十代の頃から・・カセットテープの時代から、私は頭にメロディが浮かんだ時に、それをテープにメモ録音しておく習慣があった。
そういうテープをきらしたことはない。
1本が埋まってしまったら、すぐに代わりのテープを用意していた。
そのテープ(今はMD)の数は、数えたことはないが、今では相当な本数になる。
なにせ、何十年間にも渡って・・だからね。
中には、引っ越しの時などに紛失してしまったテープもあるので、その「メロディのメモテープ」全てが残っているわけではない。
でも、残ってる量だけでも、かなりの数だ。
たまに、部屋の整理をしてる時に、ひょんなことから古い「メロディのメモテープ」が出て来ることがあり、そんな時は、「このテープに録音してたのは、いつ頃だろう」と思って、少し聴き返すことがある。
まあ、ごく稀に・・だけど。
すると・・・出てくるわ、出てくるわ。
自分の頭にかつて浮かんだメロディの断片が。山のように。
歌詞がついて歌として完成したものもあれば、断片のまま放置されて忘れさっていたものもある。
かとおもえば、分割されて、パートごとに別々の歌に使ったメロディもある。
浮かんだ時は「いいかも」と思ったものでも、後で聴き返してみると、とても使い物にならなかったメロディも。
忘れ去っていたメロディを聴いてると・・
「へえ~、こんなタイプのメロディも作ろうとしてたんだ」
「今では、(良くも悪くも)とても浮かびそうもないメロディだなあ」
「あれ?こんなメロディ、作ったっけ?」
「そういえば、こんなのもあったなあ」
「これって、あの曲と同じだなあ」
「わざわざメモして残しておくほどのメロディじゃないなあ」
「当時はこれでもよかったのかもしれないけど、今では使えないなあ」
「これって、一応歌詞もついて、歌として完成したけど、結局お蔵入りしてしまったなあ」
「歌詞がついて歌として完成した当時は気に入って、いつか発表したいと思ってたけど、人前で披露する機会がないまま、放置されてしまったなあ」
「このメロディ、気に入ってたのに、歌詞をつけられなかったんだよなあ、当時の感性で歌詞をつけておきたかったなあ」
・・その他、色んな思いを持つ。
あまりに古い時代のメロディで、しかも自分が忘れ去って、自分から離れていったりしたメロディが現れたりすると、ちょっとしたタイムカプセルのようにも思えてくることがある。
結局、それら「メロディの断片」の山の中では、歌詞がついて歌として完成し(それだけでもグッと数は減る)、しかもそれが人前で披露されるに至った曲なんて、ほんのほんの一部だ。
ほとんどは、消えていったことになる。
そういう意味じゃ、この「メロディのメモテープ」はタイムカプセルであると同時に、メロディの墓であるともいえるし、メロディの銀行でもあるといえる。
銀行であるなら・・・今、なんとなく浮かぶメロディは、これらのメモテープの中から一部を引き出して使ってる・・そんな場合もありそうだ。
普段は忘れていても、かつて自分が思いついたメロディが無意識のうちに再び頭に浮かんでくることはあるだろうしね。
面白いのは、そのメロディがいつ頃浮かんだものか・・・によって、目指そうとしてた曲の傾向が異なること。
その当時、一番ハマっていた「音楽の種類」の影響が、自分の思いついたメロディに反映されてる・・ということ。
目指そうとしたり、作ろうとしたメロディの傾向が、よく言えばバラエティに富んでいるといえるし、悪くいえば傾向がバラバラ。
でも、最近浮かぶメロディの傾向は、あまりバラつかなくなった。
とりあえず、今まで聴いてきて、気に入った「曲調の傾向」のストックで十分・・そんな感じになってきているのかもしれない。
これが良い事なのか、そうじゃない事なのか。
少なくても、昔の自分なら、今の自分の傾向にNGを出しただろうなあ。
それだと、自分の作ろうとしてる曲は、古くさくなっていくしかない気がするし。
新しい音楽、トレンドの音楽は聴かなくなった。
でも、流行と関係ない音楽なら、今も聴いたりしている。
自分の気持ちや感性に正直であろうとすると、それしかない。
だって・・トレンドの音楽を聴いても、昔ほど驚きや新鮮みや感動を感じなくなってるから。
「こういう曲を作ってみたい」というモチベーションがあるから、私は曲作りすることが好きだった。
でも、トレンドの音楽に、そういう気持ちを持てなくなっている以上、流行に関係なく、その曲が作られた時代に関係なく、作っていくしかない。
