ロックなどで、たまに「夢のスーパーバンド」なるバンドが結成されることがある。
スーパーバンド・・それは、色んなバンドやソロのスターたちが集まって結成する、豪華メンバーによるバンドのことである。
だが、こういうバンドの場合、それぞれが普段の音楽活動でのバンドの中で中心的な役割を果たしていたりするし、ソロの人は自分の考えで活動していくので、当然エゴや自負があり、プライドも高い。スターであれば、あるほど。
だから、ぶつかりあって、とかく短命で終わりがちである。
バンドだと、互いにある程度の妥協は必要だしね。
それでも、なんとか1枚くらいはアルバムとして「形」や「成果」を残そうとして、完成させることもある。
で、そのアルバムを聴いてみると、思ったほどの出来じゃなかったりする場合もある。
それは、リスナーの期待があまりに大きいから・・というのもある。
考えてみれば、ソロでやる人はソロだからこそできた成果もあるだろうし、バンドの人はそれまでのその人の所属したバンドだったからこそあげられた成果・・というのもある。
良さも違えば、方向性も違う。
だから、これまでのその人たちの成果すべてを、スーパーバンドで期待しても無理なのだろう。
方向性や良さの違いがそれぞれ違うだけに、公約数的な成果になるのは仕方ない。
全員の良さや方向性や個性がすべて同じ曲の中に共存するのは、実際問題「無理」だろう。
まとめる際には、誰かの何かが犠牲にもなれば、誰かの何かが突出することになるだろう。
強いてあげれば、アルバムの中のある曲は誰それが主役になり、他の曲では違う誰かが主役になる・・・そんな感じになるだろう。
現実に存在したスーパーバンドといえば、例えばCSN&Yやトラベリングウィルベリーズ辺りがそうであったろう。
だが、前者は短命だったし(少なくても4人が揃ったという意味では短命)、後者はメンバーが高齢になって組んだバンドだったので、互いにある程度丸くなっていたから実現したというのもあるだろう。
また、ウィルベリーズの場合は高齢バンドだったので、メンバーの死去という問題もあった(ちなみに、ウィルベリーズが、もし互いに若い絶頂の頃に組んだバンドだったら、アルバムなど1枚も残せなかったのではないか・・と私は思っている)。
ファンはつい、例えば4人編成のスーパーバンドでは「1+1+1+1=10以上」の夢を描いてしまうかもしれないが、実際には「1+1+1+1=4」であったり、時には「1+1+1+1=1」だったりもする・・ということなのかもしれない。
良くて「1+1+1+1=6~7」とかね。
まあ「6~7」まで行けば、大成功とみなしてもいいだろう。
でも「10以上」を期待してたファンにとっては、物足りなく感じるのだろう。
考えてみれば、そういうスーパーバンドを組むスター達は・・・大変だろうね。
十字架を背負った気分になったりしないだろうか。
とはいえ、ファンならではの「遊び」や「夢想」として、ファンが自分のお気に入りのスターをリストアップして、この人とこの人が組んだら面白いだろうな・・とか、この人がこのバンドに居たらどうなっただろう・・とか色々妄想することは、けっこう楽しい。
私も、あれこれ考えて遊んだもんだった。
例えば・・
ディランやブライアン・ウィルソンがビートルズに入ってたらどうだっただろうか・・とか。
ディランとレノンが共作で曲を作ったらどうだっただろうとか。
レッド・ツェッペリンにリック・ウェイクマンとかキース・エマーソンが入ってたらどうだっただろうかとか。
マッカートニーとブライアン・ウィルソンがユニットを組んだらどうだろうとか。
ジミヘンとエルビスが組んでたらどうだっただろうかとか。
レノン&マッカートニーとジャガー&リチャードがコラボでアルバムを作ったらどうだっただろうとか。
イーグルスにジャクソン・ブラウンやJDサウザーが正式加入してたらどうだっただろうかとか・・。
その他、たくさん。考えだしたら、キリがないけど(笑)。
でもまあ・・それらが実現したら、間違いなく、メンバー同士ぶつかるだろうけどね(笑)。
こうした妄想は、なにも洋楽に限ったことではない。邦楽でも妄想はふくらませられる。
例えば・・
拓郎と陽水が一緒にバンド組んだらどうなっただろうとか(共作するってのも面白い)、
山下達郎と浜田省吾が一緒にユニット組んだらどうなっただろうとか、
キャロルとチューリップ(ビートルズの初期派と後期派の合体?)が組んだら?とか。
・・・いやまあ、色々妄想は膨らむ膨らむ(笑)。
まあ、ナイアガラ・トライアングル・シリーズは、ある意味じゃ、それに近かったかもしれないけど。
あまりにスーパースターばかりを集め過ぎると、「USAフォー・アフリカ」のように、それぞれのスターに出番を与えるために「単なる顔見せ」で終わってしまう危険性がある。
