Hirokaz' Diary

Ondangwa Life in NAMIBIA

問診…

2007-12-21 21:00:59 | Weblog
 は~い!首都から更新です。今日、健康診断が行われました。今回は隊員の数も増えたので、2日間にわたっての実施になりました。この国で最も優れた医療施設を誇る「Medi Clinic」(写真)。まず医師による問診でした。『自分の身長、体重わかる?』…「はい、わかります」…『じゃあ、教えて。計らなくていいから』…「えっ?」…『目はいいよね。眼鏡とか必要?』…「あっ、コンタクトなので」…『じゃあ、見えるね~』っておいっ!計れよ!!すべて自己報告で進んでいきました。『検尿、持ってきた?』…「は、はい」…試験紙を使ってその場で検査しました。ちょっとどきどきしたけど、無事、正常値でした。「あの~、検便は?」…『検便は明日ね。今日は検査技師がいないから』っておい!この真夏に一日中保管しておけってことですか?検尿と検便は、朝、がんばって採取して持参してきたのに…。その後、触診と簡単な問診があって、トータルわずか10分で終了。今日はもう帰っていいって…。というわけで、血液検査、検便、X線撮影は明日になりました。

大停電

2007-12-12 22:58:32 | Weblog
 午後1時過ぎごろ、プツンと冷蔵庫のモーターが止まる音がしました。停電です。何かと不安定な電気と水道…。そういえば、この国の新しい派遣要請に、水道や電気設備の隊員が各役場に勤務する形で載っていました。これは急務ですね。
 しばらくしてから、首都の隊員から電話がかかってきました。「別にたいした用事じゃないんだけど…。停電でお店が閉まってて…。」首都での停電は極めてめずらしいのです。しかも、首都の停電が起きたらしい時間と、ほぼ同じタイミングでこちら(北部)も停電したことがわかったので、私的にドキッとしました。すぐ頭に浮かんだのが「テロ?」。だって、全国的に停電なんてあり得ません。他の隊員とも連絡をとりましたが、国全体の電力がストップしていたんです。次に通信が乗っ取られたら、もう為す術がありません。
 結局、約1時間ほどで電気はもどってきました。ちょっと考え過ぎだったかな。それにしても、何があったんだろう。国全体を止めるなんて、よほどの工事だったのかな?ただ単に、ナミビアの規模が小さいだけ?(名古屋市より少ない人口の国だから)
 写真は、首都ヴィンドックの夜景です。なかなかキレイでしょ?
それでは、これで長期休みに入りますので、しばらくナミビア国内の旅に出ます。

放牧…

2007-12-12 17:37:07 | Weblog
 いよいよ本年度が終わり、生徒は自宅に帰省しました。私の家のまわりも一気に静かになりました。昼間なのに、し~んとしています。いるのはウシとヤギだけです。相変わらず、校庭には家畜がうろうろしています。写真左の建物が自宅で、右奥の方にいるのがでっかいウシです。もう自由に校内をうろついています。牧場じゃないっつうの。
 そして、夜になると、違う「生き物」がうろつきます。ホステル(生徒寮)の灯りがなくなったので、光に集まってくる虫の数が一気に増えました。窓に張った網戸を通過する小さな虫がいるので、やっかいです。でも、窓を開けないと、昼間の熱がこもるし、夜の外気は涼しいので、入れ替えたいのです。仕方なく、部屋を暗くして、窓に扇風機を設置して、強制的に空気を入れ換えています。一気に気温が下がり、快適になります。ただ、あまりに暗くて、何もできません。ちょっとした灯りが命取りになります。暗い部屋で、パソコンの画面だけつけても、その光に集まってきちゃいますから。

