半澤正司オープンバレエスタジオ

20歳の青年がヨーロッパでレストランで皿洗いをしながら、やがて自分はプロのバレエダンサーになりたい…!と夢を追うドラマ。

ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)第122話

2019-05-11 08:52:43 | webブログ
おはようございます、バレエ教師の半澤です!

皆様、今月の19日から26日まで入院となりましたので、柳生涼子さんに
代講をお願いしました。柳生さんはアイルランドバレエ団のプリマです!
どうぞよろしくお願い致します。

新しくキッズクラス(3歳から)、そしてジュニアクラス(小学生)
が開設しました!講師は小野杏菜です。たくさんのコンクールでも受賞歴があり、
魅力たっぷりなレッスンになりますよ!どうぞよろしくお願い致します。

通常の平日は朝は11時から初中級レベルのレッスン、夕方5時20分から初級レベルの
レッスン、夜7時から中級レベルのレッスンがあります。
皆さま、お待ちしております!

インスタグラム https://www.instagram.com/hanzawashoji_openballet/?hl=ja
ホームページ半澤正司オープンバレエスタジオHP
(オフィシャル ウエブサイト) オフィシャルサイトハピタス
その買うを、もっとハッピーに。 | ハピタス
皆様、2019年12月26日(木)に私の発表会があります。
もし、良かったら出演してみませんか?バリエーションでも良いですし、
グランパドドゥでも良いですよ!もちろんコンテンポラリーでも
良いですし、オペラでも舞台で歌います?
どうぞ、どんどん出演してください。
私のメールアドレスです。
rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp
http://fanblogs.jp/hanzawaballet3939/
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創業36年、本場博多のもつ鍋・水炊き専門店【博多若杉】


連絡をお待ちしてますね!!

Dream….but no more dream!
半澤オープンバレエスタジオは大人から始めた方でも、子供でも、どなたにでも
オープンなレッスンスタジオです。また、いずれヨーロッパやアメリカ、世界の
どこかでプロフェッショナルとして、踊りたい…と、夢をお持ちの方も私は、
応援させて戴きます!
また、大人の初心者の方も、まだした事がないんだけれども…と言う方も、大歓迎して
おりますので是非いらしてください。お待ち申し上げております。

スタジオ所在地は谷町4丁目の駅の6番出口を出たら、中央大通り沿いに坂を下り
、最初の信号を右折して直ぐに左折です。50メートル歩いたら右手にあります。

連絡先rudolf-hanzanov@zeus.eonet.ne.jp

ハピタス
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ブルーカーテンの向こう側…(男バレエダンサーの珍道中!)
先生に質問
第122話
「君には質問は無いのかね?」先生は静かな声で聞いた。
先生が何故、そんな質問するのかショージには理解
出来無いまま、「え、質問ですか?いえいえ、先生に
そんな…無いです」先生は「あ、そう…じゃ、続けよう!
グランバットマン(片足を大きく前、横、後ろに振り上げる
運動)と言うのは足を振り上げるのも大事だが、下ろす方が
難しい…ただ重力で下ろすだけでは駄目だよ。分かるかね?
ラ~ス、ドゥバー、トリー…このようにね…」

ショージは先生の言いたい事はそう言う事なんだなと思い
ながら「あ、はい…」とさっきから同じ返事を繰り返した。
「じゃ、行ってみよう…どうぞ!」先生はショージを見て
言った。ショージは先生の言う「じゃ、行ってみよう…」
に頭を斜めに傾けながら反応しなかった。それどころか
逆に先生に質問した。

「え、何処に?」先生はカッと目を見開いて、「何処に?
何を言っているんだ君は!始めから終りに決まっている
じゃないか!はい、始めなさい!」そして先生はショージを
見つめた。「げ~っ!先生、始めから終わりって、もしか
したら先生が見せたプリエからグランバットマンまでの
全部をですか!?そんな事急に言われても覚えてないっすよ~!」

今度は先生の方がギョッとした顔で、「覚えてないだって!?
だって君は質問がないって言ってたじゃないか!私が一つ
ずつ見せて分かるかねと聞いた時にも全てにおいて、「はい」
と答えたじゃないか!覚えてないって…え~っ!?」2人で
驚き合いだ。ショージは直ぐに謝りながら、「あ、あの~、
一つずつでもいいですか?あの、その後に次のを教えて
もらってもいいですかね?」

先生は呆れた顔して「ふ~、何故、君は分りましたと言った
のか?君と同じような年代のモスクワの男たちも全く一緒だ!
何故あいつらは、分かってもいないのに分りましたと、返事
するのか!実に嘆かわしい事だ。私に言わせれば馬鹿だ!」
先生の嘆きにショージも同情した。「そうですか…
モスクワの生徒はそんなに馬鹿なんですか…」先生が
クルッと口を開いてショージを返り見た。「こ、この…!」

「あの先生…日本では相槌(あいづち)と言うのがあり
まして、目上の方から話された時には必ず、はいと答え
なければならない習慣があるのです。先生が見せる前に、
全てを覚えなさいよ!それを最後に全部始めから終りまで
するから…と言ってくださっていたら、空返事はしなかった…
とは思うのですが、いずれにしても始めから終りまでの
全部を覚える事は難しいと思います」

すると先生は手で顔を覆い、「オー、ノ~ッ!」と言った
マイムを見せた。「モスクワのダンサーたちって、始め
から終りまでこんなに長い順番を全部覚える事が出来んの!?
そんな習慣があるのだろうか?少なくとも僕にはそんな
習慣が無いし、今まで何処のバレエ学校でもバレエ団でも
始めから終りまで一気になんて…」
(つづく)
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