BEELUCK(ビーラック)店主の拙いけれど真実を語る健康小話

BEELUCK(ビーラック)の店主が自身の経験と知り得た情報を元に「真の健康」について、コツコツとお話しするブログ。

水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-8

2007-09-30 08:43:38 | Weblog
8「危険な塩素が使われ続ける理由」

塩素は、食塩から苛性ソーダを造る際に、副産物として必然的にできる物で、苛性ソーダその物が化学工業には欠くべからざる物質で、大量に造られるため、塩素は極めて安価な物であります
このタダ同然の物質が、農薬をはじめカビ取り剤や消臭剤その他、名前を変え姿を変えて、私たちの日常生活の必需品としてさまざまな商品となって売りだされ、メーカーに多大な利益をもたらしてくれるのです。

消費者を欺くためには、便利さ、手軽さ、清潔などをことさら誇張する必要があり、これがコマーシャル代となってテレビ局にワンサと利益が転がり込む寸法となっています。企業にとって、これほどありがたい物質はないのです。

また、水道事業にとっては、国土の狭い日本の限られた少ない面積のなかで、コストを抑えて短時間で浄水処理を行うには、塩素処理に頼らざるを得ないのが実情で、環境の悪化に比例して、塩素の投入量を増やさざるを処理方法に依存している限り、危険を承知の上で、この方法を採り続けざるを得ないのです。

つまり、環境の改善なくして、塩素の量を減らすことができない仕組みになっているのです。このような状況下で塩素批判を展開することは大企業への挑戦であり、水道行政を預かるお上にかみつくことであって、これらを敵に回して成り立つ商売など存在するわけがなく、銭にもならない大企業の批判や、お上のコキオロシなど、圧力の掛かりかねない危険を冒してまで声高に叫ぶ人間は少ないのです。

「さわらぬ神にたたりなし」で、これが情報の一方通行やアンバランスを生み出す結果となり、有害であるという認識がないままに、商品を使用したり飲んだりする結果を生んでいるのです。映像を使って、毎日、繰り返し繰り返し流されるCMは、視覚を利用した一種の洗脳であって、そこに危険性を知らせる情報は一切ありません。

即効性に富んだ薬ほど副作用が強いのは周知のとおりです。頑固なカビや汚れが、いとも簡単に落ちたり、嫌な臭いが瞬間に消え、生命力の強い虫がコロリと昇天するのを見ると、まだ自然と共存し得た私たちの世代は、急に不安になります。
直感的にこれはヤバイとばかりに、多少の不便は覚悟のうえで昔とったキネズカで、子供に馬鹿にされながらも、親直伝の処方に切り換える知恵と余裕を持ち合わせています。

しかし、もの心が付いたときから簡単や便利に慣らされて育った世代は、危険だとか怖いなどという感覚は持ち合わせていません。そうした人間の弱さにピッタリとフィットするのが塩素なのです。

消費者がある限り、企業にとって、塩素はセッセと利益を運び続けてくれる打ち出の小槌という訳です。人類を始め、地球上のすべての生命は、自然と共存することで生態系のバランスを保ってきました。
自然との共存は、不便との共存であり、それゆえ、不便に耐えてこそ、全体の調和が保たれるのではないでしょうか。
自然との共存を放棄して経済を優先し、便利さを追い求めて走り続けてきた日本人が、今、塩素という化け物によって、その後遺症に悩まされるハメになったのです。そのことにすら気付かないでいると、私たち自身を含め、次の世代にまで災禍を広げる結果となることは、間違いありません。

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水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-7

2007-09-30 08:42:00 | Weblog

7「シャワーの害に関するアメリカからの報告」

米国ピッツバーグ大学大学院、ジュリアン アンデルマン教授は、実際に研究室の中にシャワールームを設置し、水道水に普通に発見される化学物質を設定してみた実験の結果、「15分の入浴とシャワーの間に呼吸から吸収される揮発性汚染物質の量は、1リットルの水道水を飲むことで摂取する量と同じである。」と報じておられます。

また、ニューヨーク州立大学臨床小児科助教授、医学博士ドリス J.ラップ女史も、その著書のなかで、「シャワーのお湯の中から、塩素と鉄分を除去する特殊なフィルターを購入することを考えなさい。そのお湯を、シャワーから浴槽に入れることができます。お湯に含まれる汚染物質の20~91%、入浴中に皮膚を通して、湯気を吸い込むことで体内に吸収されています。」と述べておられます。

以下、ネイチャー&ヘルス(1989年)、『水道水の塩素処理 100年』のなかから「知られざるシャワーの害」の項目から引用します。

「スポーツの後や毎日の入浴やシャワーで、体をきれいにすることが、健康につながるというのは、確かに化学物質を含まない水を使用しているときにのみいえることで、塩素処理されない水が使われているならば、入浴は今まで考えていたよりも健康に悪いといえる。」

「シャワーや入浴の時に、ときどき塩素の臭いを感じるのは、塩素ガスとなって浴室に充満するからである。人間が普通塩素を感じるのは、3.5PPMといわれているので、その時点で浴室内はそれ以上になっていることになる。3~20PPMの濃度に15~30分さらされると、重大な病気を起こす原因となる。
こうした点からも、たとえ極めて微量な塩素ガスであっても、(注:普通の入浴及びシャワー)規則的にさらされることは、肺の酸素供給を減少させることになる。」

「連続的に塩素処理水に浸ることは、塩素の酸化力によって皮膚の老化を促進することになり、太陽に長くさらされているのと同じである。さらにいえば、塩素は細胞の老化を早めることによって、紫外線による皮膚の老化を事実上促進している。」

