迷狂私酔の日々(再)

明鏡止水とはあまりに遠いこの日々。

根府川駅と御殿場線

2011年01月09日 | 旅する。
1月9日 日曜日

青春18きっぷを使って近場を回ろうかと思う。

昨日、きれいに見えた富士山の近くに行こうか。

11時過ぎに出て、横浜の東急ハンズで今年のカレンダーを買う。

まず、一度行きたかった根府川駅で途中下車。





詩人、茨木のり子は先の戦争のころ、青春時代にこの駅に通っていた。駅舎に掲げてあるのはその詩「根府川の海」だが、ここには同じ頃をうたった「わたしが一番きれいだったとき」の冒頭を引用してみよう。

「わたしが一番きれいだったとき 

わたしが一番きれいだったとき
街々はがらがら崩れていって
とんでもないところから
青空なんかが見えたりした

わたしが一番きれいだったとき
まわりの人達が沢山死んだ
工場で 海で 名もない島で
わたしはおしゃれのきっかけを落してしまった 

(後略)」





根府川では山がそのまま海に落ち込んでいて、駅舎も斜面を削って建てられている。海が近いわけである。






沼津で乗り換えて、御殿場線に乗った。本来は身延線で甲府まで行き、中央本線で立川、八王子あたりを回って神奈川県方面に帰るのが富士山一周コースなのだが、今日は買い物あるし、時間の都合で御殿場線で国府津に戻る車窓から富士山コースである。





富士山の向こうに日が落ちて行くのを辿るように、ちょうど東海道線に乗る頃から暗くなり始めた。

茅ヶ崎から海老名に行き、ラーメンを食べて、百均とか本屋を回って帰る。