「日本文化原論 真なる調和への道 」 美粋書房 横山俊一

私は神道や仏教を根にする伝統文化慣習に携わりました経験を軸に『日本文化原論』と題し執筆活動を展開しております。

1)生命・宗教

2022-12-04 10:08:21 | 日記

1-1支援・損害

しばしば「支援をする」という表現が見られる。その前段に自己の生産性はどのような範囲を想定し、施策と結果を作り出しているのか。自己の側の適正を問い意図する範囲の結果を遂げているのか。自己認識が先立ち、不十分であれば損害を支払う性格を生む。

1-2自己生産性と検証性

妙に構造性に依存し自己生産へ対する検証が足らずに「支援をしてあげる」という態度が前のめると自律や自制を欠く歪性に伝わる。「盗みをやりながら支援する」という詐欺と誤魔化しの酷い性質が生じる。慢性化した構造依存と不健全な領域へ対しどのような生産範囲を想定し資源を与えられ意図と結果の検証を加え不足や充足を算定し「適正な根拠を示すか、損害を払うか」という活動法則が展開される。

1-3正当性の根拠

自己の側の評価工程が希薄で何の根拠から正当性を訴求するのか。不足や充足か、自己算定を前段にもって内外との真摯な対面と良好な感性の出現と再生産の持続を実現する。「自己は常に正しい」等という意識が増し結果と検証の工程を省き上段から「してあげる」という態度を作ると慢性化した情緒不安と病理質と解される。歪な構造優位性による活動法則の崩れた領域を招き、根源的な生命の劣化と負の性質が広がり生態の全域的な性質を作りおかしな秩序と世界を齎せる。

1-4歪んだ発想・歪んだ手法

論点をずらし、はぐらかし、歪んだ手法に外れ堂々とした真理性の探究と活動習慣が下落すると慢性化した肥満や不健全な性質が顕在化する。根本性と大局観の歪化した個別特定現象の性格付けに陥り、病んだ特定的な領域性の質実を伺う。

1-5資源流通の適正

「人、物、金、情報」という資源流通を担う領域にあってどのような思想世界観を求め資源を流すのか。事前的な概念と基準性を整え内外へ明示し、稼働と検証の仕組みが確立され健全な活動法則と生産性が進行する。自己を検証する基準と稼働と検証の側面が弱まると歪な性根とはぐらかしという逃げの性格を慢性化させる。外界から財を奪う性格の強まる領域性が広がり深まる。思想世界観というある程度纏まりを有する基準概念の集約性を起こし、資源の適正な流通をもって空間への血流が良く回り、好循環性の生産と領域と生態系を進行する。

1-6中枢的仕組みの適正

領域を作る中枢の仕組みに検証性の工程が希薄であると慢性的な生命の病みが生まれる。不公平性の高まる法律の形成や法律に保護されて、内外との真摯な対面を阻害するような状態であると肥満性に箍がかからず、妙な手法をもって自己正当性を作る態度が増す。「悪知恵」や「不透明性の企て」や「宣伝過多」や「技術力の悪用」などという力任せの正当化と地位の固定化は根の病んだ生産性や人間性の真相を生む。生命と哲学文化性の崩れた領域の実態が測定される。

1-7物理的生命観と活動法則性の生命観

物理的な生命観と存続に偏り心理情動性や言葉概念の形成という側面の萎む活動習慣と生命性を指し、物的存在という生の真相を見る。生きているのに死んでいる心象を生む。悪しき習慣や慣習から慢性的な病理質を生む。「生命観や人間観、創造観や社会観、自然観と生態観」の適正像を引き出し基準と観測と評価の客観を向上させる施策が増し、堂々とした心理性や真理性を求め作る生命と創造領域を遂げる。

1-8根本且つ大局性と個別特定性

「原型性の概念」と「学問観」「総枠性の概念」と「実効性の概念」を表し、根幹性の基軸と大局性の適正が進み抽象と具象の連なる創造習慣が進む。根本且つ大局観の同一性を持ち、各自の経過や現況性の認識を図り全体総枠性における配置性の認識に及び自己生産性の特徴を抑え長短性の認識と自己認識と他者認識が進み自存と他存、自律と協調の社会性と生態系が促進される。根本且つ大局の概念が示されぬと他存の認識が弱まり自己と同一基準を強要し支配下に置く態度が強まる。哲学文化からの産出に適正が起こらず各領域の歪性が進む。

1-9自己不在と情緒不安と混乱と破壊

自己不在性が増し何ら自己の性格が掴み出されず、その場限りの衝動と一過的な生を招き外界へ負を齎せる非社会性や非人間性を広げることのなき良好な思想世界観が求められる。生命と宗教の適正が根源の力に作動する。

1-10非定常と定常

人の生き死にという非定常の側面に生命観や宗教観を充てる形に対し、日常の基軸性に生命と宗教が存在する認識にあって健全な生命と宗教性が産み出される。催しや行事等という現象に宗教性の認識が進むと、歪化した生命力を招く。万人性と日常性を対象に生の良質を問い求め作る習慣性をもって哲学文化を実現する。

1-11当該創造力の産出性

歪な生命や性質の特定と共に、歪性に陥らぬ予めの「生命観や人間像や創造観、社会観や自然観と生態観」を精査し根本的な概念を整え自律的な尺度を内蔵し健全な自他との相関を作る思想と世界観の形成と実践の習慣が浸透する。哲学文化領域における産出性として「永続思想と主体性学」といった概念に集約される。

1-12当該創造性の評価検証

産出性に納得感や共感性が高まると当該領域へ対するプラス性の評価が加えられる。「いまだ不十分で、何を言っているのか、よくわからない」という心象や実感が進むとマイナス評価を生む。プラス性は継続的な関係性を作る。マイナス性は関係性の減少や喪失に向かう。更に資源の投入と産出の検証工程が生まれる。産出された概念の活用が見られれば産出への肯定感を得て実際に活用している状態を生む。良いという認識を持ち活用しているにも関わらず金を払わないという消費者側の不良と解される。犯罪者への損害賠償を求める根拠を生む。事実上の現象に真相真価が作り出される。自然律を測定し客観的な評価を遂げる。実態性をゆがめる情報操作に意識が増す病理質は削減されぬと好循環は停滞する。歪な生を蓄積し急激な不満とテロなどという事態を齎せる。愚図な気性が権力や財力を歪に用いる。


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