わたくしが社長様の会社に入社した経緯…あまり書いてこなかったなぁと思い付きましたので、改めて触れながらその経緯から感じたところを書いていこうと思います。
「女性集団をまとめる事が出来れば、リーダーとしての資質あり」
な~んてことを聞いたりもしますが、そんな理想的リーダーの反面教師たる社長様の真骨頂を表しているお話しです。
社長様、初めてお勤めになられた会社では営業職をバリバリとこなしておりました。
(本人は自信満々そのつもり…)
全くもって仕事が理解出来ない所…
それでいて意味もなく偉ぶる態度…
等々により、同僚や部下からはスッカリと愛想を尽かされておりました。
まぁその結果、逆切れ退職なされたのであります。
(こんな奴らと一緒に働いてやるかっ!…と、推察出来る逸話と言うか他人の批判をウンザリするほど沢山聞かされました…
で、ご自身はどんだけ?)
その後、都内に本社がございました基板メーカーの工場長として、この地に降臨なされた訳でありました。
しかし、工場長(社長様)がご立派だったこともあり、案の定 同業他社の後塵を拝して傾き始めますが、社長様ご自身は、
「オレにゃ責任ないぜ、経営者達が好き勝手やってるせいだろ!」
と、言い訳しつつ さっさと見切って又々逆切れ退社なされ、今度は会社を起業なされました。
(まぁ美味しい仕事だけを掠め取り起業された訳で、その辺の節操の無さは流石でございます。)
しかし何よりも…
経営陣達が妾を会社に置いているのが相当悔しく…
妬ましかったと云うのが本音みたいなんですよね~
まぁすこぶるイケメンで性格も良く話す内容には知性が溢れ…恐らくは生涯女性達からモテモテだろうな~と、誰にでも推察可能な社長様なんでね…
(なぁ~んて評価を誰からも聞いたことはない)
兎角 他人の悪態ばかり口にする人間というのは、その心根の汚さが面相に現れますね。
歳を取るとそれなりのお顔になられてしまうケースが多いように思います。
他人の悪態ばかり考えていてはいけませんね、ネガティブシンキングの最たるものではないでしょうか?
さて~特に男性従業員からの人望がとても高い社長様ですから、起業するに際してもついて来る人間なんぞ1人も居りません。
てな訳で、女性4名を新たに雇い入れて事業をお始めになられたのでございました。
(何も知らない素人女性ならば、社長様に楯突くこともなく、大人しく従うであろう…との浅はかで見え透いた魂胆であります。)
さてここで…今回のタイトル
「怪獣育成のコツ」
についての説明。
わたくしの製造業での経験の中で何度かお目にかかりました、
「自身の立場の維持確保」
を最優先事項となさり、その為には納期品質を省みず手段も選ばない、
『自己中で無能なベテラン社員』
のことを「怪獣」と心の中で呼び…
あまり相手にせずにやって参りました。
しかし…その「怪獣」達が出現してしまう理由、いかに本人にその資質があろうとも、結局は経営者や上司によって自己中の才能が開花し「怪獣」へと成長してしまったのだと気が付きました。
(昔、汚い海からへドラと云う怪獣が誕生したように…)
そのような見方をしてみますと「怪獣」の育成が得意な人間の姿も見えてきたのでございます。
さてちょいと社長様の話からは脱線ですが、今回はわたくしが相まみえました「怪獣」のご紹介です。
初めて闘った怪獣は、社長様にお世話になる前の会社「E社」にて、部署のトップに君臨していたベテラン社員のK女史でした。
(このE社には沢山の怪獣が在籍しており、さながら怪獣博物館と言ったところでございました。)
このK女史のやり口は、客先からの注文書を全て自分の手元にしまい込み、作業員達にお伺いを立てさせて仕事を分配していたのです。
従って作業員は、K女史に頭を下げないことには仕事にありつけません。
気に入らない作業員には嫌な仕事(難しい・特急品)を押し付け
気に入った作業員とは無駄話をしながら楽しく作業する…
と、好き勝手やっておりました。
こんな案配ですから当たり前のように、
納期は守れず…
不良品は多く…
客先の課長様からは、ハッキリ癌細胞だと断定出来るこのK女史に対する
「排除命令」
すら出されておりました。
なんでクビにならぬのか?
