「某・居酒屋のマスターのお宝ソノシート」シリーズ、その2。
今回は「W3(ワンダースリー)」である。
絵柄でも分かる通り、原作は手塚治虫先生。
銀河パトロールのメンバー、ポッコ、プッコ、ノッコの3人組宇宙人が銀河連盟から地球に派遣されてやってきた。
その目的は・・一年の調査の後、そのまま地球を残すか、反陽子爆弾で消滅させるかを決定することであった。
考えてみれば、とんでもなく危険で重大な任務。
争い事が絶えない地球は、銀河連盟からは愛想をつかされ、消滅させることを命じられた。
だが、W3のメンバーは地球で星真一少年と出会い、行動を共にしていくうちに、地球を愛するようになる。で、銀河連盟の命令に背くことに・・。
まあ、こういう設定だったようだ。
・・だったようだ・・・という書き方をしたのは、このアニメ、私は最初から最後まで通して見た覚えがないからだ。
もちろん、何度か見ている。
その証拠に、テーマソングは未だによく覚えている。
おシャレで粋な主題歌だった。大好きだった。
♪とって~も 好き~ ポッコ~ プッコ~ ノッコ~
星か~ら~来た仲間~よ~~
こんな出だしで始まる主題歌で、特にエンディングで段々音が小さくなっていくアレンジはセンスの良さを感じた。
こうして主題歌はよく覚えてるのに、なぜW3のアニメに対する記憶量が少ないのか。
ネットで調べてみたところ、意外なことが分かった。
W3は、途中から裏で「ウルトラQ」が放送されていたのだ。
私はウルトラQは見たくて見たくて仕方なかったのだが、同じ時間帯に「アップダウンクイズ」が放送されていたために、見れなかったのだ。テレビのチャンネル権は親にあったからね・・。親は毎週アップダウンクイズを楽しみにしていたのだ。
そんなわけで、・・アップダウンクイズがあったばかりに、私はウルトラQもW3もあまり見れなかったのだ。
ウルトラQの方は、本放送が終わった後で、再放送でしっかり見ることができた。熱中した。だからしっかり覚えている。
ウルトラQとかぶっていたW3は、ウルトラQの存在感の前に影が薄かった・・というのが正直な感想だ。
そう、W3は、子供にはウルトラQ、大人にはアップダウンクイズ・・という当時の超人気番組の放送時間帯とかぶっていたのだ・・。
考えてみれば、不幸な作品だ。
この放送時間帯の「分の悪さ」を察したW3は、放送曜日を別の日にずらしたようだ。
私がこの作品の主題歌をよく覚えているのは、別の曜日に枠移動してから見てた・・ということのかもしれない。
また、W3には、当時、掲載少年マンガ週刊誌とのトラブルがあった。
作者・手塚先生と、掲載誌・少年マガジンが「宇宙少年ソラン」という作品の件でもめてしまい、連載を降りてしまった。
で、W3は、その後マガジンのライバル誌・少年サンデーに連載を始めた。
まあ、こういうトラブルがあった。
そういう意味では、やはり作品としては不運だったと言えるだろう。
だが、そのストーリーの設定は中々に奥が深い。さすが手塚先生!って感じだ。
争いが止まらない・・・っていう点は、21世紀の今でも変わっていないし、下手すれば更にひどくなっている。
おまけに今は、自然破壊による環境悪化・・という深刻な環境問題も大きくなってきている。で、それには人災の部分もある。
今の地球にもしW3のメンバーが来たら、W3のメンバーでさえも、地球消滅を決断してしまうかもしれない。
このW3、リアルタイム放送時には、私にとってはいささか影が薄かった作品だけに、自分のソノシート購入希望リストには入っていなかった。
もちろん、お金に余裕があれば買ったとは思う。
本放送を当初あまり見れなかったという無念さがあるので、その分ソノシートで代用しよう・・と思ったかもしれない。
だが、お金がない子供にとっては、ソノシートを1枚買うのは大事件。
どれを買うか選ぶ際は、相当な決断が必要だった。
欲しいソノシートはいっぱいあったからね。
だから・・つい、いささか影の薄かったW3のソノシートは、最初の選択段階で候補からは外れた。
W3は、少年だんぞうにとっても、運の悪い作品になってしまったのだ。
でも、設定などを改めて知ってしまうと、読み返してみてもいいかな・・とも思っている。
ところで・・当時、ウルトラQを見ないでW3を見てた子って、どれくらいいたのだろう。
当時、ウルトラQといえば、ほとんどの子供が熱中してた感がある。