次に、『サイエンスニュース130号』から
「シャワーを浴びることによる化学物質の量は、お風呂よりも多い。なぜなら、シャワーヘッドで細かく水滴にされることで、水の表面積が広くなるからである。」

「シャワー(および風呂)は、水道水を飲むよりもさらに多くの有害物質を浴びせかける。この有害物質は、水道水から蒸発して浴室外にも拡散し、そこにいる人々も吸い込むことになる。これらの人々は、シャワーとお風呂から飲料水の6~100倍の有害物質を浴びている。」

人間が、自然と向き合って共存しようとしていた時代は、口から入る物にのみ注意を払っていればそれで事足りたのですが、過去に毒物の皮膚吸収といった経験をもたない人類には、まだ口以外から侵入した毒物に対する防御機能が備わっていません。

科学技術庁のおこなったラットでの実験でも、「洗剤を薄めて飲ませた場合、1週間位でほとんど大小便によって排泄されたが、皮膚に塗布した場合は、90%以上体内に残留してしまった。」という結果が出ています。皮膚吸収の場合は、大半が体内に残留するということです。

ここまで読んでいただければ、塩素というものの素性が「どういうもので」あるか、大体お分かりいただけたと思います。
ではこんな危険な物が、なぜ使われ続けるのでしょうか。次に移りますが、その前に塩素の害について、もう一つだけ紹介させていただきます。

アメリカのJ.M.プライス博士は、その著書『冠状動脈、コレステロール、塩素』のなかで、次のように述べて警告を発しておられます。
塩素が、アテローム性動脈硬化に起因する心臓発作や、脳血管障害の決定的な原因になっている。」とし、「すべての人が、直ちに、そして永久に、塩素入りの水道水をやめるよう、人間的立場から主張すべきである。」と。

博士の主張を裏付ける歴史的事実があります。 
それは、朝鮮戦争で戦死した米軍兵士の検死解剖の結果、外見上健全そのものの平均年齢22歳の兵士の75%以上が、アテローム性(退行性)動脈硬化症にかかっていたということです。
野戦の劣悪な環境のなかで飲まざるを得ない水に、衛生上の理由から、大量の塩素が使用されたためです。
ベトナム戦争でも同じような結果が出ています。

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水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-6

2007-09-29 10:13:21 | Weblog

6「アトピーと塩素の関係」 

粘膜や肌にとりつくと水分を奪い、次亜塩素酸と塩酸に化けるえっmそを口にしたり浴びたりすることは、アトピーで苦しむ人にとって病に追い打ちをかける結果となります。
お母さんが「卵はだめ」とか、「牛乳がいけない」といって食事に気を配っても、なかなか治らないのは、飲み水やシャワー、風呂、プールなどの塩素が大きく関与しているからです。

早稲田大学理工学部の小林寛教授は、「水質汚染と健康」をテーマにした講演のなかで、自分の娘さんが会社に勤め始めてしばらくした頃から、ストレスのせいか分かりませんが、それまでわずかだったアトピーが急にひどくなって、全身に広がって顔は外出することができないほどになってしまわれたそうで、その体験を基に仮説を立てて「塩素原因説」を唱えておられます。

以前から塩素に疑いを持ち続けてきた私としましては、教授の仮説に「我が意を得たり」の感が強くするのであります。
その仮説とは、次のような内容です。
娘さんのアトピー治療のため、3年ほどの間、断食道場、食事療法、健康食品、その他あらゆる方法を試みられたそうですが、結果は全部駄目であったことから、「自分が試していなかったのは水だけだ。」ということに気がついて、娘さんに「今日限り水道の水は一切飲んではいけない。」こととして、代わりにミネラルウォーターを毎日2ヶ月ほど飲ませ続けられたそうです。
その結果、1週間ほどの間にアトピーが嘘のようにスーッと消えてしまったのでした。

そこで、なぜミネラルウォーターが効いたのか一生懸命考えられた末、次のような結論を得られたのです。
「どうも塩素は遊離塩素ですから、ものすごい反応性をもっておりますので、体の中に遊離塩素がそのまま吸収されることは考えられない。恐らくは胃の表面とか十二指腸の表面とか、そういうところで化学反応を起こして取り込まれてしまっているに決まっている。これは細胞を破壊するという形で起こりますから、体の中に蓄積するというよりは細胞を殺してしまうであろう。やられた胃袋と十二指腸の入口辺りの栄養を吸収している粘膜の部分であろう。それが塩素でやられたんだ。その修復力が娘は小さかった。修復力が小さいんですね。だから壊れっぱなしになっていますので、そこからいろいろな高分子が体に入り込み、それをやっつけようとして抗原抗体反応が起こって、アトピーがひどくなったんだ。だから、あれは体を守るためにアトピーがでたんだ。ということが分かってきました。・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・」

アトピー性皮膚炎を、医者は皮膚のところに病気があると思って、一生懸命塗り薬を塗って治そうとしますが、皮膚科のお医者さんでは、アトピー性皮膚炎を治すことはできません。

