Orangy sky Diary

青空や夕日が大好き♪日ごろの出来事やお花のアレンジの事など、ぼちぼち書いていこうと思います。

人生って・・・・・・

2012-04-27 08:51:12 | 家族のDiary
先日は、腰も治ったことだし、友人と3人で鎌倉巡りなどして楽しんだのだけど、そのレポートは次回と言うことで・・・。

タイトルどおり、ちょっと人生について考えてみちゃったりしてたここ数日の気持ちを書いてみようかな・・・。


まずは、今日は長男の誕生日。
15歳になった。
15年前を懐かしく思い出すと言うよりは、自分が15歳の時ってついこの前だったような、いろいろな記憶がしっかりあって、自分の15歳って何してたかな、などと思い出してみたりした。

中3、一貫校だったので比較的のんびり気分。
好きなことをかなり自由に出来てた時期。
部活でも本領発揮で楽しかった。(ちなみに合唱部)
合唱祭でもクラス対抗(学年も交えてだけど)で燃えた。
洋楽にハマって、そのおかげでちょっとだけ英語を頑張れた。
イギリスのミュージシャンが本気で好きだった。
下敷きにロンドンの街でポーズを取ってたミュージシャンのグラビア入れて抱きしめてた。(4人グループだから抱きしめると全員抱きしめることになるのだけど。)
相変わらず少女マンガが好きだった。
自分のお小遣いで耐水性のインクを買ったりして漫画家に近づいたような気になってた。今でもあのホルベインのインクの匂いは忘れられないなあ。
真似事でマンガや水彩の絵も描いたりしてた。ウィンザー&ニュートンの絵の具とか、レトラセットのスクリーントーンとか、手に入るとそれだけで大人の世界に足を踏み入れた気分になってた。
女子校だったので、2Dの10頭身くらいの男の子に恋してた(・・・かも)
それと同時に勉強は大変だった。
宿題も予習や復習の量も多かった・・・。
文化祭がこの時期だったので、準備で大変だった・・・。
友達と休日にどこかへ行くにも、携帯なんてないから待ち合わせを念入りに電話で相談してた。待ち合わせもトラブルがあった場合も含めて先を考えて決めてたなあ。
でもまだまだ自立なんてしてなかったし、未熟さも感じてた。


大学時代は、年齢的には大人だったけど、高校の延長のように親のスネかじってた。
でも、父が病気になって入院生活、母に協力できるようにととった運転免許。
初めての運転の時も、助手席には誰も乗ってもらえず、大海に飛び出す小魚のような心境で、手に汗かきながら激混みの国道1号線(渋滞情報に良く出てくる「原宿の交差点」付近!)に飛び込んだ記憶がある。
まだまだ大人になりきれてなかったけど、1人でやらなければならないこと、決断しなければいけないことがどんどん出てきた。


社会人になって、色々任されて、相変わらず未熟だったんだろうけど、頭はフル回転、エネルギーもたっぷりあったから自信もあったかな。
大学4年で父が他界、なので母と二人で車で京都やら福島にも行った。
運転は自分しか出来ないのに、全然疲れて無理、とか思わなかった。
バブルだったせいもあるけど、深夜まで残業してタクシーで帰る日々も当たり前だった。
大人ではあるけど、親には心配かけてたと思うし、今なら全然許せる事が許せなかったりした。人とぶつかったりもしてた。軟らかい心になれていなかった部分も沢山あった。


結婚して子供を持った。
自分の資格を生かして、フラワーアレンジも始めた。
社会に出てバリバリ働いてたときよりも時間がゆっくりしてた。
でも自分の時間が自分のためだけじゃなくなってきた。
親たちが、孫の相手をしてくれた。
子供たちはおじいちゃん、おばあちゃんにとっても懐いてくれたので、沢山沢山助けてもらった。
ネット交流も始まった時期だったので、外出せずして生まれて初めてネット上のお友達も出来た。
オフ会もやった。
今でも続いてるお友達もいる。これは時代の流れのおかげね。


子供が学校に入ったら、役員やらなにやらで同じママたちとも交流。
気の合うママとも沢山友だちになれたけど、全然違う意見の人もいるんだな、とわかったことも・・・。
自分の学校時代やネットでの友人、マンションでのお友達は、自分と合う人としか友達にならないから、価値観が違う人を目の当たりにしたのもこの頃だった。


それから先は、全然変わってないつもりだった。
でもふと、体力が落ちている事を実感するようになった。
小さいが病気もして入院した。近眼だから大丈夫だと思ってたのに、あっさり老眼が来た!
ほとんどの人が経験すると思うけど、俳優さんの名前が出てこない。
昔、自分の母親が友人と話すときに「えーとホラ、誰だっけ?あの○○のドラマに出てた人!」なんて言ってたのを全く同じように繰り返して私がやってる。
新しい事にチャレンジする意欲も減ってる。
4月になるといつもウキウキして、今年こそは○○語を!とテレビ講座のテキストを買ったりしてたのが、それさえ出来ない・・・。
子供が寝静まったら、夜更かししても雑誌を見たりテレビを見たりしてたのが、だんだん眠気に勝てなくなってる。
立ち上がるときに膝が痛かったり、無理すると腰に来たり・・・。
人間ドックも1年に1度必須。
年齢を重ねるとこうなるんだと、今自分がなってみて初めてわかる事だらけ。



そして親も年を重ねた分、頼られる方から頼る方へ変わってきてる。
もう子供の相手をして一緒に遊ぶ元気はない。
実家の母の家に息子が泊まりに行くと、荷物を持ってあげたりゆっくり歩いてあげたりするのは息子の方。
親が病気になってあれこれするのは、私たちの番。


15歳になった息子を見て、今の記憶力だったら、もっとこうすればいっぱい習得できるのに、とか、もっと有意義な楽しみも沢山あるのに・・・と、ついつい思ってしまう。
無我夢中でNゲージとやらを作ってる時間、そんなに時間をそれに費やしちゃうわけ?って思ってしまう。(しかも老眼鏡かけても見えないくらいの小さな文字が書いたシール、ありえない・・・)
でも、自分が15歳の時も結局同じだったんだろうな。
親に言われて、「あ、そっか!」と悟るなんて事はまず無いんだった・・・。
そうやってもったいない時間を過ごしてた事もひっくるめて自分の人生なんだ。


人間って、どの時期がすべてにおいてのピーク、完璧な状態ってのは無いんですね。
体力が最高値でも精神的にベストな状態なわけでは無く・・・。
精神的に整ってきたときには何でも出来るほど元気じゃなくなってたり・・・。
そのバランスがちょうど良い時を持てる人もいると思うけど、その時期はそんなに長くないし・・・。

人生って、試行錯誤して、結論が出せたときにはそれが出来なくなってたり。
人生って、いっつも何か足りなくて、何かを追いかけてて、捕まえたら別のものを落としてて・・・。
そういうものなのかな、人生って・・・。