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どんな国の、どんな時代に行っても、大事にされる人というのは、まずは医者がその筆頭だろう。
どんな国にも、どんな時代にも、病気の人やケガ人はいるものだし、医療技術が進んでいればいるほど、その場所に医者が満足にいなければいないほど、大事にされるだろうし、大切な存在になるだろう。
テレビドラマ「Jin」がそうだったし、以前「グレートジャーニー」というドキュメント番組があったが、その旅人は医者だった。どれも現地で、いざという時にその医療技術は大きな存在価値になったようだった。
では、医者の次はなんだろう。
料理人というのも、かなり存在感を発揮するのではないだろうか。
もちろん、味覚や食習慣は各地域によって違うだろうから、一概には言えないかもしれないが、食材に対する知識が広ければ広いほど、応用もきくのではないか。
「仁」の大ヒットに触発されたのかどうかは分からないが、今、現代人が日本史の昔の時代にタイムスリップする作品がある。
いくつかある。
ここで取り上げる、この作品は、タイムスリップするのは医者ではなく、料理人。
しかも、タイムスリップする時代は幕末ではなく、戦国時代。
今現在、週刊漫画に連載中のコミック「信長のシェフ」。
作画・梶川卓郎さん、原作・西村ミツルさんの作品。
「仁」は、現代の医者が幕末にタイムスリップし、幕末のヒーロー坂本龍馬などと親交を結んで物語が展開した。
この「信長のシェフ」は、21世紀現代の料理人が戦国時代にタイムスリップし、戦国時代のヒーロー織田信長に仕えて、物語が展開していっている。
龍馬と信長。
共に、日本史上の人物の人気投票でもしたら、1位を争う存在で、その人気は3位以下を大きく引き離している。
まさに「仁」が龍馬なら、こちらは信長なのだ。
もしも自分がタイムスリップできるなら、どの人に会ってみたいか、どの人とからんでみたいか・・を考えた時、信長と龍馬の名前を出す人は多いだろう。
そんなわけで、このコミックを読んでると、つい「仁」を思い出してしまう。
こういう作品読んでると、例えば「JIN」の南方仁が、もしも戦国時代にタイムスリップしてたらどうなっただろう・・なんて思ったりもするし、逆に、この「信長のシェフ」の主人公ケンが幕末にタイムスリップしたらどんな物語になるかなあ・・・なんて漠然と考えてしまった(笑)。
幕末なら戦国時代より西洋人も増えているはずだし、維新の頃に至っては西洋文化を取り入れるのにやっきだった日本だからして、ケンはかなり目立つだろう。
このコミックはまだ序盤って感じなので、この先どう物語が展開していくか分からないので、あまり内容について書くのはやめておく。
ともあれ、タイムスリップものは、色々な組み合わせを考える楽しみがあるし、「仁」の大ヒットもあって、今は旬なのかもしれない。
それにしても、信長ってのは、鋭くてかっこよくて、不敵・・そんなイメージで描かれることが多いね。
実際の信長は、声は甲高く、癇癪持ちだったらしいが、最近のコミックでの信長の描かれ方を見てると癇癪持ちには思えない。
この先、また違ったパターンでのタイムスリップものコミックが登場してきそうではある。
以前このブログで取り上げた「僕はビートルズ」という作品など、そのいい例だ。