そういうテープをきらしたことはない。
1本が埋まってしまったら、すぐに代わりのテープを用意していた。
そのテープ(今はMD)の数は、数えたことはないが、今では相当な本数になる。
なにせ、何十年間にも渡って・・だからね。
中には、引っ越しの時などに紛失してしまったテープもあるので、その「メロディのメモテープ」全てが残っているわけではない。
でも、残ってる量だけでも、かなりの数だ。
たまに、部屋の整理をしてる時に、ひょんなことから古い「メロディのメモテープ」が出て来ることがあり、そんな時は、「このテープに録音してたのは、いつ頃だろう」と思って、少し聴き返すことがある。
まあ、ごく稀に・・だけど。
すると・・・出てくるわ、出てくるわ。
自分の頭にかつて浮かんだメロディの断片が。山のように。
歌詞がついて歌として完成したものもあれば、断片のまま放置されて忘れさっていたものもある。
かとおもえば、分割されて、パートごとに別々の歌に使ったメロディもある。
浮かんだ時は「いいかも」と思ったものでも、後で聴き返してみると、とても使い物にならなかったメロディも。
忘れ去っていたメロディを聴いてると・・
「へえ~、こんなタイプのメロディも作ろうとしてたんだ」
「今では、(良くも悪くも)とても浮かびそうもないメロディだなあ」
「あれ?こんなメロディ、作ったっけ?」
「そういえば、こんなのもあったなあ」
「これって、あの曲と同じだなあ」
「わざわざメモして残しておくほどのメロディじゃないなあ」
「当時はこれでもよかったのかもしれないけど、今では使えないなあ」
「これって、一応歌詞もついて、歌として完成したけど、結局お蔵入りしてしまったなあ」
「歌詞がついて歌として完成した当時は気に入って、いつか発表したいと思ってたけど、人前で披露する機会がないまま、放置されてしまったなあ」
「このメロディ、気に入ってたのに、歌詞をつけられなかったんだよなあ、当時の感性で歌詞をつけておきたかったなあ」
・・その他、色んな思いを持つ。
あまりに古い時代のメロディで、しかも自分が忘れ去って、自分から離れていったりしたメロディが現れたりすると、ちょっとしたタイムカプセルのようにも思えてくることがある。
結局、それら「メロディの断片」の山の中では、歌詞がついて歌として完成し(それだけでもグッと数は減る)、しかもそれが人前で披露されるに至った曲なんて、ほんのほんの一部だ。
ほとんどは、消えていったことになる。
そういう意味じゃ、この「メロディのメモテープ」はタイムカプセルであると同時に、メロディの墓であるともいえるし、メロディの銀行でもあるといえる。
銀行であるなら・・・今、なんとなく浮かぶメロディは、これらのメモテープの中から一部を引き出して使ってる・・そんな場合もありそうだ。
普段は忘れていても、かつて自分が思いついたメロディが無意識のうちに再び頭に浮かんでくることはあるだろうしね。
面白いのは、そのメロディがいつ頃浮かんだものか・・・によって、目指そうとしてた曲の傾向が異なること。
その当時、一番ハマっていた「音楽の種類」の影響が、自分の思いついたメロディに反映されてる・・ということ。
目指そうとしたり、作ろうとしたメロディの傾向が、よく言えばバラエティに富んでいるといえるし、悪くいえば傾向がバラバラ。
でも、最近浮かぶメロディの傾向は、あまりバラつかなくなった。
とりあえず、今まで聴いてきて、気に入った「曲調の傾向」のストックで十分・・そんな感じになってきているのかもしれない。
これが良い事なのか、そうじゃない事なのか。
少なくても、昔の自分なら、今の自分の傾向にNGを出しただろうなあ。
それだと、自分の作ろうとしてる曲は、古くさくなっていくしかない気がするし。
新しい音楽、トレンドの音楽は聴かなくなった。
でも、流行と関係ない音楽なら、今も聴いたりしている。
自分の気持ちや感性に正直であろうとすると、それしかない。
だって・・トレンドの音楽を聴いても、昔ほど驚きや新鮮みや感動を感じなくなってるから。
「こういう曲を作ってみたい」というモチベーションがあるから、私は曲作りすることが好きだった。
でも、トレンドの音楽に、そういう気持ちを持てなくなっている以上、流行に関係なく、その曲が作られた時代に関係なく、作っていくしかない。