口から入った物は、食堂を通り胃を徹って、そして十二指腸を通って小腸へ流れていきます。
胃や腸の入口、十二指腸のあたりのところでも、実はどんどん水もそれから栄養素も吸収しています。例えば、お酒などのアルコールは胃袋の表面からでもどんどん吸収されます。
その吸収するところに何があるかといいますと、薄い細胞の膜がありまして、その裏に毛細管が通っていますが、その膜を通して非常に小さくなっや分子(分子量でいえば、数千以下の小さな分子)をもっぱら取り込むといった構造になっています。
そこに塩素がやってきて細胞を壊します。即ち穴が開くわけですが、この穴は目には見えません。 だから、一見したところ何も変化していないようですが、胃や腸の粘膜の栄養を吸収するところに穴が開いているのです。 とは言え、これは、しばらく経つとまた修復することだと思います。

しかし、人によって、体のコンディションによって、修復の早い人となかなか修復しない人があると思います。修復の速度が遅ければ、また続いて水を飲む、また壊れる。壊れっぱなしになる訳です。
そういう人がいろいろな食べ物を食べたときは何が起こるでしょうか。この食べ物の中のタンパク質などの高分子が分解されないうちに、その穴から取り込まれるということが起こります。即ち、体の中には本当は入ってはならない高分子がたくさん入ってくるのです。 そうすると、体の中では抗原抗体反応という防衛反応が引き起こされます。これは体を守るために起こるのですが、それが激しくおこりますと、例えば、アトピー性皮膚炎というような炎症が起こることとなる訳です。

皆さんの周りにもアトピーの方がたくさんおられると思います。最近は、子どもの6割がアトピーを持っているといいます。
これは、今言いましたように水の塩素が原因だと私は思っています。
これから先よくなることはない。 こまま放っておけば、もっと患者が増える。
なぜならば、水がだんだん悪くなっていますから、「塩素の量を増やせ」ということになるんです。
そうすれば、今までアトピーにならなかった人だってなるんです。
そのうち全員なってしまうような時期がくるような気がします。・・・・(以下略)」

塩素が体内に侵入すると、どういう状況を引き起こすかお分かりいただけたと思いますが、これ以外にも健康維持に大切な役目を負っている腸内微生物(ビフィズス菌などの善玉菌)に、ダメージを与えるというおまけまでついてくるのです。

私が10年前(昭和63年)から水にかかわってきたなかで、軽度から全身に及ぶ重度を含め、アトピーに悩む子供さんたちに接する機会が多くありました。
そのほとんどが、時間の差こそあれ、飲み水や風呂の水を改善することで完全に解決することができました。そのことから、私は塩素に疑問を持ち続けてきました。
しかし、それを証明する手段もなく、またそうした理論を展開した書物にも出遭うことができず、単なる浄水器の一(イチ)セールスマン個人の持論の域から出ることができませんでした。
今、ご紹介した小林教授の説も、証明されたものではなく、あくまでも仮説ですが、体験上、最も説得力のある有力な説だと私は信じております。

次に、「飲む」という行為のみが、被害の対象ではないということを、是非しっていただきたいと思います。
意外なところにそれ以上の危険があるのです。

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水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-5

2007-09-29 10:12:45 | Weblog

5「肌や毛髪を痛めつける塩素」

肌や毛髪の美容は、世の女性の最大の関心事であることは洋の東西を問わず、今も昔も変わりません。
常に美しくありたい女性の願望に対し正面から立ちはだかるのが塩素です。
塩素が水と反応すると、次亜塩素酸と塩酸を生じます。

ところで、プールから帰ってきた子どもが目を真っ赤にしていたり、自分自身プールに行って、肌がカサついたり頭髪がパサパサになった経験をお持ちの方は多いと思います。
髪の毛や皮膚や粘膜にとりついた塩素が、そこここの水分を奪って次亜塩素酸と塩酸を生じ、それが強い刺激を与えて細胞を痛めつけるために起こる現象です。
塩素がドライスキンをつくり出すことにより小じわの原因になると言われるのもそのためです。

次亜塩素酸は、酸化力と共に色素結合を切断(漂白作用)する力が強いため、モヤシやレンコンの漂白に使用されたりしています。
水道水で洗顔、洗髪することは、肌を酸化(=老化)させ、黒髪から艶を奪い赤茶色に変色させる結果となります。
世のご婦人方にお伝えします、「化粧品やシャンプーを選ぶ前に、まず塩素で痛めつけないことを考える方が先決なのです」。

平成10年8月に開催された日本美容皮膚科学界の学術大会で、元大阪医科大講師、皮膚科医の長谷川義博氏は塩素が髪に与える影響について、「1リットル当り0.5ミリグラム(0.5ppm)の塩素を含む(この塩素濃度は日本の都市部での水道水の平均的数値です)40℃の湯と、同温の塩素なしの湯で20歳代の女性5人から切り取った髪各47本を朝晩2回ずつ洗浄した。これを1週間続けた後、髪の太さの変化を比べたところ、塩素なしの方は、71.19、22.11デニール(繊維の太さを表す単位)だったのに対し、塩素入りの方は66.45、19.68デニールと細くなっていた。」と、発表されています。
これは統計学上明らかな差で、塩素なし群の方は、髪の損傷も極めて少なかったそうです。

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水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-4

2007-09-29 10:12:16 | Weblog
4「ビタミンCを有害物質に変える塩素」

塩素がビタミンCと反応することによって生じる塩酸は、人間の体液濃度を一定に保つために大切な働きをしてくれる重炭酸イオンを破壊してしまいます。

体液の濃度は、ペーハー(pH)という単位で表されますが、人間の体液は、常に中性(pH7)よりほんのわずかアルカリ寄りのほぼpH7.35~7.40の間で一定に保たれています。
これが狂うと病気を引き起こすことになります。

pHの単位は1~14の中間の7が中性で、7から1の方へ数値が進むにつれて酸性の度合いが高くなり、7から14の方へいくにしたがってアルカリ度が高くなります。pHは、水素イオン濃度の高低によるもので、7を中心にして水素イオン濃度が高くなると酸度が増し、逆に低くなるに従ってアルカリの度合いが高くなります。

