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オーガスト・レイモンドのプチコンプリケーション。これが最後です!

2016年01月29日 18時11分40秒 | 日記
東京は今朝から小雨交じりのはっきりしない天候です。
どうも今夜からこの冬2回目の雪になるようです。

さて、本日はオーガスト・レイモンドのプチコンプリケーション(複雑時計)のご紹介です。



複雑時計というと最近では桁の違う時計にしかお目にかかれないのですが、このモデルはトリプルカレンダー(月・曜日を12時位置下の小窓で示し、日付は文字盤外周に刻まれた31日の数字を針で示すポインターデイト)、24時間計(9時位置)、ムーンフェイズ、クロノグラフと、機械好きなら欲しい機能が満載です。
時計は1つの機能が増えるごとに何十もの部品や歯車が必要です。
そんな意味でこれだけの機能を搭載したこの時計は、複雑時計の範疇に足を踏み入れたプチ・コンプリケーションと呼んでもよいでしょう。



実は、この時計はもう製造できないとメーカーより連絡があり、最後の1本です。
古き良きスイス時計黄金期の伝統を継承した優しいシェイプ、ギョシェ彫りし手の込んだ文字盤、そしてケースサイドにコインエッジ装飾を施した小ぶりの37,5mmサイズと、時計好きならこんな時計が欲しかったと言わしめる時計ですね。
このモデルの正式名は「ジャズエイジ・クロノグラフ・ムーンフェイズ」と言い、1920年代初頭のJazz黄金期に敬意をこめて作られた限定品です。



風防もまっ平らではなく、丸みのある球面サファイアガラスが使われ、手に沿い巻きつくようなエレガントで優しいデザインです。
ラグの形状もよりクラシカルな趣を出していますよね。



こんな贅沢な機能をふんだんに盛り込んだ時計でありながら、価格はなんと55万円+税と、今となってはあり得ないほどの良心的な価格と言っていいでしょう。



この時計は見逃せませんね!


ムーブメント:自動巻き(ETA7751)ベース
機能:日付・月・曜日表示 ムーンフェイズ クロノグラフ 24時間計
ケース素材:ステンレススティール
ケース径:37,5mm
ケース厚:12mm
風防:球面サファイアガラス
ストラップ:Dバックル仕様
発売年:2014年の発表
保証期間:2年間
価格:55万円+税

《オーガスト・レイモンド》
1898年、スイス時計産業中心の地、ジュラ渓谷のトラメラン村で創業した古いブランドです。ムーブメントメーカーとしても知られ、多くの時計ブランドに「ユニタス」の名で供給してきました。オーガスト・レイモンドは大手グループの大量生産時計とは一線を画し、時計職人が良心的な価格で少量ずつ組み立てています。



 

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