ぽちゃりんぐ

カッコよく自転車に乗りたい! 脱ポチャ!

エントリーアルミロード考

2021-09-08 23:31:00 | 日記
ロードバイクは高い。人力なのに電動自転車よりも高いなんてザラだ。

最低10万円。
エントリーロードバイクとして値付けされているのは大体このくらいの金額だろう。漕がなくていい原チャリと同じくらいか。

金額さえ出せば、容易に世界のトッププロと同じ機材を使うことができるロードバイクの世界では、エントリーロードバイクはあまりに低く扱われる。10万円の自転車ではスペックが足りず、フレームはアルミよりもカーボン、11速使えるコンポーネントにするべし、鉄下駄は履き替えろ、などなど、経験者たちの有難いアドバイスも多い。それぞれの言い分は分かるが、エントリーロードバイクではロードバイクの世界の入り口としてふさわしくないのでは、なんて思ってしまうこともある。恐ろしや。

今日は久しぶりに妻の自転車、アルミのエントリーロードバイクを借りて多摩川土手に繰り出した。ビアンキのVia Nirone7という、アルミフレームのロードバイク。鉄下駄装備の上、コンポはClaris。リア8段だ。安全のため、ブレーキはアルテグラに変えてある。


久々に乗ると、キビキビと反応して、特にストップアンドゴーの加速は鋭く楽しい。アルミフレームとは言え、フォークはカーボン混じりと、衝撃吸収性に配慮している。多少荒れた道とかでも不安なく突っ込める、なんだこの安心感は。

普段乗ってるスチームフレームよりも、意のままに操っている感じが強くて、安心感と楽しさが両立している気がする。全然楽しいじゃん。エントリーロードバイク。

乗りながら、十分自転車の楽しみを感じてるなー、なんて考えていたわけで。自分みたいに、レースには出ないけど長い距離をスポーツとして自転車に乗りたい、みたいな人には全くもって問題ないのがエントリーロードバイクだ。

もちろん、レースに出たい、コンマ数秒の世界で勝負したい、みたいな人には少しでも軽く、操作性も良く、という世界観で乗ってもらえばいいが、逆に自転車に乗っていない人も多い公共の場では、その拘りは捨て去って欲しい場面も多い。多摩川の土手なんて、ストップアンドゴーの練習なんじゃないかってくらい減速が必要だ。
あ、そのためにブレーキをアップグレードするのはいい判断だろう。

なんか、エントリーロードバイクに乗って、自転車に乗る楽しみを再確認できた。そんなサイクリングが出来て嬉しい。

ま、エントリークラスでも10万円。結局、入り口のハードル高いなぁ、ロードバイクは。