それは、この部署に立ち上げ当初より存在し(有能な人間達は排除…)、会長様の覚え目出度くご寵愛を受けていたからでありました。
社員2~3名
パート従業員10名
が属し、
月の売上金額が200万円。
本来であれば最低300万円の売上がなければ見合わぬ部署なので、毎月△100万円でございます。
(この部署は、客先からの支給品を組み立てるのみの作業だったので、購入費が掛かりません。)
わたくしの直前に投入された、自称生産管理のベテランマン(カッコ悪いッス)も、怪獣に懐柔されてしまい何も変えられませんでした。
ここでわたくしに対して出されたミッションは…
E社 社長
「先方の課長からもKさんを辞めさせろと言われているから、その位のつもりでやっていいよ。」
と、この部署の係長を拝命致しました。
(係長の上が猿工場長で、下はパートさんです…名ばかり係長)
いざ着任。
わたくし、あまり噂話は参考にしませんので、いきなり攻撃的になることはありません。
出来れば皆と協力しながらやりたいのです。
このK女史とも軽く打ち合わせをした上で役割分担し、作業に当たりました。
が…早々に裏切りが発覚したので遠慮なく追放に向けて策を巡らしました。
(客先に対し、わたくしを貶めようとの意図で、情報漏洩をなさりました。)
計画は以下の通り
①客先からの注文書を取り上げ
②K女史が以前追放した、そりの合わないおば様の現場復帰
(この方が人望のある方でした。)
③K女史と仲の良い作業員を異動し、アンチK女史派のみで作業員を構成
(売上高に応じた人数へ削減)
④以上の案件について、会長様からの了解を取り付ける。
⑤K女史本人へ品質管理責任者への専任を通告
E社 社長はK女史を常に庇ってきた会長様に客先からの要求も言い含めて詰め寄り、一切K女史への援護をしない事を確約させた上で、K女史に「品質管理責任者」への専任を申し渡したのでした。
元より品質管理が一番大変だと認識し、ずっと他人に押し付けて自分は好き勝手をやってきたK女史ですから、猛烈に憤慨し わたくしに散々悪態をついて即刻辞職なさりました。
ん~アッサリ終戦…
我ながら…悪よの~
E社 社長
「急に辞めるんじゃ退職金を出せねぇよって言ったんだけどさぁ~アッサリ辞めちゃったよ~。」
と、退職金節約と厄介払いの二つが達成出来て、たいそうお喜びでございました。
(その後の半年ほどの間、わたくしは刺されることを覚悟し、暗闇を歩く時は周囲への注意を怠りませんでした。)
今回は社長様とは関係ない話が長引いてしまいましたが、今回の結論。
以前にも書いたのですが、経営者や上司が「依怙贔屓」をしますとロクなことはありません。
贔屓されている人間が増長してしまい、怪獣へと成長を遂げる可能性が高くなります。
(分別のある人間ならば、変身などなさりませんがねぇ…難しいトコですね。)
くれぐれも…
依怙贔屓をせぬように…
依怙贔屓を受けぬよう…
どちらにしても心の闇が増長してしまいますから、真っ当に生きていく為には、この心掛けが大切であると考えております。
それと、1人の人間に全件を委任してしまうのは危険ですね。
役割分担は必要です。
そのためには、経営者や幹部の方が現場の空気に長く接して敏感に感じ取ることが出来なければなりません。
まぁでも結局は、そんな行為すら面倒臭くて考えたくない、無責任で無能な丸投げ経営者が多いと云うことなんだなぁと感じております。
毒を吐きつつ、つづく…
「女性集団をまとめる事が出来れば、リーダーとしての資質あり」
な~んてことを聞いたりもしますが、そんな理想的リーダーの反面教師たる社長様の真骨頂を表しているお話しです。
社長様、初めてお勤めになられた会社では営業職をバリバリとこなしておりました。
(本人は自信満々そのつもり…)
全くもって仕事が理解出来ない所…
それでいて意味もなく偉ぶる態度…
等々により、同僚や部下からはスッカリと愛想を尽かされておりました。
まぁその結果、逆切れ退職なされたのであります。
(こんな奴らと一緒に働いてやるかっ!…と、推察出来る逸話と言うか他人の批判をウンザリするほど沢山聞かされました…
で、ご自身はどんだけ?)
