Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

2年の限界

2008-03-18 18:40:22 | Weblog
 隊員活動が終了してしまいました。あっという間の2年間でした。まるで夢のようでした。のんびりとしたアフリカ時間の中で、限られた任期を全力で突っ走ってきた感じがしています。
 授業以外にも、理科室の運営や、学校予算の適切な使い方など、まだまだやりきれていない問題が残っています。約2年間の活動では、学校の現状を把握し、自分の居場所やこの国に合ったスタイルを確立するのがやっとでした。「これから」というときに帰国のタイミングを迎えてしまいました。もし、3年の任期があるのなら、最後の1年は生徒主体の授業スタイルを定着させたり、視聴覚教材の設置や活用を試みたり、実験ハンドブックを作ったりするなど、やりたいことはたくさんあります。私と同じように現職経験のある後任の隊員が来れば、このことからはじめると、現場のニーズと合致します。私は土台を築いたに過ぎません。
 それと、時間割編成の問題が残っています。生徒数1000人を越える学校規模では、時間割の作成は困難を極めます。できあがったものを手直しするだけでもたいへんな作業を伴います。実際、いろいろな学校から依頼を受けて、結局5校分作りました。オルノ学区のみならず、オシャナ州の小中学校にも、私の守備範囲が広がりました。時間割編成のプログラムや扱い方を、現地の先生に伝える時間がないまま任地をひきあげてしまったのが残念です。仕方ないか…。

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