アリ@チャピ堂 お気楽本のブログ

日々の読書記録を勝手きままに書き記す

戦後、絵を売りながら釣りをして歩く話

2010-08-27 22:00:00 | 釣りの本
「つりかげ わが渓わが人生」 山本素石


「つりかげ―わが渓(たに)わが人生 」 山本素石(著) PHP文庫 1992年

私が持っているのはPHP文庫版
写真はスキャンする手間を省いて借りものです

戦後、復員してきた著者が日本画の工房に入り
安い絵を庶民に売る稼ぎを身につける
工房の師とともに地方に絵を売りに行商に出て
その先々で釣りをするという話である

日本の釣行文学では有名な方のようである
話の中渓流マス釣り場として親しみのあるに奥三河神越川の話もある
ここでは釣りよりもロマンスのほうが中心に描かれている

釣りの話というだけでなくて
戦争の暗さからようやく解き放たれた人々の暮らしが垣間見えて
そうしたところも読んでいて面白かった

 エッセイなのか小説なのか 抒情的で少しセンチメンタルな話

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