厳しい世界

2007-12-12 17:31:49 | Weblog
 いや~、年末ですね。日本ではお歳暮とか年末商戦が繰り広げられているのかな。なつかしい…。こちらはクリスマス一色です。写真は、小さな町の夜の電飾です。なかなかキレイでしょ?でも、なんだろう、何かが違うんです。このくそ暑いクリスマスに…なんか慣れないです。それに、スーパーにでかでかと貼ってあるポスター、サンタが暑苦しい格好をして微笑んでいるポスターを見て、何か疑問はわかないのかなぁ?
 さて、週末なのにどこにも出かけずに、家にひきこもって、採点と成績をやっていました。そして、戦いが終わりました…。私の担当クラスは誰一人不合格は出ませんでした。とりあえず安心しました。でも、これは物理化学の成績のみ…。この国では、試験や日常点などのトータルが35点未満だと、単位がもらえません。英語は主要教科なので、その単位を落としたら、留年が決定します。他の教科も、2教科以上落とすと留年です。なかなか厳しい世界です。毎年、容赦なくけっこう落ちます。

不審なメール

2007-12-12 17:22:54 | Weblog
 携帯に写真のような不審なメールが来ました。「Surprise! You can send free SMS to anyone in Namibia on 7 December.」日本でいうところの「おめでとうございます!あなたの本日ご使用するメールはすべてタダです」みたいな内容です。この手のメールは怪しいですよね。日本でもよくあります。「当選おめでとう」とか言って、すごく割安で買えるように思わせて、けっきょく買わされてるという商法…。ナミビアにもこんな手口がはびこるようになったかと、肩を落としていましたが、すぐに、あることに気づきました。「ちょっと待てよ、これ誰も得しないじゃん。お金が動くわけじゃないじゃん」試してみたくなり、適当にメールを送って、チャージ(残高)を見てみると、確かに減っていませんでした。これ、新しいサービスだったのです。おもしろいこと考えるなぁ。そして、メールの最後はこうしめくくられていました。「これからやってくる年末年始には、もっと驚くサービスが待っていますので、乞うご期待!」
 ちなみに、こちらの携帯の表示はアンテナが5本です。だから、バリ5?

安物買いの…

2007-12-12 17:10:17 | Weblog
 隊員の現地生活費は、最低額の支給(現地の標準生活レベル相当)しかないので、いろいろ切り詰めて生活しています。そこで、どうしても安いものに目がいってしまいます。例えば「靴」。こちらで買ったのは黒の革靴とサンダル。日本からはほとんど持ってきませんでした。しかし…、革靴は買ってから3ヵ月経たないうちに、かかと部分の縫い目が裂けてきました。普通、この部分は丈夫に作るのでそうならないはずです。使ってある皮もフェイクだし、縫製に使っている糸も耐久性の低いものです。安物に手を出す自分にも責任はあるんですけど…。サンダルも買った次の日に鼻緒の縫い目が破れて切れました。作りのあまりの雑さにビックリしました。でも、写真(革靴のかかとの縫い目、わかるかな?)のように、がんばって修理を重ねて使っているので、革靴は1年半ももっています。もう新しいの買いたくないからね。あと3ヵ月、もちこたえてほしいです。