人間の体液濃度pH7.35~7.40という環境は、細菌の活動や繁殖を許さない領域であって、そこに狂いが生じることは、即ち病気や死を意味するのであります。

一般にアルカリ食品を多く摂ると、体液がアルカリになり、酸性食品の過剰摂取は体液を酸性側に移行させると信じている人は決して少なくありません。
むしろ、そう信じている人の方が数のうえでは多いかも知れません。これは日本だけにはびこる俗説であって、医学的には何の根拠もなく、諸外国にはこの考えは一切ありません。

アルカリ、酸性の議論は別としまして、人間の体液濃度を一定に保つために、重炭酸イオンが一役買ってくれていることは先に述べました。
重炭酸イオンは、体液中の水素イオン濃度が高くなると(酸性度が高まる)、水素イオンに反応して、これを炭酸ガスと水に分解して水素イオンの濃度を下げます。逆に水素イオン濃度が低下してアルカリに傾くと、今度は炭酸を水素イオンに変えて、水素イオン濃度を高めることにより、一定の濃度に保とうとしてくれます。

私たちは、無意味なアルカリや酸性を論じる前に、重炭酸イオンの大敵である塩素対策を考えるべきです。
重炭酸イオンが破壊されると、健康の維持が困難になることを示す例として、岡山大学の小林純教授は、各地の水質を分析し病気との関連を調べ、「水のアルカリ、酸性にかかわりなく、重炭酸イオンの多い地域に比して少ない地域に短命の人が多く、脳卒中のリスクもうんと高くなる。」という内容の調査結果を発表しておられます。

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水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-3

2007-09-28 15:55:40 | Weblog
3「発癌物質を生み、ビタミンを破壊する塩素」

浄水場で投入される塩素が、水中の有機物と化合してトリハロメタンと呼ばれる数種類の発癌物質をつくり出すことをご存知の方は多いと思います。
即ち、水中のメタンと結びついてクロロホルム、ブロモホルムといった奇形児をつくり出したりする本来は自然界に存在し得ない発癌物質をつくり出すのです。

厄介なことに、これらは煮沸すると何倍にも濃縮されてしまいます。
沸かせば安心と思っている人が、自ら発癌物質を何倍にも濃縮して飲むという危険を冒しているのです。

水道水の塩素濃度を調べるために用いられる試薬に、オルソトリジン液というものがあります。
この液体を塩素が入った水の中に数滴垂らすと、水の色がパッと黄色くなりますが、その色の濃淡により塩素の濃度を知ることができます。
色が黄色く変色しなければ、塩素は入っていないということです。

オルソトリジン液を入れて黄色くなった水の中にオレンジやお茶の葉などのビタミンCを含むものを入れて4、5回かき回すと、黄色い色がスウッと消えて元の透明な水に戻ります。
このことは、オレンジやお茶の葉の中に含まれるビタミンCと塩素が結合して、全く別の物質に変わってしまったということで、塩素もなくなる代わりにビタミンCも消滅してしまったのです。

塩素は、家族の健康を考え、毎日の献立に頭を悩ませながら一生懸命料理をされるお母さん方の努力を無にしてしまう厄介者なのです。
人間の舌は、基本的に人体に必要な物はおいしいと感じ、不要な物や有害な物はまずいと感じるようにできています。(注:この点につきましては、私どもが追求しています「真の健康」という観点からしますと、??という点がありますが・・・・・)

塩素の入った水道水で沸かしたお茶や炊いたご飯がまずくなるのは、人体に必要なビタミンが塩素によって破壊されるからです。
ビタミンは体内でつくられる物ではありませんから、さまざまな食品から摂取するしかありません。
その食品からビタミンを奪う塩素は、子どもの発育成長のみならず、人間の健康維持にとって大敵なのです。

今から20年ほど前(注:2007年からしますと約30年前になります)、京都大学の糸川教授は、当時の水道水(京大内)で実際にお米を炊いてみたテストで「水洗いの段階で破壊されるビタミンB1が40%近くにのぼり、炊飯で熱を加えることで更に30%近くが分解されたが、塩素のない水では、ビタミンはほとんど失われなかった。」と報告されています。
現在よりはるかに塩素濃度の低かった当時の水道水での実験ですらこのような結果ですから、今ならもっと厳しい結果となることは間違いありません。

人体にとって必要不可欠なビタミンCは、塩素と結合すると瞬時にしてアスコルビン酸-酸化体と塩酸に変じ、逆に有害物質になってしまいます。

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水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙)-2「塩素と心臓病」

2007-09-27 08:12:07 | Weblog
2「塩素と心臓病」

塩素による水道水の殺菌は、1902年ベルギーで行われたのが最初で、米国では1912年ニューヨーク州ナイアガラ滝の市営水道で使用されたのが最初だと言われています。
1920年代に入って広く使われるなりましたが、結果として、そのころからそれ以前死に至るほどの心臓病が存在しなかった地域に、心臓病による死者が出始めたのです。

