昨今の亜麻仁油事情2
私どもがネット通販で亜麻仁油の販売を始めました十六年前には亜麻仁油の認知度はまだまだ低く、販売ルートはガンの治療法であるゲルソン療法で唯一認められた食用油として取り扱われる他はインターネットがほとんどで、私が知る限りでは売られている100%のものが輸入物であり、新しいブランドが増えるに連れて多くは品質の低下を伴いつつ安価品が数多く出回るようになってきました。
そして、ここ数年ほど前から目立ってきたのが、亜麻仁油は売れるぞと言わんばかりに大手流通業者、大手異業種メーカー等の多くの企業が主に委託加工により亜麻仁油販売へ参入してきたことであります。
当初はネット通販だけが土俵でしたが、あっという間にスーパーなどでも販売されるようになり、今ではカプセル入りのもの、容器に趣向を凝らしたもの、亜麻仁油+別の栄養素など驚くほどの種類の亜麻仁油が並ぶようになり、海外からの輸入品と相まっての販売合戦、価格競争が進行し、最近でこそ少し沈静化してきた感がありますものの原料となる亜麻の種の栽培方法や中身の重要な成分でありますオメガ-3が酸素、温度、紫外線による酸化作用に弱いという性質からくる品質面の重要度と価格の競争とのせめぎ合いへの対処方法の厳しさ、難しさに変わりがない状況が続いているのが現状です。