だから、あまりにメンバ-が豪華すぎるのは、実際には「中途半端」で終わってしまう可能性は高い。
やはりバンドのまとまりという意味では、フロントとサポートそれぞれの役割の人がバランスよく集まらないとダメなんだけどね。
こうした現実はともかく、ファンが勝手に妄想をふくらませて遊ぶのは自由。
だから、さっき書いた「遊び」の発展形(?)として、ファンが自分のお気に入りのミュージシャンを組み合わせて、自分にとっての「究極のスーパーバンド」1バンドを想像するのも楽しい。
そう、しつこいようだが、「遊び」で(笑)。
個人的に今思いついた、好みの名前をあげると・・
ボブ・ディランが作詩とボーカル、
ブルース・スプリングスティーンとミック・ジャガーもボーカル、
レノン・マッカートニーが作曲、
アコギがジャンゴ・ラインハルト、
エレキがデレク&ドミノス時代のエリック・クラプトン、
スライドギターがデュアン・オールマン、
ガットギターに、アール・クルー、
ビーチボーイズのコーラス、
バイオリンにステファン・グラッペリ、
マイク・オールドフィールドの民族楽器(ブズーキなど)、
ベースがジャコパス、
ドラムがジョン・ボーナム、
ピアノが「カントリー」を弾いてる時のキース・ジャレット、
更にシンセで、ブライアン・イーノ、
サックスに「バラード」製作時のコルトレーン、
ハモニカでスティービー・ワンダーとリー・オスカー。
・・・むむむ・・・生死も音楽性もバラバラだけど、これは途方も無くスゴイ(笑)。
こんなバンドが成立したら、ギャラの総額は一体いくらになることやら。
で更に!
そのメンバーが1バンドに揃った上で、ブライアン・ウィルソン(フィル・スペクターあたりの名前もあがりそうだが)とアラン・パーソンズが共同プロデュースでアルバムを制作する・・なんてことになったら、私は目がくらみそうだ。←いやはや音楽性も方向性もムチャクチャ・・。
これまた絶対、ぶつかりそうではある・・・。というか、即、空中分解しそうだ。
いやはや、やっぱり、考え出したらきりがない(笑)。
考え始めたら、妄想がふくらんで、つい・・。
でも、こういうことや、少なくても「似たようなこと」を考えたことがある人は・・・けっこういるんじゃないかなあ。
とりあえず、こんなバンドのライがあったりアルバムが出たりしたら、私にとっては夢の「クリスマスプレゼント」ではある。
スーパーバンド・・それは、色んなバンドやソロのスターたちが集まって結成する、豪華メンバーによるバンドのことである。
だが、こういうバンドの場合、それぞれが普段の音楽活動でのバンドの中で中心的な役割を果たしていたりするし、ソロの人は自分の考えで活動していくので、当然エゴや自負があり、プライドも高い。スターであれば、あるほど。
だから、ぶつかりあって、とかく短命で終わりがちである。
バンドだと、互いにある程度の妥協は必要だしね。
それでも、なんとか1枚くらいはアルバムとして「形」や「成果」を残そうとして、完成させることもある。
で、そのアルバムを聴いてみると、思ったほどの出来じゃなかったりする場合もある。
それは、リスナーの期待があまりに大きいから・・というのもある。
考えてみれば、ソロでやる人はソロだからこそできた成果もあるだろうし、バンドの人はそれまでのその人の所属したバンドだったからこそあげられた成果・・というのもある。
良さも違えば、方向性も違う。
だから、これまでのその人たちの成果すべてを、スーパーバンドで期待しても無理なのだろう。
方向性や良さの違いがそれぞれ違うだけに、公約数的な成果になるのは仕方ない。
全員の良さや方向性や個性がすべて同じ曲の中に共存するのは、実際問題「無理」だろう。
まとめる際には、誰かの何かが犠牲にもなれば、誰かの何かが突出することになるだろう。
強いてあげれば、アルバムの中のある曲は誰それが主役になり、他の曲では違う誰かが主役になる・・・そんな感じになるだろう。
現実に存在したスーパーバンドといえば、例えばCSN&Yやトラベリングウィルベリーズ辺りがそうであったろう。
だが、前者は短命だったし(少なくても4人が揃ったという意味では短命)、後者はメンバーが高齢になって組んだバンドだったので、互いにある程度丸くなっていたから実現したというのもあるだろう。
また、ウィルベリーズの場合は高齢バンドだったので、メンバーの死去という問題もあった(ちなみに、ウィルベリーズが、もし互いに若い絶頂の頃に組んだバンドだったら、アルバムなど1枚も残せなかったのではないか・・と私は思っている)。
ファンはつい、例えば4人編成のスーパーバンドでは「1+1+1+1=10以上」の夢を描いてしまうかもしれないが、実際には「1+1+1+1=4」であったり、時には「1+1+1+1=1」だったりもする・・ということなのかもしれない。