塩素を知らなかった昔の英国でも、相当脂肪分の多い食事をしていたにもかかわらず心臓病は存在していませんでしたし、現在のエキスモーもアザラシやトナカイの生肉を常食とし、多くの脂肪を摂取していますが、彼らに心臓病はありません。 なぜなら、 塩素とは無縁の雪解け水を飲んでいるからです。(注:「食物酵素のBaka力」の中では、現代のエスキモーでは地域差があるものの、生活様式、特に食事内容の欧米化による別の因子に起因する心臓病、各種の生活習慣病に罹っている率が非常に高くなっていると書かれています)

そんな彼らが、都会に移り住んで塩素入りの水道水を飲むようになると心臓病にみまわれるのであり、現代の英国では多くの心臓病患者が存在しているのであります。
このような事実をもってすれば、塩素が人間にとってどのようなものであるかをよくお分かりいただけると思います。

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水道水の塩素の害について(原作:板垣 熙) 1「序章」

2007-09-26 08:49:50 | Weblog
約二年前になりますが、私どもが一番力を入れて販売しています「亜麻仁油」を介しまして、身体即ち細胞を形成する基本であり最も大切な要素は限りなくきれいな(有害物質を含まない)水であるという信念のもとに逆浸透膜方式浄水器を日本国内に広めることに努力してこられました人に出会うことができました。

その人のお名前は「板垣 熙」さんと言いまして、現在は有限会社エフ・アンド・アイとして営業活動をしておられますが、最初にお聞きしたことが二十数年に亘る活動の中で、私たちの身体の細胞を形成する要素として欠かすことのできない重要な要素はきれいな水ともうひとつ必須不飽和脂肪酸が欠かすことのできないものであるという結論に達したというお話しでした。

私としましては水道水の塩素が良くないものだという認識を持っていましたし、浴槽のお湯の塩素中和剤「湯まいるど」を販売していることもありますので、水道水の塩素の害についての詳しい説明や逆浸透膜方式浄水器の解説に興味津々、数時間があっという間に過ぎてしまったのであります。

板垣さんのご厚意により、お書きになっています「塩素の害について」(平成10年著)と「知られざる浄水器の実態・これが浄水器だ」(平成12年著)を私流にアレンジしてもよし、少しでも多くの方々に知っていただこうということになった次第です。

1「序章」
「死の水道」、「今日本が汚染されている」、「水汚染の構造」、水は救えるか」、「今子供が危ない」、「水最後の選択」、「今水が危ない」、これらは過去に出版された日本国内の水道水の危険性について書かれた書籍のほんの一部ですが、ご存知の方もおられるのではないでしょうか。
不勉強ながら、ざっと挙げただけでこれほどの本が世に出ているとはただただ驚きとともに恐れ入るばかりであります。

それでは先ず「塩素の害について」の「序章」から入ってまいりますので、関心がおありの方はお付き合いのほどよろしくお願いいたします。

塩素が、殺菌のために自分たちの水道水に投入されていることは、今更言うまでもなく誰でもが知っていることであります。
おいしいとかまずいといった味覚の点で文句をつけない限り、塩素が病原菌を退治してくれるので、多くの人たちは安心して水道水を飲んでいます。

しかし、農薬やダイオキシンなどを生み出す共同正犯であり、虫や菌をほんのわずかな量で殺す力をもつ塩素を日常的に摂取することが、人体に無害であろうはずがありません。
そして今や塩素が心臓病、ガン、アトピーなどさまざまな病気に密接に関与していることはいろいろな情報からしても疑う余地がないのであります。

にもかかわらず日本では殺菌という利点のみが強調され、その害について語られることはほとんどないのが実情です。
水道水の塩素濃度は地域によってまちまちですが、全体的に日本ほど高い濃度の塩素が水道水の蛇口で検出されるのは、世界でも極めて珍しいといっても過言ではないことをどれほどの人が知っているでしょうか。

一方、塩素を毒ガス兵器として最初に使用したドイツや早くから水道水の殺菌を塩素に頼ってきたアメリカでは、かなり以前から多くの人がさまざまな形で塩素の害について報告をしています。
このように悪いことは悪いと認めた上で、ではどう対処すべきかを論ずるべきだと思うのですが、都合の悪い部分は極力隠そうとする日本的体質がここにも色濃くみられるのであります。

その姿勢の是非はともかく、知られざる塩素の実態について、「一人でも多くの人に知ってもらいたい」という思いから筆を執った次第であります。

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「オメガ-3」の重要な役割

2007-09-25 17:03:04 | Weblog
第三のホルモン、プロスタグラディンの材料
これまでに、オメガ-3やオメガ-6の必須脂肪酸は細胞膜の構成要素なので、これが不足したりこれらのバランスが崩れたりすると体の機能が全て狂ってしまうことがわかって来ました。

昔から、皮膚症状、頭痛、疲れやすさ、頭の働きの変調などなどが知られていましたが、その仕組みが分ってきたのはプロスタグラディンというホルモンの研究に1982年というまだ25年ほど前の年にノーベル賞が与えられてからということです。

プロスタグラディンというホルモンは
1)体内のいろいろな場所で体の機能を適正に動作するようにコントロールするという重要な能力を持っている。
2)オメガ-3やオメガ-6を原料として人間の体内で作られている。

上の1)、2)を知れば、その原料(オメガ-3やオメガ-6)の重要性がお分かりいただけると思います。

プロスタグラディンが関係する体内での機能はいろいろと分ってきていますが、一例を挙げますと、食物を消化する消化器官が消化器官自身を消化してしまわないのはプロスタグラディンがそれを防いでいるからといったことがあります。

