おはようございます!ば~ちです。
よくこんなこと見たり聞いたりしません?
「正しい〇〇はこれだ!」
「こんな〇〇は間違い!」
YouTubeなんかでもおなじみのサムネ。
しかしながら中身を見ると、「はい?」というものばかり。
特に多いのは、シュートフォームとディフェンスの構え(スタンス)に関するもの。
「『正しい』が存在するなら、みんな同じになるはずだよね」
そう、バスケット(に限らず)は、武道のような型を披露するスポーツじゃあないんですよ。
ってのが私の信条。
そしてそこに疑問に思い多角度から調べていくと、大概体の動き、つまり解剖学等々の観点からの根拠から述べているものはありません。
別に解剖学を学べとか、じゃなきゃ教えちゃいけないのかということではありません。自身の経験則のみで指導するのはちょっと足りないですけど(;^ω^)
が、何をもって『正しい』とし、何をもって『間違い』としていることには選手も含め、そのまま鵜呑みにするのは、ちょっと待ったですよ。
サッカーのスローインのようなシュートフォーム
や
マークマン全く見ず、または見つけずのDFなど
これらはさすがに間違っていると言わざるを得ないですが(;^ω^)
『正しい』はすべてにおいて『正しくない』
世が言う正しいセットではないですよね?
体の角度がよく言う『正しい』から大きくとられています。
DFスタンスにしても、深く膝を曲げることも、解剖学的観点からすると好ましいスタンスではないそう。
また1vs1におけるディレクション(方向づけや角度のつけ方)やディスタンス(距離感)は、はっきり言ってOFの攻撃力vsDFの防御力と言えます。
OFのシュート力やそこに行くまでのレパートリーなどが攻撃力、DFのフットワークや予測や相手の攻撃の限定化などが防御力と言えます。
OFプレイヤーのシュートエリアが広いだけでもDFからしたら脅威ですし、つき方も変わってきます。
そしたらベーシック、いわゆる基本や基準はあったとしても「正しいこととは言い切れない」であり、十人十色のプレイがあるわけですから、それに合った動きをすることがよりいいのではないでしょうか。
人は断定的に言われたものはそうだとインプットしてしまう生き物
「そこはそうじゃなくこうだろうが!」
よく聞きません?言ってることは(指摘している事)わからんでもないですが、
「それだけじゃないよね?」
と思ってしまいます。いくらセットをするプレイだとしても、ね。
チームシステムは大切だと思いますよ、はい。
これってYouTubeなんかでもそうですが、特に若年層対象としているチャンネルは気を付けてください。
言い方がやんわりなだけで、明確に「正しい」と「間違い」と言っているものをちらほら見かけます。
つまり、
先のあるプレイヤーに断定的な言葉を用い、ケースバイケースがある事はせず、考える事や取り組み方を遮断してしまっている
挙句、そのケーススタディもバッドな限定的な動きのみを抽出して「これはダメ」「間違い」「これが正しい」と配信していることにはいかがなものかと思います。
無駄に尺をかけるならちゃんと複数のケーススタディとその検証をしてもらいたいものです。
チームシステムは大事だが、その弊害で個の能力が伸びないケースは多々ある
特に若年層、U-15のカテゴリの中学校までは大いにあり得ます。
なんでって?
「チームが勝つことの近道だから」
つまり監督コーチ自身が勝ちたい、が念頭にあるからです。特に公立校の監督はこう言います。
「ゾーンプレスとハーフゾーン禁止になってどう強豪校に勝つんだ」
いかに勝つことが第一目的かわかる言葉です。
今ではいかにルールのグレーをつき、よりシステマチックにするかがバスケット指導の現状です。
これって果たして『正しい』と言えるのでしょうか?すげーと言われる監督顧問の学校だと尚更で、チームが私物化していたりします。
学校ではこんな感じで、YouTube見たらなんや違うこと言ってるし...
これでは一番困るのは子供たちですよ。
個々においては何が『正しい』かは違う
こんなのは当たり前の介です。180cmの選手と160cm選手で「『正しい』シュートフォーム」は同じですか?「『正しい』DFの付き方」はどうですか?
はたまたミドルレンジなのかアウトレンジなのかでも変わります。
田臥選手と富樫選手、それぞれ違いますよね。
つまり、世にいう『正しい』は超がつくほど限定的で瞬間的な場面というわけです。
とりわけクリニックにおいては、このような断定的なことは基本言いません。
何故なら、自分のチームとして指導していないからです。
あくまで、技術向上や楽しくバスケに触れ合う事が主目的(になってるはず)です。
私立校等(公立校は原則タブー)で開かれるクリニックはまた別ものとお考え下さい。
ですので、YouTubeを開く際は断定的なフレーズが用いられていないか気にしたほうがいいです。クリニックは特にエッセンスみたいなものですから。
加えてふわふわした感じになっていないか。
最後に
よっ......ぽどおかしな動作でなければ、個々に『正しい』も違えば、成長に伴いそれも少しづつ変わっていったりするものが多いです。
シチュエーションや相手によっても『正しい』と言われているものが『間違い』に変貌することだってあります。
ミニのころのDFの仕方と高校最後らへんのDFつき方もシュートの打ち方も変わりますよね。
大切なことは、どんなことにも考える事が大事でどのように取り組むかです。
ではでは!
良いバスケットボールライフを!
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