3連休の中日の日曜、錦糸町にライブを見に行って来た。
Pappy'sというお店だ。
この日の出演者は「レイチさん&青山さん」ユニットと、斎藤哲夫さん。
レイチさんのライブ見るのは、なんだかんだで久しぶりだった。
斎藤さんのライブは、素晴らしいという噂はちょくちょく耳にしていたのだが、まだ見たことがなかったので、ぜひとも見ておきたかった。
レイチさんたちの演奏は、いつもよりも抑え気味かな・・と思って見てた。
後で聞いた話では、アガっていたのだそうな。
まあ、お客さんの大半は斎藤さん目当てだろうから、そういう場でオープニングアクトを勤めるのは緊張するだろうなあ。
いつものようなパワフルさは抑え目だったが、その分じっくりと聴かせる出来になっていたと思う。
昔はよく、オープニングアクトの演奏者に向かって心無いヤジを飛ばしたり、態度をとる客もいたもんだ。
だが、この日のお客さんはじっくりレイチさんたちの演奏も真摯に聴いていた。
いい客層だったのだろう。
で。
斎藤哲夫さんのライブなのだが、噂には聞いてたが、噂通り素晴らしかった。
まず、なにより曲がいい。
これだけでも十分ライブを見るに値する。
トラディショナルフォークへのリスペクトと、ポップスへの愛情がうまくブレンドされた斎藤さんの音楽性、楽曲は絶妙。
偉そうな言い方をさせてもらえば、すごく共感してしまった。
ボブ・ディランやウディ・ガスリーの曲に独自の歌詞をつけて歌うレパートリーがあったかと思えば、語りのようなオリジナル曲、そしてグッドタイムミュージックやバイバイグッバイサラバイのポップさ、キャッチーさ。
一辺倒じゃなく、幅広い音楽性を感じさせてくれ、しかもそれをサラッとこなす。
どれもが斎藤さんの音楽性の中におさまっているのだ。
たまらないね~。
斎藤さん自身も、すごく気持ち良さそうに歌って演奏してた。
前半は一人での弾き語り。後半は、ピアノでさがみさんがサポートに加わり。
サポートのさがみさんの鍵盤がまた心地よくて。歌心があるというか。
さがみさんが入った途端、サウンドが厚くなり、ポップさのエッセンスが更にアップ。
2段がまえで楽しめるステージになっていた。
また、お客さんのムードもよくて。
演奏者が気持ちよさそうに演奏してると、見てる客にもちゃんと伝わってくるんだよね~。
また、お店がまた感じのよい店だった。
所せましと色んなアイテムが陳列されており、私の世代にはたまらないものばかり。
特撮&アニメのヒーローのフィギュア、古い看板、古い雑誌、ブロマイド。
まさに昭和の匂いのするお店だった。
ここにも「3丁目の夕日」的な空間があった。
お店の周りには、なぜかラブホテルがいっぱい建ってて(笑)。
怪しいムードが漂ってた。
だがお店の中は「昭和の空間」。そして、アットホームなライブ。
ライブ終了後、ちょびっとお話しなどをして、店を出たら、寒い寒い。
地球温暖化が問題視されてる昨今だが、この日のようにちゃんと冬が冬らしくあってくれると、なにやら妙な安堵感を覚えてしまった。
やっぱ、四季は四季でなくちゃね。
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