最近では消化器の潰瘍の原因は、先にも書きました消化器の壁を保護するプロスタグラディンの不足と考える研究者が多く、その原因がこのプロスタグラディンの原料になっているオメガ-3の不足にあるという学者もいるということは、オメガ-3の必要性、重要性を示すよい一例かと思います。

その他のプロスタグラディンが関係する機能は、
・痛みを起こしたり、逆に痛みを止める
・眼球、関節、血管の中の血圧を変える
・出産、流産、生理のトラブルなどに関係
・細胞中のカルシウムやイオンの出し入れをコントロール
・皮膚からの水分の放出をコントロール
・細胞分裂の促進
この他にも沢山ありますが、省略します。 

プロスタグラディンには多くの種類があり、ある種のプロスタグラディンだけが過剰に作られてもバランスが崩れて、身体中でいろいろな問題が生じてくることになるということです。
現代人においては、食生活の内容を分析してみるとき、オメガ-6が原料になっているプロスタグラディンは足りていても、オメガ-3が原料のプロスタグラディンは決定的に不足しているということは明白であります。

オメガ-3由来のプロスタグラディンの不足が原因で多くの現代病が発生している。
だから、その原料であり不足している必須不飽和脂肪酸オメガ-3を補わなくてはならない。
オメガ-3を補うには、内容的に亜麻仁油が断トツの一番で、価格の面からも一番手ごろ。
と言うことになるわけです。

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必須脂肪酸「オメガ-3」が不足する理由-2(トランス脂肪酸)

2007-09-25 15:53:37 | Weblog

現代のオメガ-3不足の原因のひとつである製造方法により生じているオメガ-3の不足とは別の問題とは、製造過程においてトランス脂肪酸という脂肪酸の異性体(自然界にはない有害、危険なタイプのもの)が大量に発生することです。

このトランス脂肪酸は人間の体内において細胞膜に進入して必須不飽和脂肪酸の働きを妨害するといった悪なのです。
そのために体内ではすでにオメガ-3が不足しているうえに更にトランス脂肪酸が増えた分だけオメガ-3、オメガ-6 が余計に必要になるという悪循環が起きてきます。
このような悪循環が続くことにより多くの現代人が健康を害しているのであります。

今では欧米諸国ではトランス脂肪酸を含む食用油やマーガリンが発売禁止になっていますし、最近ではヨーロッパ諸国に続いてアメリカのマクドナルド全店が使用する油をトランス脂肪酸の少ない油に代えたというニュースの他にも同様の動きが多くあるということが伝えられていますが、日本では旧来のままであり、最近厚生労働省や日本脂質栄養学会も警告はしていますが、 警告だけで終わっているのが現状です。

二ヶ月ほど前でしょうか、ニュースで聞いた厚生労働省の言い分は「全ての年齢層を対象とした調査と言うことで、日本人が口にする食品中のトランス脂肪酸の平均比率が欧米と比較して極めて小さく、安全圏内である」ということでしたが、いろいろな面で影響を受けやすく、しかもその影響が大きい年齢層(例えば、1歳から20歳代)に対象を限れば、地域差などがあるとしてもどんどん進んでいるおやつを含む食生活の質の低下からしてトランス脂肪酸の比率は驚くほど高い数値になると考えます。

食用油を高温で使用した加工スナック菓子類から冷凍食品を含むマーガリン、加工油脂、食用油などを(特に高温で)使用した各種加工食品類まで、市場に於けるその種類、数の多さと増加の早さを知るとき、厚生労働省の判断基準に問題有りと言わざるをえないのではないでしょうか。

このような観点からしても、厚生労働省は過去の薬害事件などからの学習が全くといって良いほどできておらず、実に情けないことであります。 

消費者よりも企業側に偏った連綿と続くお役人体制、それをよいことにしての多くの菓子、食品メーカーの売れれば良しといった経営姿勢、そして悪事を隠そうとする共通した体質等々を考えるとき、そして最近特にこれらに関連した事件、事故を目にするにつけて以前からお伝えしています次のコメントを意識すること大なのであります。

「最近のあまりにも残虐な犯罪、くだらなさすぎたりあきれかえるような事件、事故の多さと質の悪さ、気象の異常なまでの変化の様子等々今までに経験のないといった状況ばかりですが、少なくとも自分の健康と安全は自分で確保する努力を日日していかねばならないと考えております。」

話がそれてしまいましたが、最後に話をもどしまして、トランス脂肪酸の危険性などについてもっと詳しくお知りになりたい方は、『危険な油が病気を起こしている』(自然療法学博士J.フィネガン著 今村訳・解説 B6判並製 240頁)をご覧になってください。(興味をお持ちの方は、お知らせくだされば取り次ぎさせていただきます)
この本は日本の代表的な食用油脂30余種類の分析データをメーカーと製品の実名入りで紹介していますので、本当の意味での正しい食用油脂選択の参考にしていただけます。

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必須脂肪酸「オメガ-3」が不足する理由-1

2007-09-24 11:28:05 | Weblog

その1 食用油を造る際の製油技術の変化(1)
ひと昔前までは、食用油の製法として多くの場合手搾り的な圧搾法が用いられてきましたが、現在、同様の方法ではコールドプレス[低温圧搾法]と称する方法で造られたものだけに限られており(亜麻仁油はこの低温圧搾法により作られています)、その他のほとんどの食用油は化学溶剤で原料の中の脂肪を溶かしだし、その後に溶剤を取り除くといった方法が用いられています。

