日々の日本舞踊

私のノート、公開します。あなたの日本文化mini知識Noteとして。

今日は、神楽坂セッションハウスでの『ダンス学校』日本舞踊クラス1コマ終了

2015-05-04 22:50:23 | 日本舞踊 歌舞伎舞踊 ワークショップ

今日の復習をしてみましょう!

①お辞儀---正座をしてお辞儀をする。手の位置、胸の位置、頭の高さなどに細心の注意をはらい、お辞儀をすることに集中しましょう。

②柱に立つ---躰の軸の確認、背骨への注意力を高めるため、柱(壁)に立つ。

③すり足---能の歩行を真似たすり足の稽古。躰の軸を中心に360°の意識を持ち、丹田を絞める。

④呼吸法---イヨー、ハッなど声を出すことにより、呼吸を学ぶ。

⑤扇を使った基本的な動きを習う。

⑥女形の歩行、所作を習う。

⑦曲を使って振りの組み合わせを体現。

⑧歌舞伎の立ち回りの基本形を学ぶ。

などなど、、書ききれないほどですが、反復練習が基本ですので、明日、初めての方でも安心してご参加ください。 明日は所作と言われる歌舞伎の仕草もお稽古したいと思っています。


季節の踊り/かつおうり【松魚売】

2015-05-04 21:38:47 | 歌舞伎舞踊 坂東流 坂東扇菊 日本舞踊
歌舞伎舞踊。
富本節---- 元は富本節だったのですが、近年は常磐津に移されています。中に新内風のきかせ所もあります。
1813年(文化10)3月江戸中村座初演。三世坂東三津五郎が踊った十二ヵ月変化《四季詠寄三大字(しきのながめよせてみつだい)》のうち,4月の部〈初鰹いさみ商人〉の曲。作詞2世瀬川如皐(じよこう)。作曲2世鳥羽屋里長。振付初世市山七十郎。初鰹を売る江戸っ子の魚屋が盤台を担いで出,威勢のよい振りを踊ります。

 
【四季詠寄三大字】
12ヵ月の十二変化物には他にどのような曲があったのでしょうか。

1月--傾城,
2月--坊主,
3月--業平,
4月--いさみ商人,
5月--清正虎狩,
6月--台所唐人,
7月--田舎ごぜ,
8月--鹿島踊,
9月--木賊苅(とくさかり),
10月--雇奴(やといやつこ),
11月--鷺娘,
12月--金太郎

このうち初鰹を売るいさみ商人の《松魚売》,
鹿島の事触れを舞踊化した《鹿島踊》(初世杵屋勝五郎作曲の長唄と初世鳥羽屋里長作曲の富本の掛合)が残っています。

<世界大百科事典 第2版の解説より>