アリ@チャピ堂 お気楽本のブログ

日々の読書記録を勝手きままに書き記す

これが「ゼタ」です

2010-08-21 22:37:08 | 番外
「ガロ 1971年11月号」 水木しげるが一番まともに見える マンガ界のアンダーグラウンドなのか

水木しげる夫人のエッセイ「ゲゲゲの女房」紹介の続編になるのだろうか
連続ドラマでは「ゼタ」という名前になっている月刊漫画雑誌「ガロ」を
鶴舞公園近くの古書店でみつけ
その中で水木しげるの連載が掲載されているものを買った


学生であったころ書店で噂に聞いている「ガロ」を手に取ったことはある
「カムイ外伝」「赤色エレジー」などは安保世代(全共闘世代というと怒る人もいるか)に多数の読者があり
私(遅れに遅れてきた青年)が知った時点ではすでに伝説のような雑誌であった
伝説のように思った理由として80年頃にはもう販売部数も減っていて
捜さないと書店のどこで売られているのか分からなかったこともある

寺山修二を漫画にした・・アンダーグラウンド・・もしくはサブカルチャーというのか
手にはしてみたが読みたいとは思わず買わなかった・・1冊ぐらいは買ったのだったか記憶が定かでない

発行人長井勝一と裏表紙に記載されているが
この人がドラマで深沢洋一という名前で登場しているのだろ
この号に連載されていた水木しげるの漫画は「星をつかみそこねる男」第14回で主人公は近藤勇

偶然、今日(21日)の放送で、廃刊の相談のために水木を訪ねてきた深沢に渡す原稿がこれだった

この号を見る限り掲載されている漫画家では水木しげるが一番普通に思えるほど
ちょっと癖のある内容になっている


極め付きは「作家の良心、画く姿勢」という若手漫画家の座談会


いまや日本の「マンガ」は「アニメーション」が日本語として発音されるほど
我が国の重要なコンテンツ産業となったようであるが
その底流となっている「マンガ文化」の一端を垣間見る気がする

さて、古本屋巡りは時として掘り出し物やお宝に遭遇することがある
店の奥に入るのでなく1冊100円などとカウンターや雨ざらしの書架が発掘現場になる
そうした古本屋の楽しみはまたの機会に

*今日は評価のしようがなくアリスは登場しません

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 王道のワイン ラベルの読み... | トップ | ワイン好きが高じてワイナリ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

番外」カテゴリの最新記事