この溶剤を用いた製油方法では元の原料に含まれていたオメガ-3は、その過程で破壊されてしまい、製品は名ばかりの食用油になってしまっています。

その2 食用油を造る際の製油技術の変化(2):水素添加
昔の食用油が日持ちしなかったという記憶がある方も多くおられると思いますが、その理由はこの前の 「脂肪酸の構造ほか」にありました不飽和脂肪酸の構造式の中で炭素原子と炭素原子の結合が二重結合になっているところ、即ち炭素原子に水素原子が不飽和に(水素が付いていない)なっている部分があるために酸化されやすいからであります。

然るに近年の食用油製造におきましては多くの場合、商品としての寿命を長くするために食用油に水素を添加して(実際には、食用油の中に水素ガスと化学的な触媒を高圧下で注入するといった方法ですが)不飽和脂肪酸の二重結合即ち不飽和結合を飽和した結合にさせることにより油(脂肪酸)を酸化されにくくするといった方法がとられています。
このようにしてスーパーマーケットなどの売り場になが~~い期間変色せずに並べておけるようにしているわけです。

このようにして作られた食用油では多くの栄養素はもとより「オメガ-3」は最も早くに破壊されてなくなってしまっているのです。
これが現代の「オメガ-3」不足の最大の原因なのです。
 

その3 運送手段の発達と穀類の精白技術の高まり
今、問題にしていますオメガ-3は油分を含む農作物の中でも、比較的寒冷な気候の地域で収穫される作物に多く含まれていますが、近年の運送手段の発達により、北欧諸国に住む人人でさえも温暖な地方の作物を簡単に食べられるようになったことが「オメガ-3」不足の原因のひとつとなっています。

そしてもうひとつは、穀類の胚芽の中にはオメガ-3とオメガ-6が自然に入っていますが、見た目の良さとおいしさと食べ易さを求めての精白技術の高まりがオメガ-3不足の原因となっているのです。

現代のオメガ-3不足の原因は以上のようなことなのですが、前出の製造方法では、オメガ-3の不足とは別の問題が生じてきているのです。
この問題については、次回に続くこととします。

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脂肪酸の構造ほか

2007-09-23 09:13:32 | Weblog

前回、亜麻仁油の主成分について、必須脂肪酸オメガ-3という言葉が先行しましたが、理解を深める意味で脂肪酸について勉強してみたく思います。

辞書には、脂肪とは「動物や植物の中に含まれるあぶら」とありますが、その脂肪のほとんどのものは化学でいう脂肪酸という形をとっています。

その基本形はといいますと、2から20ないしそれ以上の数の炭素原子(C)がまっすぐに連なった鎖状になっていて、それぞれ一つ一つの炭素には水素原子(H)が結び付いています。

炭素の数の違い、それにくっついている水素の数とその結び付き方の違いが、それぞれの脂肪の味や性質の異なり、即ちそれぞれの特徴の元となっています。

全ての炭素原子にくっつき得る限りの水素原子が結び付いている状態(即ち、炭素原子が水素原子で飽和された状態)の脂肪酸を「飽和脂肪酸」、炭素原子が水素原子で飽和されていない状態の脂肪酸を「不飽和脂肪酸」と言います。

それでは、不飽和な個所はどうなっているかといいますと、隣り合わせの二つの炭素原子が二重結合という結び付き方をしています。

不飽和な個所即ち、炭素原子同士の二重結合が二箇所以上ある脂肪酸のことを多価不飽和脂肪酸といいますが、テレビの広告などにもよく出てきますリノール酸は食物中に含まれているオメガ-6多価不飽和脂肪酸の中で最も一般的なものです。

下の化学式が、あまり上手く書けていませんが、食用油の中で亜麻仁油に最も多く含まれているオメガ-3多価不飽和脂肪酸のひとつ、アルファ・リノレン酸の構造式です。

   H  H       H       H       H  H  H  H  H  H  H
   |  |        |        |       |  |   |  |   |  |   |
H-C-C-C=C-C-C=C-C-C=C-C-C-C-C-C-C-C-C=O
    |  |   |   |  |  |   |  |   |  |   |   |  |  |   |  |   |   |
   H  H  H  H H  H  H  H  H  H  H  H H  H  H  H  H  OH このところでO(酸素原子)にH(水素原子)がくっついて「酸」の構造になっているので、脂肪酸と呼んでいます。

左から3番目のC(炭素原子)に=(二重結合)が起きているのでオメガ-3と呼びます。

人間の身体にとって必要且欠くことのできない(=必須の)多価不飽和脂肪酸ですが、その構造式については覚えていただく必要はないと思います。

しかし、オメガ-6の摂りすぎを反省し、オメガ-3を多く含む亜麻仁油を食することによりこの二つのバランス(balance)を回復する必要があることだけはご理解いただかねばならないことであると考えます。 

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必須脂肪酸:オメガ-3と亜麻仁油

2007-09-22 06:33:00 | Weblog

必須脂肪酸という栄養素

必須脂肪酸は油の中に含まれている栄養素です。
必須脂肪酸には主たるものとしてオメガ-3と呼ばれている形の脂肪酸と、オメガ-6と呼ばれる脂肪酸があります。
これらは人間の体の細胞膜やホルモンをつくる原料であるため、体の全ての機能に関係しており、体にとっては不可欠なものであることが、「必須」という理由です。
体にとっては不可欠にも係らず、オメガ-3オメガ-6は人間の体内ではどんな材料を使っても作ることができませんから、口からの食事で取り入れなければならない栄養素ということになります。

