「日本文化原論 真なる調和への道 」 美粋書房 横山俊一

私は神道や仏教を根にする伝統文化慣習に携わりました経験を軸に『日本文化原論』と題し執筆活動を展開しております。

1)永続思想と主体性学

2021-07-24 13:58:11 | 日記

1-1分化の進行と根本の歪化

効率性を求め専門分化性を進め、基幹作用と付随作用などという体系が作られる。あまりに細分化を図り、根幹性が瘠せて基盤性が歪む等という傾向が掴み出される。

1-2万人的な基礎

家事・洗濯等という広く万人的な生活の基礎について、サービスを活用し、自己の好きな分野の生産と活動に偏るようであると、万人的な感覚や感性から外れて、歪な肖像力と社会性を招き、根源的な性格の不健全性に陥るなどという因果性が浮かび上がる。

1-3産業構造

「商品流通性」「金融サービス、広告宣伝、人材派遣、その他サービス」等というサービス経済化の潮流とその行き過ぎた性格から人間と生態の基礎が狂い無機質合理の歪な感覚の進行と感性の劣化等という事態が形成される。

1-4都市と地方

人口分布の一極的な偏りに見る過疎化や地方の衰退等という都市と地方の在り方等という面の問題視が産まれる。

1-5分権と集権

一極的な力の集中と一様的な管理支配の社会構造の形成等という様子が強められる。

1-6生活一般・人間一般性

そもそもの人間として根本性を問いいつの時代にも変わりづらい適正を存続させる等という感性と作為が形成される。部分最良性の高まりに対して、生活全般・人間一般という観点を導出しその適正を遂げる欲求が形成される。

1-7学問体系

学術領域における学問体系の健全性等という観点が産み出される。「国語、算数、理科、社会、歴史」「物理や生物や心理及び観念、歴史」「自然・社会・人文」「文系や理系」及び「哲学科学技術」等々、各種観点と相関を持って学問の全体観を表される。どこか、歪な部分性の発達等という姿に無いか、生活や人間一般の観点を持ち、時々の内外環境に照らして、最良的な部分と部分の相関や優先序列性を模索し、最良的な生の導出へ及ばせる作為が産まれる。

1-8普遍的不変性と特定性、

そもそもの変わりづらい普遍的不変の真理等という観点が希薄化すると、土台的基準性を見失った部分最良の事態を広げられる。人間や生態の根源や根幹を著しく破壊するような部分性の成長や発達に無いか。

1-9理想と現況と方法

いつの時代やどこの空間に同一的な適正基準の導出性や探求性という面を併せ持ち、変わりづらい基準性の上に、対象範囲の内外事情に照らし最良性を引き出す動静の規則性に在って、我を忘れた混乱や暴走を回避する構図が形成される。

1-10広狭の哲学文化性

このような普遍的不変の真理等という探究性が残り、代を跨いで繋がる良好な精神性や感性の永続性という思想と実践の大系を遂げる。概念の導出性という面に狭義の哲学文化性という観念を充て、現況と方法と検証と改善の回る活動周期の完結性に、広義の哲学文化性の観念が産まれる。

1-11特殊性と適正

しばしば、「異様な洗脳や扇動、誤魔化し着色、隠蔽、情報操作」等という過剰な誘導や力みの激しい自存策を図る対象が出現する。短期的な利益性を求めて、我を喪失し特定領域性に偏った利益誘導の功罪という観点を強調し、意図しない歪な性質に陥るような事態への回避と予防の施策が産まれる。

1-12普遍的不変の法則性

力に相応する人格や世界観思想という有る程度纏まりを有する要素と要素の体系観をもって、部分性への異様な偏りに及ばぬ制御性を遂げる。「国民主権・人権・平和主義、立憲主義、法による統治、三権分立と統合、表現の自由、」等という根源且つ根幹の抽象概念の導出と、産出性(部分と全体)に見る健全性を合わせた主体性の一般法則性等という根本且つ包括的な基準性の尺度を精査し、変わりづらい総枠観を基にして、個別特定現象の適当な性格付けと調和を図る普遍的不変の法則性が引き出される。

1-13永続思想と主体性学

「永続思想と主体性学」等という基礎基盤性の科目が構成される。空間の中枢性が歪化すると、大きな力と活用の適正を欠き、生態全域の歪性を広げ深められる。基礎基盤性科目の停滞と歪な特殊専門性が産まれる事への有効な施策が望まれる。

悪気の有り無しは別にして、無意識的な洗脳や無思考性という不健全な習慣と性格にいないか。適当な観点を示す作用が求められると考えます。

 


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