アリ@チャピ堂 お気楽本のブログ

日々の読書記録を勝手きままに書き記す

市に虎声あらん

2020-09-16 10:00:24 | フィリップ・K・ディック
幻の第一長編、待望の文庫化


「市に虎声あらん!」“VOICES FROM THE STREET ”  (ハヤカワ文庫SF) 文庫 – 2020/6
フィリップ・K・ディック (著)、阿部重夫(訳)1952年作品



2013年発行に平凡社から発行された単行本の文庫化
1952年、23歳で書いた長編処女作で
この後に続くディックのSF作品に散りばめられる
数々の主題のエッセンス、作品を彩るギミックの原型が確かにこの作品に見て取れる
平凡社版の紹介はこちら→〇
「幻の第一長編」と腰巻に謳われている
ディックの再刊、再版にはやたらと「幻」と書かれている
作者自体が幻化しているのかもしれない

早川書房としてはディック作品の完全文庫化を目論んでいるのだろう
紙媒体が衰退する中で
ディックの本は一定数売れるという読みがある?
初刷何冊刷ったんだろう
そうい話に関心が移っていく

7月には「逆わまりの世界」の改訳版が出ている
月一では書店を覗かないと買い損ねてしまう
老後の楽しみだね

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