必須脂肪酸オメガ-3亜麻仁油
現代の食生活の中で、多くの人が摂取不足と言われています必須脂肪酸の含まれる油はどんな油でしょうか。

食用油の種類 オメガ-3 オメガ-6
    亜麻仁油 60 20
    鮭の油 30 20
    くるみ油 10 40
    小麦胚芽油 10 40
    大豆油 50
    紅花油 58~75
    ひまわり油 20~72
    コーン油 40~57
    アーモンド油 14~44
    ごま油 40
    アボガド油 10~40
    ピーナッツ油 20~30
    あんずの核の油 14~30
    オリーブ油 8~15
    ココナッツ油 2~3
    やしの実油 1~2

亜麻仁油が突出していることは一目瞭然であります。

オメガ-6は、“からだにいい植物油”といわれて、一時期世界中で流行したことからそれ以降皆さんよくご存知のリノール酸のことです。

日本に於ける最近でのオメガ-6の摂取量に関して専門家からはその過剰さを指摘されており、一例をあげますと、遡ること7年前にすでに次のような研究発表がされています。
2000年6月に開催の日本東洋医学会総会での大阪市立大学医学部皮膚科学教室の発表では、アトピーに対する食の影響の中で、摂取量が増えているオメガ-6に比較して不足しているオメガ-3とのバランスの悪さが言及されるといったようにオメガ-3オメガ-6、この二つの必須脂肪酸摂取量のバランスの悪さが多くの体調不良、病気の原因だということが言われていますし、その他にも同様の報告がいろいろと発表されています。

人間の脳の60%は脂肪からなっていますが、その中で一番多いのがオメガ-3の脂肪酸であり、神経伝達、刺激の受け取りなどの反応に係っている重要なものなのです。
また、現在ではオメガ-3は心臓病や脳卒中の原因となっている血栓を防ぐのにも有効なことがわかっています。

オメガ-3及び亜麻仁油の大切さ、必要性を少しはおわかりいただけましたでしょうか。

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亜麻仁油ってなんてすばらしい(体験談続編)

2007-09-22 06:30:09 | Weblog
続編
真の健康を考える店」様 ○○です。
先のメールにて打診されました件、一向に差し支えありません。
了解いたしました。
つたない文章で恥ずかしいですがお役に立てることを嬉しく思います。

体の調子がいいということは本当にありがたい事です。
より多くの方々に亜麻仁油が支持される事を願っています。
だって本当にいい商品なのですから。

私などは、「更年期も重症だろうな・・」とマタニティブルーの時にずっと先の心配もして、余計に気落ちすることがありましたが、亜麻仁油のお陰で、そしてこれからも亜麻仁油があるからと今は全く心配していません。
ありがたいです。

しかし、亜麻仁油に頼り過ぎる事なく、いいリズムでの生活を心掛けて体を可愛がって行こうと思います。
内容のいい食事は必須ですね。

又これからどんどん食事が進む息子にもいい食育をしなければと思っています。
亜麻仁油で息子のアレルギー体質も改善されると信じています。

これからもいい情報等ありましたらお知らせください。 今後ともよろしくお願いします。お世話になります。
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亜麻仁油ってなんてすばらしい(体験談第一話)

2007-09-21 16:21:44 | Weblog
「亜麻仁油」をお子さんと共に続けておられるお母さんから体験談のメールをいただきましたので、少しでも多くの皆さんに「亜麻仁油」のすばらしさをお伝えしたく、小話に載せる了解をえましてここにご紹介いたします。

第一話
三重県の○○です。
遅くなりましたが商品は土曜日に無事到着しました。

亜麻仁油を紹介して頂いた時はまだ亜麻仁油に対する知識も薄かった(いや、ほとんどなかった)ので「ちょっと試してみよう」位の意識でした。 
でも最初に頂いた小冊子の本を改めて読んでみて亜麻仁油の凄さに驚きました。

そして私の体調にもうれしい変化がありました。
そもそも息子(現在九ヶ月)に卵アレルギーがあると分かってその対策として亜麻仁油で体質改善できればと思ったのが始まりです。 
購入当初は離乳食もまだ最初の頃でしたので子供に摂取させるよりも母乳を与えているために私が摂りました。(今は息子の離乳食にも混ぜています。)

私は亜麻仁油を摂り始める前は産後のマタニティーブルーに悩んでいました。
高齢出産でしたのでそのせいもあるのかもしれませんがメンタル面でナーバスになることが多くて自分でもどうコントロールしていいのか分からずといった感じだったのです。
これが尾をひくと産後のうつになるんだろうなぁと思いながら・・・・どうすることも出来ずにいました。

でも亜麻仁油を摂り始めてから今まで感じていたブルーな感情がコントロールされ、気分が楽になってきたのです。
もしかしたら「亜麻仁油を摂っているから」と自分で自分に暗示をかけているのかもしれません。
それでも亜麻仁油を食さなかったらこのようにはいかなかったことを考えると本当にありがたいです。

あと、三kgほどやせました。体脂肪が落ちたのです。 これは嬉しかったです。

もっと早くに亜麻仁油を知っていればとも思いますが、息子のアレルギーがなかったら多分知らずにいただろう亜麻仁油。
何が幸いするか分からないものです。
今度は私が知人や両親などに亜麻仁油を薦めてあげなければと思っています。
特に知人は不妊で悩んでいますので。

「医者も知らない亜麻仁油パワー」の本は読んでみたいです。
回りの人に説明する時に説得力つきそうですから。
でも少し値が張りますので購入はもう少し先に。

これからも継続していきたいです。 本当に体にいいものですから。
いい商品を教えていただきありがとうございました。
 

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