飯塚です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。
当院は増床したこともあり業務量は増えておりますが、心優しい各科の先生方と頼れるローテーター、コメディカルの皆様のお力を借りつつなんとか運営している毎日です。
少しずつ広いICUに体が慣れてきた感じでしょうか。
今日は当直明けで時間があるので、昨日からの出来事などをつらつらと書いていこうと思います。
昨日は令和5年度の墨東病院臨床研修医院内発表会が行われました。
こちらは各年次の初期研修医が1年間を通して学びを得た症例をベースにプレゼンをする会になります。
J2の先生からすると、卒業試験?のようなものになるのでしょうかね。
ICUローテをしてくれた先生は牧野部長の意向のもと、当科ローテ中に経験した症例を元にしたプレゼンをお願いしています。
牧野部長やスタッフの厳しいツッコミが入るので、そもそものスライドの作り方だけでなく、文献の適切な調べ方、読み方、解釈の方法などについて伝えています。
当院レジデントたちは極めて優秀なためこちらの投げたボール(客観的にはハラスメントに近いような暴投もあります)を、軽く受け止め即時返球してきてくれます。
まさに打てば響く、という状態であり、指導しているフェローたちもついつい熱が入っていることもしばしば見かけます。
正直、自分がJ2に戻ったら到底理解できないレベルだと思うのですが、皆よく勉強してくれているので教えがいがあります。
そんな形で今年度4月から12月にかけて、当院初期研修医は総勢13人ローテートしてくれました。
そして驚くべきことに、、、なんとそのうち10人(!!)もの先生がICU症例を本発表題材で選んでくれたのです。
都立アカデミーの別枠でローテしてくれた先生も当科の症例を選んでくれていたので、合計で11人の発表をフェロー4人で再度監督することとなりました。
嬉しい悲鳴とはまさにこの事でしょう。
各科の部長クラスの先生方が集まる会で下手な発表はさせられません。
年末くらいから改めてのスライド直し、文献探索を行い本発表に向けて準備を進めてきました。
そんな会が昨日、無事に終わりフェロー一同も安堵している状況です。
自分はちょうど昨日は当直だったのですが、準夜の時間くらいに何人かのローテしてくれた先生がお礼参りに来てくれて心暖まる想いでした。
今時の若者らしくお礼のLINEもしてくれましたね。
別件で嬉しかったのは夜中に致死性不整脈の対応で循環器の先生をお呼びした際に、ひと段落した後で症例発表会のねぎらいのお言葉を頂いた事です。
「ほとんどの指導医、先生方でしたね!すごいですね〜」なんて、若輩者の自分に言ってくださる人間性に頭が上がりません。
こうやって努力を見てくださる方々がいらっしゃると、頑張る活力になりますね。
直明けの朝には心臓血管外科の部長先生から「寝ずにいつもありがとうございます」とお声がけ頂き、またまた恐縮の限りでした。
先生方がいるおかげで、いつもこちらも頑張れています。
あとすみません、上手いことやってちょこちょこ寝てはおります。笑
さてさて脱線しましたが、昨日の当直は初期研修医から各科の部長まで色んな人との繋がりを感じられる良い機会でした。
今日はよく寝て、また来週から頑張っていこうと思います。
あと初期研修医の皆様、発表ほんとうにお疲れ様でした。
J2の先生方は残り数ヶ月充実した研修を送ってください。
J1の先生方は来年度、ICUで会いましょう。
本日はこの辺で、ではでは。
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