと思います(-_-;
協会がもう少し監督とコミュニケーションして、大会の位置づけに関して助言すべきでしたね(ノ_-;)
あるコラムでは、本大会にU-22で臨んで、そこにハリル監督が見てみたい選手をオーバーエージで呼べば、オリンピック世代の腕試しにもなり、一挙両得だったのではと記載されていましたw(゜o゜)w
なるほど、その手があったかと妙に納得しました(笑)