時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

同窓会が近付くと、思うこと

2013年10月02日 | 日々の、あれこれ

私の卒業した中学の同窓会が、3年サイクルで行われている。

このサイクルがいつから始まったのかは、知らない。

中学を卒業してからずっとそのサイクルで行われてきたのか、あるいは最近そういうサイクルで行われるようになったのか。

そのへんを幹事に聞いたことはまだないが、おそらく最近ではないかなあ。

 

私は昔、同窓会というものに対して、決して積極的ではなかった。

懐古趣味みたいに思われたくないとか、突っ張っていたとかそういう問題ではなく、単に、各時代に一番仲が良かった友人たちと一緒にいるほうが楽しかったからだった。

それに、中学時代に仲が良かった友人には、なにも同窓会など開かなくても、日常的に連絡とりあえる環境にあったというのも大きかった。

会いたいと思う奴にはいつでも連絡とりあって会えるから、なにも同窓会などに出席しなくてもよかった。

学校時代ってのは、卒業してから思いだすと、色んなことが懐かしくはある。

ともすれば、いいことばかりを思い出したりすることもある。

そう、思い出すと懐かしいのだが、かといって、よく考えてみれば・・・学生時代は良い思い出ばかりだったとか、いい奴ばかりだった・・とかいうわけではない。

イヤなことだってあったし、イヤな奴だっていた。

なので、イヤな奴だと思っていた奴まで来るかもしれない同窓会になど、あまり積極的には出たいと思ってなかった。

 

だが・・・

 

今から数年前に、ふとしたことから同窓会の情報を知り、なんとなく「たまにはいいか」と思って、出席してみたら。

仲が良くも悪くもなかった奴がけっこういて・・・というか、イヤな奴とか良い奴とかという基準ではなく、在学中にあまり話せなかった奴というのもけっこういて。

そういう奴と、同窓会で席が近くなったりすると、案外話がはずんだ。

 

また、小学校時代には仲が良かったのに、同じ中学に入ってからは疎遠になった奴・・というのもいた。

中には、幼稚園時代はよく遊んだのに、小学校が別々になって、付き合いがなくなり、中学に入ってまた同じ学校になったけど、クラスが違うのでほとんど顔を合わせる機会がなかった・・そんな奴もいた。

そういう奴と同窓会で一緒になると、妙に安堵感を持って、自然に話せたりもした。

その感覚が、けっこう楽しかった。

 

そして

 

同窓会に来なかった人たちの中には、もちろん今の連絡先が分からなくて連絡をつけられなかったという場合もあれば、中には・・・もう亡くなっている奴もいた。

そして、「もう亡くなっている奴」の中には・・・在学中に私と仲が良かった奴で、しかも衝撃的な死に方をした奴・・もいた。

これは・・・辛かった。

 

そう・・・同窓会ってのは、久々に会う奴はいても、新たに出会う奴というのはいない。

むしろ・・・来れるメンバーというのは、だんだん減っていくものなのだ。同窓会の数を重ねるごとに・・。

 

そういうことを実感してしまうと・・

 

同窓会には、出れる時はなるべく都合をつけて出席したいと思うようになった。

これは、自分や自分の同世代の人間が、ある程度歳をとったから・・・なのだろう。

これは、若い頃にはなかった感覚だ。

 

ただ・・同窓会というものは、たとえ今も健在で、同窓会当日に他の予定が入ってなかったり、あるいは都合をつければ出れそうな人でも・・・・あえて出席しにくいとか、出席したくないという人もいるはず。

それは出席するメンバーというよりも、その人のその時の状況が影響する。

例えば、本当は行きたいし、行こうと思えばいけるけど、今現在人生の中で「谷」にいるから、行きにくい人とか。

というのは、同窓会に出れば、とかく「今、何をしてるの?」という話になりがち。

その「今」が、絶頂の人もいれば、「谷」の人もいる。

学生時代は皆だいたい同じステージにいたはずなのに、卒業して何年も・・・何十年もたった時に行われた同窓会の時には、その時に各自の状況は決して同一ではなかったりする。

中には、今の自分の状況をあまり人に言いたくない・・・そんな人もいるだろう。

特に、学生時代に幅を利かせていた人が、今現在「谷」にある場合は。

そういう人にとっては、同窓会に出るのは、辛いだろう。

たとえ、その同窓会に、昔好きだった子が出席するのが分かっていたとしても・・。

 

 

とりあえず私は、 フラットな心持ちで出ようと思う。

 

 

歳をある程度重ねたうえで出る同窓会は、行われる1回1回が、後になって思うと、貴重な機会に思えてきている。

 

 

前回同窓会が行われた時にも、私は「同窓会」をテーマにした日記を、このブログで書いた。

ふと、その頃の記事を読んでみたら、今回書いた内容と同じようなことを書いていた。

ということは、同窓会が行われるたびに、同じような思いを持つのだろう。

 

ともあれ、同窓会というものは、参加する人の年代によって感じ方が・・・違うと思う。

もしかしたら、すでに亡くなっている同窓生にとっても。


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