こんなものを入手してしまった。
ハンカチなんだけど、その柄に注目!
なんと!
ハンカチの中で、鉄腕アトムとゲゲゲの鬼太郎が、夢の共演!
きっと、権利関係とかのクリアが面倒だったんじゃないかな。
こういうのを見てると・・・子供の時にアニメなどを見てた時に、「夢の共演」というものをよく考えたことを思い出す。
アトムと鉄人28号の共演なんて、よく考えたものだ。
エイトマンとアトム・・ってのも考えた。
鬼太郎と妖怪人間ベム・・ってのも考えた。
スーパージェッターと遊星仮面・・も考えた。
宇宙少年ソランと遊星少年パピイ・・ってのも考えた。
カムイとサスケとフジ丸・・ってのも考えた。
ジャイアント・ロボとマグマ大使・・っての、考えた。
009とレインボー戦隊など、映画の中で一瞬共演した時、ときめいた。
それこそ、その組み合わせはいくらでもあるように思えた。
でも、実際には作者が違ったり、連載雑誌が違ったり、他局同士のアニメ作品だったりすると、それはまず無理・・というのは大人になってから身にしみて分かったが、子供の時はなぜそういう組み合わせが実現しないのか、不思議に思えたこともあった。
ヒーロー達は皆、それぞれ勝手にそれぞれの敵と戦ってるが、ヒーロー達が力を合わせて戦えば、もっと楽になるだろうに・・などとも思ったものだ。
後年、同じ漫画家の作品であれば、漫画上で共演する場面は目にすることもあった。いい例が手塚作品だった。
また、ウルトラマンシリーズは、後年になればなるほどウルトラ兄弟たちが共演するのは珍しくなくなっていった。
藤子モノにも、かつてドラえもんとオバQとパーマンが共演する話があった。
でも・・・やはり、さすがに、違う作者同士で、違う放送局・連載誌の作品だと、不可能だった。
大昔、「巨人の星」がヒットしてたころ、アトムと星飛雄馬が共演する番組があった。
日本の2大ヒーローであるアトムと星飛雄馬が3種類くらいの競争をして、優劣を決める・・という企画で、アトムも飛雄馬もちゃんと「その番組用」にアニメ制作され、同じ画面の中にその2キャラが共演していた。
普通に考えれば、体力競争などをしたら、ロボットのアトムの方が強いに決まってるのだが、その番組では、両方の作品に敬意を表して「引き分け」に終わったと思う。
この番組などは、極めて異例中の異例だろう。
今の私の感覚でいうと、よくそういう企画が実現したもんだ・・・と感心すらする。
ともかく、こういう異例の番組以外では、制作局や作者が違うキャラが共演するアニメ作品は、見た事がない。
雑誌などの連載漫画では、たまにパロディという形で「夢の共演」みたいなシーンを見かけないこともないのだが、あいにくそれはストーリーの流れに絡まない「1コマ」だけの共演でしかなかったりもする。
昔、シャーロック・ホームズ(がモデルだと明らかに分かる、イギリスの名探偵)とアルセーヌ・ルパンが夢の共演をして、競い合う・・という小説が、ルパンの作者ルブランによって書かれたことがあるが、結局は「引き分け」で終わらせるしかなかった(でも、それはそれで人気作品にはなったが)。
そんなことを考えると、違う作者による、違う作品のスターが共演すると、どちらに花を持たせるかが非常に難しいだろうね。
それぞれの作品にファンがいるわけだから。
へたな扱いをしたら、抗議などがきそうだ。
1つのエピソードに、複数の主人公がいて、その誰をもメインとして扱おうとすると、演出上や物語上で「焦点」がぼやけてしまう可能性がある。
どうしても、誰かをメインにして、他は引き立て役だったり「助っ人」、もしくは「敵(ライバル)」にするしかなくなる。
利権がからめば、なおさらだ。
そうなると、正式な共演は、このハンカチみたいな、物語とは無縁のキャラクターグッズが限界なのかな・・・。
自分でキャラが描ける人にとっては、自分の好きなキャラを並べて描いて、いくらでも手軽に「夢の共演」をさせることができるのにね(笑)。
ともかく、このハンカチ。
「鉄腕アトム」と「ゲゲゲの鬼太郎」という、作品の傾向も、作者も違う「主役キャラ」が正式に並んでる・・ってだけで、楽しい。
手塚治虫先生と、水木しげる先生という、日本の誇る2大漫画家の代表作の共演だものね。
「ゲゲゲのアトム」「鉄腕鬼太郎」・・そんな感じかな~。
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