自分が出演するライブがある時、ライブ当日のライブ直前には酒を飲まないようにしてるのだが、ライブの前日にも酒は抜くようにしている。
昔ならいざ知らず、今は、酒を飲んだ翌日は、いつにもまして「声がでない」。
それがイヤで、ライブ前日には酒を抜いてるのだ。
昔はライブ前日にも平気で飲んでいた。
もっとも、20代後半のバンド時代と、30代前半のバンド時代は、私はバンド内で基本的にボーカルはとっていなかった。
歌うことがあったとしても、せいぜいコーラスだけだった。
だから、あまり声が出なくても、そんなに目立たなかった。
コーラスは、私以外のメンバーもとっていたしね。
だが、今、時代屋というユニットを組むようになってからは私自身がボーカルをとる曲が増えた(まあ、相方のジャンも歌うけどね)。
弾き語りでライブをやる時などは、全曲自分が歌うことになる。
そうなると、前日の酒で声が出にくいと、ライブで歌ってて非常に困ることになる。
それゆえ、ライブ前には酒は飲まなくなったのだ。
ちょっとくらい酒を飲んだほうが、度胸が据わるかもしれない・・というメリットはあるのだが、出ない声がますます出なくなるデメリットの方が自分には大きい。
高田渡さんなどは、飲みすぎて、ライブ中に寝てしまったことがある・・という武勇伝があるが、それは高田さんだからこそ許される。
私だと、そうはいかない。
出るはずの高さが出なかったり、出ても使い物にならない状態だったりしたら、キーを下げるしかない。
これが弾き語りならそれができても、ユニットでギターアンサンブルがからんでくると、そうはいかない。
というのは、ギターは、単にコードを変えるだけならさほど不便はないのだが、それにリフみたいなのが絡んでくると、やっかいなことになる。
開放弦を使う一定のフォームじゃないと弾けないフレーズがあったりするし、だいいち土壇場でアンサンブルのキーを変えるのは不安である。
まあ、てっとり早いのはギターのチューニングを半音もしくは1本下げてチューニングしてしまうこと。そうすれば、演奏フォームやポジションはそのままにして、キーだけは下がってることになる。
若い頃にあまりに高いキーで楽曲を作ったバンドが、オジサンになってライブやる時に、そうやってコンサートをこなしてる例もある。
まあ、それは年齢的な問題、体力の衰えに関わることだから、ある程度は仕方ない。
だが、今も普段は出る高さが、前日の酒のせいで出なくなった場合、ライブの最中にも、あるいはライブ後に音源を聴いてる時にも、非常に後悔することになる。
そんなこともあるので、今は少なくてもライブの前日から翌日のライブ終了時まで酒は飲まなくなった・・というわけだ。
ライブで出番を待ってる最中、無性に飲みたくなることはある。特にビール。
でも、我慢なのだ。
ライブが終わるまではね。
だが、いいこともある。
それは・・
ライブが終わった時に飲む酒の美味さときたら!
これはもう、格別だ。
それまで我慢してた分だけ、余計に美味い。
ライブの緊張からの開放感も加わって、最高だ。
ライブ前の禁酒には、ちゃんと、そういうご褒美もある。
今では、それも最大の楽しみの一つになっている。
もっとも、ライブの開演時間が遅めだと、ライブが終わって「さあ、飲むぞ!」と思っても、終電の時間などの関係で、思うように飲めなかったりもするのだが。
そんな時は、早いペースでビールを飲み干したりする。
また、来てくれたお客さんと、ライブ後に一緒に飲みたいという気持ちは強くあるけど、ライブが終わる時間が遅いと、お客さんの帰りの足が気になって、あまり引きとめられない。
だから、本当は、来てくれたお客さんと飲みたいのにもかかわらず、あまり飲めなかったりもする。
それに関しては、申し訳ないきもちと、寂しい気持ちでいっぱいになる。
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