その後、都内に本社がございました基板メーカーの工場長として、この地に降臨なされた訳でありました。
しかし、工場長(社長様)がご立派だったこともあり、案の定 同業他社の後塵を拝して傾き始めますが、社長様ご自身は、
「オレにゃ責任ないぜ、経営者達が好き勝手やってるせいだろ!」
と、言い訳しつつ さっさと見切って又々逆切れ退社なされ、今度は会社を起業なされました。
(まぁ美味しい仕事だけを掠め取り起業された訳で、その辺の節操の無さは流石でございます。)
しかし何よりも…
経営陣達が妾を会社に置いているのが相当悔しく…
妬ましかったと云うのが本音みたいなんですよね~
まぁすこぶるイケメンで性格も良く話す内容には知性が溢れ…恐らくは生涯女性達からモテモテだろうな~と、誰にでも推察可能な社長様なんでね…
(なぁ~んて評価を誰からも聞いたことはない)
兎角 他人の悪態ばかり口にする人間というのは、その心根の汚さが面相に現れますね。
歳を取るとそれなりのお顔になられてしまうケースが多いように思います。
他人の悪態ばかり考えていてはいけませんね、ネガティブシンキングの最たるものではないでしょうか?
さて~特に男性従業員からの人望がとても高い社長様ですから、起業するに際してもついて来る人間なんぞ1人も居りません。
てな訳で、女性4名を新たに雇い入れて事業をお始めになられたのでございました。
(何も知らない素人女性ならば、社長様に楯突くこともなく、大人しく従うであろう…との浅はかで見え透いた魂胆であります。)
さてここで…今回のタイトル
「怪獣育成のコツ」
についての説明。
わたくしの製造業での経験の中で何度かお目にかかりました、
「自身の立場の維持確保」
を最優先事項となさり、その為には納期品質を省みず手段も選ばない、
『自己中で無能なベテラン社員』
のことを「怪獣」と心の中で呼び…
あまり相手にせずにやって参りました。
しかし…その「怪獣」達が出現してしまう理由、いかに本人にその資質があろうとも、結局は経営者や上司によって自己中の才能が開花し「怪獣」へと成長してしまったのだと気が付きました。
(昔、汚い海からへドラと云う怪獣が誕生したように…)
そのような見方をしてみますと「怪獣」の育成が得意な人間の姿も見えてきたのでございます。
さてちょいと社長様の話からは脱線ですが、今回はわたくしが相まみえました「怪獣」のご紹介です。
初めて闘った怪獣は、社長様にお世話になる前の会社「E社」にて、部署のトップに君臨していたベテラン社員のK女史でした。
(このE社には沢山の怪獣が在籍しており、さながら怪獣博物館と言ったところでございました。)
このK女史のやり口は、客先からの注文書を全て自分の手元にしまい込み、作業員達にお伺いを立てさせて仕事を分配していたのです。
従って作業員は、K女史に頭を下げないことには仕事にありつけません。
気に入らない作業員には嫌な仕事(難しい・特急品)を押し付け
気に入った作業員とは無駄話をしながら楽しく作業する…
と、好き勝手やっておりました。
こんな案配ですから当たり前のように、
納期は守れず…
不良品は多く…
客先の課長様からは、ハッキリ癌細胞だと断定出来るこのK女史に対する
「排除命令」
すら出されておりました。
なんでクビにならぬのか?
