さよならteacup

西の横綱登場!!

以前から行きたいと思いつつもなかなか機会に恵まれなかったが、ついに「紀尾井」にカレーを食べに行ってきた。

「こんやもカレーだら」に載っているほどカレーが美味しいと評判の店なのだが、夜は居酒屋で昼のランチにカレーを出しているらしい。夜のメニューにもカレーがあるかどうかは定かではないが、ランチのラーメンもかなり有名だとか。

お店は浅間通りを1本入った所にあるのだが、事前にしっかりと場所を確認しておかないと見つけるのは容易ではないかも知れない。と言うのも、店の入り口が木で覆われているから。ただでさえ人通りが少ない場所なのに、この外観だと一見さんはちょっと入りづらいだろうね。





店内はこじんまりとしていて、カウンター席が6~7席、お座敷にテーブルが2つといった具合だ。カウンターには日本酒洋酒問わず、ずらりとお酒が並んでいる。店の雰囲気は完全に「和」なのだが、料理はそうでもないらしい。

席に着いたオレは早速「ビーフカレー」を注文。カレーはビーフカレー1種類だからこれを頼む他はないわけだが、近くにあった持ち帰りのメニューを見ると「もつカレー」というのがあった。夜のメニューでは食べられるのだろう。

注文してからカレーが出てくるまでの時間は若干遅いと言ったところか。大将が1人で切り盛りしていて、メニューもカレーのみというわけではないからこの辺はしょうがないだろう。

そして待ちに待ったカレーだが、まず出てきてビックリ。ビーフの量がハンパじゃない。かなり大きな牛肉の塊がルウを埋め尽くしていると言っても過言じゃないほど入っている。そこに白いクリームがかかっていて、見た目は完全に欧風カレーだ。

さらに食べてその美味さにビックリ。ルウは「喫茶アミーゴ」「アビーロード」系の味だが、もう少しマイルドな味わいだ。このルウだけでも両者を上回る味なのだが、牛肉がとにかく美味い。かなり煮込んであるらしく、その柔らかさはスプーンで2つに切れるほどだ。もちろん柔らかいだけでなく味もしっかりと付いていて美味しい。柔らかいだけの「サンライス」とは大違いだ。

ちなみにミニサラダも付いていて、小鉢にポテトサラダとトマトが入っている。ドレッシングはオレの大好きな焙煎胡麻ってのが嬉しいじゃないの。

以上の内容で、気になるお値段は驚愕の850円!!レストランで1,500円で提供されていたとしても、誰も文句を言わないこの味でこの値段。こんなのがまかり通っちゃったら他の店は商売上がったりだよ、マジで。

もうコレは文句なしに横綱認定なわけなのだが、唯一気になったのがライスの量。ルウとライスのバランスというのもあるのだが、単純に量が多いんだよね。全体的にかなりボリュームがあるので、女性なんかは食べきれないかも知れない。まぁ、この店のランチにそうそう女性が来るとも思えないが……

そんなわけで期待値MAXで臨んだ「紀尾井」だったが、その期待を裏切らない味はさすがの一言。静岡に住んでいてカレー好きなら、この店でカレーを食べない理由はどこにもないだろうって話(´∀`)


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