アリ@チャピ堂 お気楽本のブログ

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電子書籍だけで読める これも本邦初訳!

2014-11-14 22:30:15 | フィリップ・K・ディック
ヴァルカンズ・ハマー kindle版


ヴァルカンズ・ハマー “Vulcan's Hammer” kindle版 荒川水路訳 2014年

これも本邦初訳だそうです
2013年書籍版となっていますが
これはどこから出ているのか調べていません

プロの翻訳家ではない?
ディック好きが高じて未訳の作品を翻訳されたのか

まだ日本に紹介されていない作品が
日本酒の醪を最後の一滴まで絞り出すようにして
(それが美味いかどうか別にして)
出てくるのはディックの個性にも由来しているのでしょうか
面白いとか秀逸とか関係なく
ディック風味のガジェットを
集めつくしたいという
作品の中に自分自身が囚われて行くような
独特な作家なんだと思いを新たにします

ディックなのに気楽に気軽に読めて
面白いSF小説でした・・
ん?ただ、最初に監督官が暴徒に襲われるシーンは結構リアルで
こういうシーンは他の作品にはあまりなかったような
スペオペ的な戦闘シーンとかも
充分ディックらしく
かつ、オーソドックスなSF小説のように
きちんとしたプロットがあって
結末に安心してたどり着ける
面白い小説でした(再掲)


ブックリーダーが役に立って良かった

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