今回は「W3(ワンダースリー)」である。
絵柄でも分かる通り、原作は手塚治虫先生。
銀河パトロールのメンバー、ポッコ、プッコ、ノッコの3人組宇宙人が銀河連盟から地球に派遣されてやってきた。
その目的は・・一年の調査の後、そのまま地球を残すか、反陽子爆弾で消滅させるかを決定することであった。
考えてみれば、とんでもなく危険で重大な任務。
争い事が絶えない地球は、銀河連盟からは愛想をつかされ、消滅させることを命じられた。
だが、W3のメンバーは地球で星真一少年と出会い、行動を共にしていくうちに、地球を愛するようになる。で、銀河連盟の命令に背くことに・・。
まあ、こういう設定だったようだ。
・・だったようだ・・・という書き方をしたのは、このアニメ、私は最初から最後まで通して見た覚えがないからだ。
もちろん、何度か見ている。
その証拠に、テーマソングは未だによく覚えている。
おシャレで粋な主題歌だった。大好きだった。
♪とって~も 好き~ ポッコ~ プッコ~ ノッコ~
星か~ら~来た仲間~よ~~
こんな出だしで始まる主題歌で、特にエンディングで段々音が小さくなっていくアレンジはセンスの良さを感じた。
こうして主題歌はよく覚えてるのに、なぜW3のアニメに対する記憶量が少ないのか。
ネットで調べてみたところ、意外なことが分かった。
W3は、途中から裏で「ウルトラQ」が放送されていたのだ。
私はウルトラQは見たくて見たくて仕方なかったのだが、同じ時間帯に「アップダウンクイズ」が放送されていたために、見れなかったのだ。テレビのチャンネル権は親にあったからね・・。親は毎週アップダウンクイズを楽しみにしていたのだ。
そんなわけで、・・アップダウンクイズがあったばかりに、私はウルトラQもW3もあまり見れなかったのだ。
ウルトラQの方は、本放送が終わった後で、再放送でしっかり見ることができた。熱中した。だからしっかり覚えている。
ウルトラQとかぶっていたW3は、ウルトラQの存在感の前に影が薄かった・・というのが正直な感想だ。
そう、W3は、子供にはウルトラQ、大人にはアップダウンクイズ・・という当時の超人気番組の放送時間帯とかぶっていたのだ・・。
考えてみれば、不幸な作品だ。
この放送時間帯の「分の悪さ」を察したW3は、放送曜日を別の日にずらしたようだ。
私がこの作品の主題歌をよく覚えているのは、別の曜日に枠移動してから見てた・・ということのかもしれない。
また、W3には、当時、掲載少年マンガ週刊誌とのトラブルがあった。
作者・手塚先生と、掲載誌・少年マガジンが「宇宙少年ソラン」という作品の件でもめてしまい、連載を降りてしまった。
で、W3は、その後マガジンのライバル誌・少年サンデーに連載を始めた。
まあ、こういうトラブルがあった。
そういう意味では、やはり作品としては不運だったと言えるだろう。
だが、そのストーリーの設定は中々に奥が深い。さすが手塚先生!って感じだ。
争いが止まらない・・・っていう点は、21世紀の今でも変わっていないし、下手すれば更にひどくなっている。
おまけに今は、自然破壊による環境悪化・・という深刻な環境問題も大きくなってきている。で、それには人災の部分もある。
今の地球にもしW3のメンバーが来たら、W3のメンバーでさえも、地球消滅を決断してしまうかもしれない。
このW3、リアルタイム放送時には、私にとってはいささか影が薄かった作品だけに、自分のソノシート購入希望リストには入っていなかった。
もちろん、お金に余裕があれば買ったとは思う。
本放送を当初あまり見れなかったという無念さがあるので、その分ソノシートで代用しよう・・と思ったかもしれない。
だが、お金がない子供にとっては、ソノシートを1枚買うのは大事件。
どれを買うか選ぶ際は、相当な決断が必要だった。
欲しいソノシートはいっぱいあったからね。
だから・・つい、いささか影の薄かったW3のソノシートは、最初の選択段階で候補からは外れた。
W3は、少年だんぞうにとっても、運の悪い作品になってしまったのだ。
でも、設定などを改めて知ってしまうと、読み返してみてもいいかな・・とも思っている。
ところで・・当時、ウルトラQを見ないでW3を見てた子って、どれくらいいたのだろう。
当時、ウルトラQといえば、ほとんどの子供が熱中してた感がある。