良くて「1+1+1+1=6~7」とかね。
まあ「6~7」まで行けば、大成功とみなしてもいいだろう。
でも「10以上」を期待してたファンにとっては、物足りなく感じるのだろう。
考えてみれば、そういうスーパーバンドを組むスター達は・・・大変だろうね。
十字架を背負った気分になったりしないだろうか。
とはいえ、ファンならではの「遊び」や「夢想」として、ファンが自分のお気に入りのスターをリストアップして、この人とこの人が組んだら面白いだろうな・・とか、この人がこのバンドに居たらどうなっただろう・・とか色々妄想することは、けっこう楽しい。
私も、あれこれ考えて遊んだもんだった。
例えば・・
ディランやブライアン・ウィルソンがビートルズに入ってたらどうだっただろうか・・とか。
ディランとレノンが共作で曲を作ったらどうだっただろうとか。
レッド・ツェッペリンにリック・ウェイクマンとかキース・エマーソンが入ってたらどうだっただろうかとか。
マッカートニーとブライアン・ウィルソンがユニットを組んだらどうだろうとか。
ジミヘンとエルビスが組んでたらどうだっただろうかとか。
レノン&マッカートニーとジャガー&リチャードがコラボでアルバムを作ったらどうだっただろうとか。
イーグルスにジャクソン・ブラウンやJDサウザーが正式加入してたらどうだっただろうかとか・・。
その他、たくさん。考えだしたら、キリがないけど(笑)。
でもまあ・・それらが実現したら、間違いなく、メンバー同士ぶつかるだろうけどね(笑)。
こうした妄想は、なにも洋楽に限ったことではない。邦楽でも妄想はふくらませられる。
例えば・・
拓郎と陽水が一緒にバンド組んだらどうなっただろうとか(共作するってのも面白い)、
山下達郎と浜田省吾が一緒にユニット組んだらどうなっただろうとか、
キャロルとチューリップ(ビートルズの初期派と後期派の合体?)が組んだら?とか。
・・・いやまあ、色々妄想は膨らむ膨らむ(笑)。
まあ、ナイアガラ・トライアングル・シリーズは、ある意味じゃ、それに近かったかもしれないけど。
あまりにスーパースターばかりを集め過ぎると、「USAフォー・アフリカ」のように、それぞれのスターに出番を与えるために「単なる顔見せ」で終わってしまう危険性がある。
だから、あまりにメンバ-が豪華すぎるのは、実際には「中途半端」で終わってしまう可能性は高い。
やはりバンドのまとまりという意味では、フロントとサポートそれぞれの役割の人がバランスよく集まらないとダメなんだけどね。
こうした現実はともかく、ファンが勝手に妄想をふくらませて遊ぶのは自由。
だから、さっき書いた「遊び」の発展形(?)として、ファンが自分のお気に入りのミュージシャンを組み合わせて、自分にとっての「究極のスーパーバンド」1バンドを想像するのも楽しい。
そう、しつこいようだが、「遊び」で(笑)。
個人的に今思いついた、好みの名前をあげると・・
ボブ・ディランが作詩とボーカル、
ブルース・スプリングスティーンとミック・ジャガーもボーカル、
レノン・マッカートニーが作曲、
アコギがジャンゴ・ラインハルト、
エレキがデレク&ドミノス時代のエリック・クラプトン、
スライドギターがデュアン・オールマン、
ガットギターに、アール・クルー、
ビーチボーイズのコーラス、
バイオリンにステファン・グラッペリ、
マイク・オールドフィールドの民族楽器(ブズーキなど)、
ベースがジャコパス、
ドラムがジョン・ボーナム、
ピアノが「カントリー」を弾いてる時のキース・ジャレット、
更にシンセで、ブライアン・イーノ、
サックスに「バラード」製作時のコルトレーン、
ハモニカでスティービー・ワンダーとリー・オスカー。
・・・むむむ・・・生死も音楽性もバラバラだけど、これは途方も無くスゴイ(笑)。
こんなバンドが成立したら、ギャラの総額は一体いくらになることやら。
で更に!
そのメンバーが1バンドに揃った上で、ブライアン・ウィルソン(フィル・スペクターあたりの名前もあがりそうだが)とアラン・パーソンズが共同プロデュースでアルバムを制作する・・なんてことになったら、私は目がくらみそうだ。←いやはや音楽性も方向性もムチャクチャ・・。
これまた絶対、ぶつかりそうではある・・・。というか、即、空中分解しそうだ。
いやはや、やっぱり、考え出したらきりがない(笑)。
考え始めたら、妄想がふくらんで、つい・・。
でも、こういうことや、少なくても「似たようなこと」を考えたことがある人は・・・けっこういるんじゃないかなあ。
とりあえず、こんなバンドのライがあったりアルバムが出たりしたら、私にとっては夢の「クリスマスプレゼント」ではある。