アリ@チャピ堂 お気楽本のブログ

日々の読書記録を勝手きままに書き記す

分からないことは自明とする・・のはずるだ

2010-12-02 21:00:26 | 科学
「数学入門」の裏口入学


「無限を読みとく数学入門 世界と「私」をつなぐ数の物語」小島寛之著 角川ソフィア文庫 2009年

著者が改訂再販した本のようで
あとがきには
「しがない塾講師として失意の中で生きていた頃のぼくの怨念がこもっている。
諦めと後悔と嫉妬と羨望と、そしてそこはかとない夢と希望が詰まった青春の書」
とあるとおり、ちょっと数学に対して厳しい書き方のところがある
数学が語るのは所詮数学の領域であり
社会やヒトのあり方について数学ができることは・・

疑問に思っていたことが
その弱みとなる論理展開の齟齬などを解き明かして書かれている

最後の小説はほんとに著者の青春の回顧なのであろうか
ま評価は各々違うだろうが
私が感じていた疑問にストレートに応えてくれた良書である


うさぎとアキレスではどちらが速いのか

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