私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



待つという愛し方

2023-03-07 13:51:00 | 日記

土日は、お利口に待てた。

何度か、彼のことを今、何してるかなー?

って考えたけど、連絡まではしなかった。

私は、彼に調教されている。

待て!が、できるようになった。

なんとか、このまま、月曜日の夜まで待とう。






月曜日、仕事に行く時間になった。

もう、ここまで来たら、バタバタと時間は過ぎる。

後は帰って散歩に出る時間を待つのみ。

気分的に楽になる。





そしてようやく、その時が来た。

お月様が、まん丸で、夜でも影ができるほど、明るかった。

田んぼの中を 犬を連れて歩いたり止まったりを繰り返す。

まだ、連絡は来ない。

繋がる時は、来るのかな?
私から連絡してみよう。





しばらくして、

今夜は、配り物をしながらの散歩だから、無理だと返事が返ってきた。




少し項垂れる私。



でも、ちゃんと理解できる。

そういうことなら仕方がないって思った。

彼も、私がちゃんと受け入れることを想定してるはず。

あれ?

私は、彼に、確実に調教されている。




そして、諦めた私は、イヤホンを付けて、ラジオを聴き始めた。

折り返し地点を過ぎたころ、

期待しなかった彼からのLINEが来た。

少しなら大丈夫。だって。




そんなことで、無邪気に喜んでる自分がいた。



彼はまだ、配り物を終えてなくて、

合間の時間だけの電話。

それでも、

その気持ちが嬉しい。



配る家が近づいて、彼は言った。

喋らないで!




彼は、コードレスイヤホンを使って電話するので、会話をしなければ、全く気が付かれない。

私は、じっと聞き耳を立てた。

なんだか、そばにいてるみたいな気持ちになる。

今、私は、奥さんより彼のそばにいる。

なんて思い込んで、幸せ感じてもいいかな?

神様、お許しください。




ポストに入れ終わって、

もう大丈夫。と彼は言った。



2件目は、

同じように待っていたら、なかなか、彼は現れず、

やがて私は、家に帰った。






私は、彼のことを

いつも想像して理解する。

きっと何か事情があってそうなった。



なぜなら、彼は、いつも、ベストな方法で私に接してくれているのを知っているから。

そんな場合でも、不満は何一つ

無い。

それ以上に、

感謝しか、無い。









彼の名前

2023-03-05 06:44:00 | 日記

あなたは、奥さんに、なんて呼ばれてるの?

そして、奥さんのことを なんて呼ぶの?

いつか聞いてみたかったことを思い切って聞いてみた。






私は、彼のことを下の名前で呼び捨てにしている。

よその旦那さんのことを

呼び捨てにするなんて、

失礼な話だ。

それで彼も、

私の名前を名前だけで呼んでくれる。

恋人同士ならともかく、

彼はよく許してくれたことだと、改めて思う。

私は、それが嬉しいのだけどね。




俺のことを呼び捨てにしてるヤツは、ほとんどいない。だって。



それもそうかもしれない。

私だって、親ぐらいだもん。




親だったら、下の名前で呼び捨てにするのは、当然なことだ。





失礼だと感じた私に、

彼は、別に構わないと言ってくれた。

所詮は、

ここだけの呼び方だから。って。



それもそうだね。




逆に、私は、彼を苗字で呼んだことがない。

どんな経緯で、いきなり下の名前を呼び捨てにする関係になれたんだろう?

