Bokutoh ICU Blog

墨東病院集中治療科の日々の活動を広めていきます

ローテーターの声 #6

2022-09-30 21:28:00 | 日記

飯塚です

だいぶ涼しくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか

今月はなんと4人ものローテーターが選択してくれ(なお全員男)、とっても賑やかに楽しく(暑苦しく??)仕事が出来ました

そんな中で最初に感想を教えてくれるのは、最長の3ヶ月ローテだった救命の佐野先生です!


救命科S1の佐野です。
3ヶ月という長いようで短い間でしたが、目まぐるしく状態が変わる患者を前に先生方の素晴らしさを実感する毎日でした。

自分は初期研修病院でICU管理の経験がほとんどなく、今回のローテートは初めての経験だらけでした。そんな自分に対しても先生方は圧倒的な知識をもって、熱く、丁寧に教えて下さりました。また、至らない自分に気を使って声をかけていただいたこともあり、優しさに触れることもありました。

自分は3ヶ月の中でSAH、重症心不全、心臓血管外科・脳外科術後、敗血症性ショック、腫瘍崩壊症候群など幅広い疾患を経験させていただきました。個人的にECMO管理はダイナミックで面白いと思いました。
中には助けられない患者や振り返るとこうしておけば良かったというケースもありましたが「その時にとった選択が常にベストだよ」という牧野先生の言葉はまだ自信のない自分にとって忘れられない一言になりました。

また、特に印象に残っているのはJournal clubでの論文発表です。原田先生のご指導の元、なんとか形にして終えることができました。何度も予演会を行い、貴重な時間を割いていただいたことには感謝しかありません。こんなに教育的な病院はなかなかないと思います。

個人的にはお昼休みも自分の好きな時間でした。先生方は個性豊かで雑談も楽しく、笑顔の絶えない職場でした。

集中治療科のローテートを終えて振り返ると以前の自分と比べかなり成長したのではないかと実感しております。集中治療、面白い!となり始めているところで3ヶ月が来てしまったのでまた機会があれば勉強しに来たいと思います。
次の救命センターではここで得たものを最大限に生かしたいと思います。先生方大変お世話になりました。ありがとうございました。


最初来た時はかなり緊張して堅さもありましたが、次第に表情が柔らかくなっていきましたね

佐野先生は経験が無いとは言いつつも率先して重症患者さんを担当し、レクチャーでもVV-ECMOについて細かく調べ、Journal Clubでは全国に向けて「Candisep trial」について熱く語ってくれました

最後の数日は特にこの3ヶ月でとってもとっても成長したのを感じ、こちらも胸が熱くなりました

なお最終日に原田先生への感謝の気持ちを込めて用意したオシャレなクッキーは、夜勤明けの原田先生の手には届かず男達の胃袋に消えていきました、、、とっても美味しかったですね、ええ

またいつでも遊びに来てください、3ヶ月間お疲れ様でした!


ローテーターの声 #5

2022-09-03 12:40:05 | 日記

飯塚です

今回は8月の1ヶ月間ローテしてくれたJ2の吉見先生です


1ヶ月間大変お世話になりました。
これまで重症管理やメカニカルサポートにほとんど触れていなかった私にとって、今回のICUローテは多くが新鮮でまだまだわからないことだらけでした。そんな中でも、様々な症例や先生方の親身な教育に恵まれた環境のおかけで1ヶ月前の自分よりレベルアップできたと思います。
先生方の知識は特に各専門分野において非常に深く、それを互いに共有し高める姿がとてもかっこよかったです!ICUでは医師を中心にまさにチームと呼ぶべき多職種で密に連携を取り合う医療を目の当たりにしました。知識の膨大さのみならず、先生方の医学に対する姿勢やチームを引っ張る姿そのものが手本とすべき鏡でした。
そんな超人のような先生方にも関わらず、ちょっとした質問にも丁寧に解説してくださったり、人柄はユーモアに溢れていたり、当直明けの一日ですらも惜しいと感じるほど日々学びと楽しさにあふれていました。
この1ヶ月間、自分自身の知識不足、経験不足を自覚すると同時に、集中治療領域の面白さに触れ、今後のモチベーションになりました。
内科シニアとして後期も残るので、可能であればシニアとしてさらにレベルアップした状態で再びICUをローテしたいです。希望が通った際には何か一つの分野でもICU診療の議論に還元できるように、これから知識と臨床経験を蓄えることが今の目標です。
1ヶ月間ありがとうございました。そして今後ともよろしくお願いいたします。


吉見先生は自ら当直日を金曜に変更して、当直明けで日勤が減らないよう調整する熱心さでした

そんな先生に初めて会ったので心底驚かされました!

中身は言わずもがな容姿もとっても綺麗だったので、ICUのお兄さんスタッフたちは毎度のように虜になり現在は激しい喪失感と戦っております

(我々が女性ローテーターに弱いのか、墨東レジデントに美人が多いのか、その両方なのか、、、)

来年度も当院で研修継続、並びに再度のローテ検討中とのことで我々も懐広く待ち構えていようと思います

吉見先生、1ヶ月間お疲れ様でした!