裏目…

2007-12-06 18:37:30 | Weblog
 朝から停電。電気が戻ってきたのが昼過ぎごろ。いつものパターンなら、6時間近い停電の次に来るのは決まって「断水」。絶対に水道が止まると思い、帰宅後、急いで洗濯をしました。無事に洗濯を終え、遅い昼食の支度をはじめようとしたら、また停電…。先に食事にしとけばよかった…。
 しかたなく、ガスコンロでお湯を沸かしたりして、フライパンでパンを温めたりして、苦労して食事を済ませると、ふっと電気が戻ってきました。何というタイミングの悪さ。人をおちょくっているような感じで腹が立ちました。いかん、いかん、こんなことで…。
 午後4時過ぎ、近くのスーパーに買い出しに行きました。うだるような暑さの中を歩き、ようやくスーパーが見えてくると、入り口に人だかりが…。しかも、店内が暗い…。また停電です。「え~っ、また~?」レジが動かないので、店内にいるお客さんには手計算で対応し、これから入りたいお客さんは店の前で足止めさせられていたのです。「は、入れない…」何ということでしょう。次々と襲ってくる裏目裏目の事態…。わかっていても、この不便さ、イヤになります。
 もうなんか、腹が立つのを通り越して、笑えてきました。このまま帰るのもしゃくだし、今日はすべてが裏目に出ているので、帰ると電気が戻ってくるような気がして、何となく駐車場に座り込んで30分ほど待ちました。あきらめかけて、帰ろうとしたとき、スーパーの電気がつき、お店にお客さんが流れ込みました。「電気が戻った?」…いいえ、自家発電が作動しただけです。レジと主なライトがついただけの暗~い店内でした。いつ自家発電が切れるかわかりません。急いで、買い物をして、レジに並びました。案の定、ものすごい長蛇の列。やっとの思いでレジを通り抜けたとき、店内がパッと明るくなりました。電気が戻ってきました。あははは…。
 写真はキレイとは言えない我が家のキッチンです。このところ、ほぼ毎日、断続的な断水をくり返します。不意をついて、出ないことが多いです。

ショック療法

2007-12-03 00:30:03 | Weblog
 セミの声が暑さに拍車をかけます。いるんですね~この国にも。ゴキブリもうざいし。夏は虫が多くてかなわん…。見たこともない虫に出会うと、ビックリします。
 この国のホッチキスは、質があまりよくなく、すぐに針が詰まります。テストを綴じるとき、使うとよくわかります。日本のは精巧にできていますね。先日、理科のテストを綴じているとき、ビックリしたことがありました。一緒に作業をしていた先生がいきなり針の詰まったホッチキスを床に投げつけたのです。ショックで詰まった針を外そうとしていました。これを見たとき、こちらの人がものをよく壊す理由の一つがわかった気がしました。あまりに短絡的です。投げたとき、他へのダメージの方が大きいのになぁ。
 帰宅後、今度は2人の生徒がそれぞれに電卓を持ってきました。早速、調べてみると、原因はいずれも電池を保持している留め金が外れていることでした。この留め金を外すには、ひどく落としたか、投げたとしか考えられません。どんな扱い方をしているんだろう。本人は気をつけていても、人に貸したりするから、そのときに乱暴に扱われるのかな。それとも、本当に投げつけて直そうとしたのかな。ショック療法は、電子機器には通用しないんだけど…。でも、待てよ…。昨年、電話線がどうにも調子悪いとき、ヤケになってバシバシ叩いたら直ったもんなぁ。写真はちょっと見づらいけど、これがその叩いて直る電話線(中央上)です。

年度末反省会

2007-12-01 23:14:18 | Weblog
 今年はバー(居酒屋)を貸し切りました。それにしても盛大な反省会になりました。約50名もの参加があったので、特設屋外テント(かなり巨大です)で行われました。先生方はもちろん、ホステルスタッフやキッチンスタッフ、清掃員さんまで、たくさんの学校職員が集まりました。前の校長先生が来たり、以前勤務していたかつての同僚が来たり、いったいどこまで招待状を出したんだ?みんなでワイワイ騒ぎながら、話をしたり、お酒を飲んだり、楽しく過ごしました。以前なら数分と、もたなかった私が(原因は英語の会話が続かない…)、席を移動しながら、自分から会話に飛び込んでいく姿勢に気づいたとき、成長したなぁと実感しました。
 ただ、気になったのは会費。たったのN$30(約500円)。でも、豪華な料理(肉3種類:鳥、牛、山羊)にたくさんのアルコール…。写真のように、テーブルに「これでもかっ」という量の料理がありました。こういうときの主食は決まって「マカロニ」(写真左)です。絶対に会費だけでは赤字です。別に職員間の積み立てもないしなぁ。んっ!?まさか…。