脳のミステリー

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右脳の方が老化の進み方が速いって本当?

2014-02-23 21:58:10 | Weblog
右脳の方が左脳の方が速く老いぼれるんですって

確かに世の老人の運動能力は言語能力より低下が著しいですよね。

そして・・・左脳は右脳よりタフで加齢に伴う機能低下に強いことにほかならないでしょうね。

私自身は高齢者の門には未だほど遠い時に脳出血で左脳にダメージを受けたのです。

どっちがタフとかどっちが速いとかいう問題ではなかったのです。

実際、40歳になる寸前に脳梗塞で左半身麻痺になってしまった男性も知っています。

つまり突然の脳卒中襲撃は右も左もない、というのが当事者の感想だ、と思います。

スポーツの世界では「鍛えないと衰える」は常識になっています。

脳も使えば使うほど元気になってくるのです。

それでは新しい記憶の形成に欠かせない海馬を考えてみます。

複雑な認知作業を行う海馬では一生を通じて新しいニューロンが成長しています。

通常の老化だけでなく、認知症になった時にはとても影響を受け易いのです。

筋肉を鍛えて太くするのとチョッと似ています。

新しいニューロンが成長する速さが認知活動に左右されるということを知っていけばいく程、海馬のニューロン増加が著しいという重要事項に気がつくのです

海馬は記憶と深い関係があって、認知症の初期段階で一番影響を受ける器官なのです。

私は長年英国の航空会社で働いていましたが、とても感心したことがあります。

それはタクシードライバーのことです。

東京のタクシーはドアの開閉を客がしなくても自動的にしてくれますが、ロンドンのタクシーは自動開閉はしなくても住所を告げると確実に目的地まで行ってくれるということでした

ロンドンのタクシードライバーは市内のどの道にも詳しくて、行き方や目的地全てを頭に叩き込んでいるのにはとにかく感心しました

今になって考えると、ロンドンのタクシードライバーの海馬は普通の人よりずっと大きいのではないかしら、と思うのです。

その大きさは・・・タクシードライバーを長年やっている人ほど海馬が大きいのでしょう。

ある種の認知活動の量が増えると、その活動関係の神経の構造が大きくなるのではないでしょうか

海馬の神経の構造の成長が使えば使うほど促進される、ということでしょう

私が乗ったタクシーのドライバーはみんな結構年配者だった、と記憶しています。

「プライベートハウス○○ストリート」・・・これだけで目的地に行けた、ということはドライバーの海馬を絶えず刺激して、日頃から認知活動を盛んに行ってきた積み重ねが老化を防いていたのでしょうか

ロンドンのタクシードライバー以外にも海馬が大きくなる職業はあるのでしょうか

色々探ってみたいと思います。


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