Oh Yoko! by John lennon
今年もジョン・レノンの命日12月8日がやってきてしまいます。
彼が死んで、もう40年以上たつんですね。なんか、信じられない思いがあります。
あんな愚かな一瞬のおかげで、レノンがあっけなく殺されてしまうなんて・・。
レノンが生きた年数と同じぐらいの年数が、彼の死後にすでに経過してしまったことになります。
なんて短いのでしょう・・。
レノンが殺された頃に生まれた人たちは、もうすでにレノンが亡くなった年齢と同じぐらいの年齢になってしまっていることになるのですね。
なんて早いんでしょう・・。
今年もレノンを偲んで、彼の曲を取り上げたいと思います。
今回とりあげるのは「オーヨーコ」という曲です。
あの名作アルバム「イマジン」のラストに収録されていた曲です。
ヨーコとの夫婦生活での日常が、軽快で親しみやすいメロディに乗せて歌われています。
この曲を聴くと、改めてレノンのメロディメーカーぶりを感じてしまいます。
本当にヨーコを愛していたんですね。
レノンは生前「僕は人生で2つ、良い選択をした。ひとつはポールとパートナーになったこと。そしてもう1つは、ヨーコとパートナーになったことだ。」と語っていたことがあります。その思いは、この歌にも表れていたように思えます。
この曲はかなりポップな出来栄えになっており、レコーディング当時に、レコード会社やスタッフはこの曲のシングルカットをレノンに勧めたそうです。
その時レノンは、自身のロックンローラーとしてのイメージを守るために、この曲のシングルカットは拒んだらしいです。
また、歌詞がかなりプライベートな内容なので、シングルカットするのは恥ずかしい・・・という気持ちもあったそうな。
なんか、ほほえましい逸話ですね。
でも、この曲のアップテンポでキャッチーな出来栄えを聴いてると、スタッフがこの曲のシングルカットを勧めた気持ちは、まあ分かる気がします。
シングルカットしたら、けっこうヒットしたかもしれないですね。
ちなみに、確か日本では、長谷川ひろしさんがこの曲をカバーしたことがあったと思います。
歌詞に歌われたこんな日常が、おかしな狂信的なひとりのファンによって、なくなってしまったのですね。
そしてその愚挙は、新たに作られたであろうレノンソングをも奪ってしまったわけです。
犯人のチャップマンは、未だに牢獄の中にいるそうです。
なんでも、牢獄から出て来れないのは、もし出所したら、かえって誰かに命を奪われてしまう可能性があるから・・・という説もあります。レノンを愛する誰かによって。
レノンを愛する人は世界中にいますものね。
確かに、その可能性はあると思います。
そういう意味じゃ、牢の中にいるほうが彼の身は安全かもしれない・・・というのは、皮肉なことだと思います。
でも、仕方ない。それだけのことを彼はやってしまったのですから。
もし今もレノンが生きていたら、どんな活動をしているんでしょうね。
「ダブル・ファンタジー」や「ミルクアンドハニー」以後に、どんな新曲を作ったんでしょうね。
「フリー・アズ・ア・バード」「リアル・ラブ」「ナウ・アンド・ゼン」以外に。
聴いてみたかったです。
きっと、「ビートルズ・アンソロジー」の企画にも参加してたとも思いますし。
彼のことを思い出すたびに、残念でなりません。今でも。
天国ではジョージ・ハリスンと何かコラボでもしてるのでしょうか。
ポールやリンゴを呼び寄せるのは、まだまだ待っててね。
今改めて、合掌・・・。
それにしても、ジョンの歌声って、なぜこんなに良いのでしょう。
この歌声だけで、歌い方だけで、声質だけで、心に響きます。
あまりにストレートに、それも判りやすい特定個人へ向けたラブソングに衝撃を受けた思い出があります。
当時の女性ファンは、誰しも複雑な想いになったのではないでしょうか(笑)
「オー・ヨーコ」から約10年後、「ディア・ヨーコ」も発表していますね。
どちらも屈指の名曲ですよね。
ジョン・レノンは、あの悲劇さえ無ければ、前期ビートルズにおける主な楽曲を「80年代バージョン」として改めて作り直したい旨を、『ダブル・ファンタジー』レコーディング中、スタッフたちに話していましたからね。
あの日、遠退く意識であっても、本当に本当に悔しかったでしょう…。
特にメロディーが親しみやすく、サウンドのほうもかわいい感じで、魅力的な曲だと思います。
レノンのプライベートな日常が、この歌からは見えてくる気がします。
80年代バージョン、聴きたかったです。
聴きたかった曲は、山のようにあります。
とりあえず、まずはソロ曲のグロウオールドウィズミーは、完成させてあげたかったです。
ビートルズ曲を手がける前に。
あらためて犯人を許せなくなります。
そして何もわかっていないテレビ番組やラジオ番組のスタッフが「Yesterday」「 Hey Jude」「 Let it be」と言ったポールの代表曲ばかり流した事に対しても腹が立ちました
また、ある雑誌など「ダブルファンタジー」の解説の最後に「マーク・チャップマンがこの素晴らしいアルバムを聞いていたら、あんな悲劇は起こらなかっただろう」と書いているのをみて呆れました
>80年代バージョン、聴きたかったです。
>聴きたかった曲は、山のようにあります。
本当にそう思います。
>ホワイトアルバムは、あの盛り沢山な感じが好きで、曲はバラエティーに富んでますし、飽きないですよね。
ありがとうございます。
夢遊病のような状態になり、現実がふわふわして、現実感がない状態で帰宅した覚えがあります。
夕飯を食べながら、6時のニュースでいきなりレノンの生前の映像がでてきた時は、こらえきれず号泣しました。
レノンの死を伝えるニュースでポールの曲ばかり流したのは、その番組スタッフがビートルズのことをよく知らなかったんでしょうね。
私なら「ストロベリーフィールズ」「愛こそはすべて」「ヘルプ」「アクロズジユニバース」「アデイインザライフ」「インマイライフ」あたりのどれかを選曲するかもしれません。
チャップマンという名前は、あの犯人以外にもいるわけで、どうもその名前を耳にするたびに、複雑な思いになります・・。
仰る通りです
今朝、次女を車で送る時にそれらの曲を聞きました。映画「イマジン」のCDです
>夕飯を食べながら、6時のニュースでいきなりレノンの生前の映像がでてきた時は、こらえきれず号泣しました。
皆さんそれぞれ悲しい思い出を持ってらっしゃいますね
僕は部活動の練習が終わって帰宅した時でした
>チャップマンという名前は、あの犯人以外にもいるわけで
時々聞きます。偶然ですけどね。
あの映画で、レノンの未発表を初めて聴いた人は多かったかもですね。
しかし…よりによって、レノンが音楽界に復帰して、これから…というタイミングで殺さなくてもいいのに。
ひど過ぎますよ、本当に。
ストーンズのキースリチャードなど、レノンを殺した犯人がもし出所してきたら、俺が殺してやりたいと言ってたそうですね。
そんな思いの人は世界にたくさんいたのかもしれませんね。
そうそう、ボブディランは近年のアルバムで、レノンに捧げる曲を作って歌ってました。