大雪山系の一つ、旭岳。
その旭岳の定番探索路、「姿見散策コース」。
第1展望台から第2展望台に向かって歩いていたら、目の前に「すり鉢池」が現れた。
池を眼下に見下ろすことができ、しかも目の前にある。
この看板があるあたりに、ルートが左右に分かれる分岐がある。
メインは左っぽいので、とりあえず左に進んでみた。
すると、展望台があり、そこに行ってみると・・あれ??「第3展望台」とある。
ってことは第2展望台は、ここに来るまでの間に見落としていたのか?気付かずに通り過ぎてきたのかな?
どうも、第1展望台の後に第3展望台に来てしまうのは、私の中のつまらないこだわりが釈然としない。
そこで、今来たルートを少し戻ってみることに。
どうも、さっきの「すり鉢池」の看板のところにあった「左右への分岐点」がアヤシイ。
さっき第1展望台から来た時は、すり鉢池の看板の前に出た地点にあった分岐を左に進んだのだが、今度は右への分岐に行ってみた。すると軽い登りがあり、それを登ると・・・
あった!第2展望台だ~。よっしゃ&よっしゃ。軽い満足。
どうもこの第2展望台は、見落としてしまう人もいるようで、翌々日に再びこのルートを歩いた時、ルートはそれなりに賑っていたのだが、この第2展望台に来る人は・・いなかった。ここから見える第1展望台や第3展望台は、かなり賑っていたにもかかわらず・・だ。
もしかして、この第2展望台は、穴場なのではないか?・・・と、ふと思えた。
とにもかくにも、第1展望台の後に、無事にこの第2展望台に到着。
ああ、よかった。気が済んだ(笑)。
あとは、さっき行った第3展望台に改めて行き直せば、ちゃんと第1展望台→第2展望台→第3展望台の順番通りに進んだことになる。
そのへん、私のつまらないこだわりではあった。でも、気が済まないものは気が済まないのだ(笑)。
てなわけで、改めて第3展望台に向かうのだが、この第2展望台から降りてゆく道は、よく考えるとけっこう怖い。ちょっと足を滑らせれば、眼下の「すり鉢池」に転がって落ちてゆき、ドボ~ン!てなことになりそうだからだ。
いちおう柵らしきものはあるのだが、単なるゆるいロープである。しかも、道は石ころがゴロゴロ。
こんなところで、ふざけ合うグループがいたら、ひんしゅくモノだ。
あの池に落ちたら、さぞや冷たいだろうな・・・。散策路を歩いている人たちから目立ってしまうだろうな・・。
そんなことを考えながら慎重に歩を進め、先ほどの第3展望台に、改めて到着。
今度は、私の中でも「正式な到着」だ。
ここからも十分に、すり鉢池を見下ろせる。
本当は、あの白いもやの向こうに、雄大な景色や空があるんだろうな。
それぞれの展望台には、ちゃんとベンチがあるのだが、天気のせいか濡れていて、座る気になれなかった。
あたりを見渡してみれば、一面白。白とはいっても、雪ではなく、雲である。霧である。
視界が広がらない・・・う~~ん、残念だなあ。
こうなったら、明日か明後日に天気が回復してたら、再訪してみるしかないかな。
つづく