それは、この部署に立ち上げ当初より存在し(有能な人間達は排除…)、会長様の覚え目出度くご寵愛を受けていたからでありました。
社員2~3名
パート従業員10名
が属し、
月の売上金額が200万円。
本来であれば最低300万円の売上がなければ見合わぬ部署なので、毎月△100万円でございます。
(この部署は、客先からの支給品を組み立てるのみの作業だったので、購入費が掛かりません。)
わたくしの直前に投入された、自称生産管理のベテランマン(カッコ悪いッス)も、怪獣に懐柔されてしまい何も変えられませんでした。
ここでわたくしに対して出されたミッションは…
E社 社長
「先方の課長からもKさんを辞めさせろと言われているから、その位のつもりでやっていいよ。」
と、この部署の係長を拝命致しました。
(係長の上が猿工場長で、下はパートさんです…名ばかり係長)
いざ着任。
わたくし、あまり噂話は参考にしませんので、いきなり攻撃的になることはありません。
出来れば皆と協力しながらやりたいのです。
このK女史とも軽く打ち合わせをした上で役割分担し、作業に当たりました。
が…早々に裏切りが発覚したので遠慮なく追放に向けて策を巡らしました。
(客先に対し、わたくしを貶めようとの意図で、情報漏洩をなさりました。)
計画は以下の通り
①客先からの注文書を取り上げ
②K女史が以前追放した、そりの合わないおば様の現場復帰
(この方が人望のある方でした。)
③K女史と仲の良い作業員を異動し、アンチK女史派のみで作業員を構成
(売上高に応じた人数へ削減)
④以上の案件について、会長様からの了解を取り付ける。
⑤K女史本人へ品質管理責任者への専任を通告
E社 社長はK女史を常に庇ってきた会長様に客先からの要求も言い含めて詰め寄り、一切K女史への援護をしない事を確約させた上で、K女史に「品質管理責任者」への専任を申し渡したのでした。
元より品質管理が一番大変だと認識し、ずっと他人に押し付けて自分は好き勝手をやってきたK女史ですから、猛烈に憤慨し わたくしに散々悪態をついて即刻辞職なさりました。
ん~アッサリ終戦…
我ながら…悪よの~
E社 社長
「急に辞めるんじゃ退職金を出せねぇよって言ったんだけどさぁ~アッサリ辞めちゃったよ~。」
と、退職金節約と厄介払いの二つが達成出来て、たいそうお喜びでございました。
(その後の半年ほどの間、わたくしは刺されることを覚悟し、暗闇を歩く時は周囲への注意を怠りませんでした。)
今回は社長様とは関係ない話が長引いてしまいましたが、今回の結論。
以前にも書いたのですが、経営者や上司が「依怙贔屓」をしますとロクなことはありません。
贔屓されている人間が増長してしまい、怪獣へと成長を遂げる可能性が高くなります。
(分別のある人間ならば、変身などなさりませんがねぇ…難しいトコですね。)
くれぐれも…
依怙贔屓をせぬように…
依怙贔屓を受けぬよう…
どちらにしても心の闇が増長してしまいますから、真っ当に生きていく為には、この心掛けが大切であると考えております。
それと、1人の人間に全件を委任してしまうのは危険ですね。
役割分担は必要です。
そのためには、経営者や幹部の方が現場の空気に長く接して敏感に感じ取ることが出来なければなりません。
まぁでも結局は、そんな行為すら面倒臭くて考えたくない、無責任で無能な丸投げ経営者が多いと云うことなんだなぁと感じております。
毒を吐きつつ、つづく…