オーストリアの古都ザルツブルクは、世界中の誰もが知っている作曲家の生誕地です。
その名は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト。彼は5歳の時に初めて作曲をし、父親と共にザルツブルク大司教の宮廷に仕えます。
しかし、当時の大司教はモーツァルトを庇護せず冷たく当たり、彼が16歳の時、追放同然に故郷を旅立たせました。
彼がこの世を去ってから後に、この天才音楽家を生んだ街に音楽を愛する世界中の人々が訪れ、特に毎年夏に開催される、モーツァルトを記念した “ザルツブルク音楽祭” の頃には、街中が音楽ファンで溢れます。
世界で最も高級で人気のあるこの音楽祭は、旧市街のモーツァルト広場 [Mozartplatz / Mozart Square] に、写真のモーツァルトの像が立てられたことを記念してコンサートを開いたのが始まりです。