東京都の今日の感染者602人。
悪い意味で順調に数字を伸ばしています。
近辺は救急車両のサイレンが絶えず、超リアルホラーの世界が繰り広げられています。
ただ、不思議なのは周囲で感染したという話を効かないことです。
まあ蟷螂の住むマンションは高齢世帯だらけなので、みんな完璧に用心しているのでしょう。
これがタワマンだったりすると、完全密室になるエレベーターでの通勤ラッシュで感染が広がる恐れがありますし、高層階では換気が不十分になり家族内感染などが広がります。
タワマンでなくてよかった。
ま、ひがみですが。
医師会と政府のGoTo認識にズレが生じて幾年月。
東大までもがGoToは好ましくないといっているのに、政府も厚労省も素知らぬふりを見せています。
かつて武見太郎が診療報酬引き上げをめぐって全国一斉休診をしたことがあります。
現中川体制ではちょっと無理でしょうが、GoToに強硬に異を唱えるのであれば、一斉休診をチラつかせるべきだと思います。
強硬な態度をチラつかすことができないのは、如何に医師会と政府がズブズブの関係であるかという証拠でしょう。
ことは感染者の重症化にかかり、ともすれば死屍累々の光景がうっすら見えてきます。
特に人口の密集した大都市では感染者数が1月2月に急増する可能性があり、重症患者のベッドも逼迫するはずです。
もう、太平洋戦争突入時のようにすべてが手遅れの現状ですが、少なくともGoToを一旦中止し、感染が収まる時期を待つ勇気が必要だと思っています。
今は新型コロナウイルス感染症との戦争中なのです。
これが中国だったら外出禁止令や戒厳令が敷かれてもおかしくないレベルなのに、漫然とGoToを放置している政権与党の姿を見るにつけ、「こうして太平洋戦争も始まったんだろうなぁ」と思ってしまいます。
日本全国津々浦々に新型コロナウイルスをお届けするGoTo。
脆弱な医療体制の地方で感染者が出たら、取り返しのつかないことになると思うのですが、常に言っているように、もしこれが社会保障制度健全化を画策する厚労省の高齢者抹殺の手段だとすれば思い違いも甚だしく、後々まで禍根を残し、数年後には提訴ラッシュになることは間違いないでしょう。
東京都の重症患者数59人(12/9)
入院患者数1820人(12/9)
検査人数6509.4人(12/8)
陽性率6.1%(12/8)
接触歴不明者数247.7人(12/9)
台東区の累計感染者数904人(12/9)
墨田区の累計感染者数919人(12/9)
遂に墨田区の感染者数が台東区を抜きました。
江東区の累計感染者数1509人(12/9)
江東区の感染者数が急伸しています。
人口の多さと感染者数が比例していることがわかります。
感染拡大初期によく使われた『医療崩壊』というワードを、最近メディアが使わなくなりました。
政府から圧力がかかっている可能性があります。
チャイナを笑っていた日本人がチャイナに笑われる事態を誰が予想したことでしょう。
感染症に対する本気度の差が出ているとしか思えません。
2月末にはチャイナに帰った行きつけのスナックのワンちゃんを心配していましたが、今はワンちゃんに心配される立場となりました。
この年末年始の帰省で感染は日本全国津々浦々まで拡大し、来年は感染者の発表を控え始めるかもしれません。
例えば今週の感染者は1医療機関あたり0.75人とか・・・
そうなると地獄ですね。
スガは一日も早く目を覚ましてほしい。
あるいは呆けて、悪い夢を見ているとしか思っていないのかもしれませんが。