かつて存在した私のHPの音楽面での記事を復刻してきている別ブログ「時代屋小歌(音楽編)」のほうで、このほど新たに自作曲の歌詞を1作公開しました。
「廃線レールの詩」というタイトルの自作曲の歌詞です。
そのHPでは未公開だった曲です。
初公開になります。
こちら ↓
この曲は長い年月私の中で完全に埋もれてきた曲です。
バンドやユニット、弾き語りなど、正式な場では公開するつもりはなかった曲でした。
作ろうと構えて作った曲ではなく、いつの間にか浮かび、いつの間にか出来上がっていた曲でありました。
気付けば、いつのまにか出来上がり頭の中にストックされていたのです。
なので、構えた感じで人前で発表するつもりはなかった曲でした。
でも、なぜか自分としては不思議な愛着があった曲で、人前で歌うことはなくても、家の中ではちょくちょく口ずさんでいた曲です。
とはいえ、口ずさんだ後は、長い間この曲の存在を忘れていることもありました。
正式なライブで人前で発表するつもりはなかったのですが、昨今テレビで廃線となった鉄道の路線やその風景を取り上げる番組がいくつもあり、そういう番組を好んでみていたら、自分の中で埋もれていたはずのこの曲が、だんだん心の中で浮上してきました。
テレビでそういう番組を見てると、自作のこの曲をつい思いだしてしまっていました。
なので、この曲も公開しておくことにしました。
自分の自作曲の中では、この歌は「旅歌」のジャンルに入る曲です。
あなたは旅に出て旅先などで朽ち果てた廃線レールを見かけると、どんな思いを持ちますか?
廃線レールを見て、何か思うことは・・・ありませんか?
その路線が現役だった頃は、様々な人を乗せ、色々なドラマや感情を運んでいたのでしょうね。
私は、廃線レールを見ると、この歌で歌われたようなことを思ってしまうのです。
哀愁・寂寥・無常の想い…。
二度と列車が通ることが無い、その鉄の道は、明らかに古の栄光や繁栄を静かに語り掛けてきます。
荒廃した小さな駅舎と、誰も見つめてはいないだろう遠い遥かな夕陽と、私も、そんな場所でボーッとしていたい…。
収益が上がらず、やがて廃線になるのほ仕方ないのでしょうけど、そのせいで不便になる人もいるのですよね。
でも、鉄道会社としては、数少ない利用者のために、年々赤字を増やしていくわけにはいかないのでしょう。
テレビの旅番組で廃線レールを見ると空しいのはもちろんですが、実際に旅先でそういうレールを見ると、悲しいものがあります。