彼に対して、他の人には無いインスピレーションを感じたのは、確かだ。

知り合う前から、知っていたような…。
でも、不思議。

育った環境も、住んでる場所も、遠く離れた土地で、

学歴も、職歴も、何一つ接点がなく、

唯一の共通点は…




夜の、犬の散歩の時間が同じだってこと。



きっと、神様が見てたんだ。

同じところが、満たされない二人が、

同じように、夜空を見上げて、

星を眺めてるのを。

それなら、2人は、

出会うべきだと。









サプライズ

2023-03-03 08:38:00 | 日記

お雛さんの日になると、

あれから一年だなあって思う。



去年、2月の末に、急にひな壇を飾ろうという運びになった。

同居している孫の初節句に間に合わせようと、

10年以上も出していない段ボールを

押し入れから出してきた。




そのいくつもの段ボールを置く場所が必要だったけど、


昔と違って、今は、息子世帯と同居してるために、

余分な部屋がなかった。

私達は、どうするのがベストなのか、考えた。







私が夫とダブルベッドで一緒に寝ていたのは、

結婚して、長男が産まれた頃まで。

ある真冬の夜に、

夜泣きがひどくて、必死であやしてる私に、夫は、

俺を殺す気か!と、怒鳴った。

すごく辛くて悲しくて、隣の部屋に、来客用の布団を敷いて寝た。

それ以来、ずっと私たち夫婦は、別々の部屋で寝てきた。

私の無言の抵抗だった。

それも時効だな。っていう気がして、

一緒に2階で寝ようかと、提案した。

そうすることで、夫の寝室が、段ボール置き場になった。



一緒に寝ることで、私の中で、夫に対する気持ちが何か変わるかと期待した。

あれから一年。

何も変わらない。

回数は自然と増えるけど、

まもなくして私は、彼と出会ってしまった。

それが、私を支えてくれているのは、いうまでもなく、

夜勤で夫がいない夜は、彼を求めて

さまよってしまう。

二重人格な夜の生活の始まりだった。




彼は、こたつで寝ていると言っていた。

寝室に行くと、奥さんが寝ていて、どうしてもしたくなる。

でも、断られるのを考えると、

行かない方がいいと思ってる。



1日の疲れは、こたつで寝ることで、溜まっていかないのかな?

私は、彼と、裸で同じ布団で寝たい。

想像してみる。

幸せだ。



そんな朝の犬の散歩で、ふと、LINEを開けてみたら、

数分前に彼からのLINEがあった。

サプライズだよ。

だって。

今日は仕事が早いんだね。

彼のLINEのトークルームは、通知オフにしてるから、気が付かない。そして非表示。

そんな関係なのが、辛いと感じた。




心変わり

2023-03-01 10:57:00 | 日記

セフレになりきれない私達のために、

彼が見つけてくれたものは、

遠隔操作できる大人のtoy。

Amazonで、ポチッとするだけで、手に入る。

女と男にそれぞれあって、アプリを使うことで、

同時に体験できるやつ。






そんなの別に買わなくてもいいよ。

私は、彼にそう言った。

電話の向こうの彼は、

ガッカリしてるように感じた。




彼の性生活は、

私が想像していたより、悲惨だった。

パートナーが、必要としていないのだから、

そうなるのは仕方ないけど、

この人に限って、それは無いな。と感じた。

彼は、もっと女性を幸せにできる人なのに。

私も、時々、同じ思いをする。

後から1人で自分を満たしてあげないといけない時がある。




彼との電話を一旦切る。



その間、考えた。


私にこの先、同じようなチャンスは、訪れるの?

こんなふうにしてまで、

相手と繋がりたいと思う人は、現れるの?

後で後悔するなら、

これぐらいの出費もありでは無いの?

人生、一度きりなら、

思い切って振りきってみよう。

後で、笑える思い出に変わるかもしれないけど、

それはそれで、いいではないか。



私は、決めた。





しばらくして、彼と再び電話が繋がった時、

初めに私が言ったのは、

自分でそれを買いたい。

だった。

そしたら彼は、動揺して、

話のネタなのに、本気にしたのかと、

とてもひどいことを言った。

私は、独りバカをみたって、思った。






家に帰って、しばらくして、私は彼にLINEを入れた。

やっぱり買わない。




そしたら彼は、買うのか、買わないのか、一体どっちなんだ?

俺は買う。


っていうから、

私は、


あなたこそ、一体どっちなの?

私は買う。

そんな展開になった。


何が何だか、分からないけど、

それをどうやって手に入れるのか?

考えないといけない。