これは桶である。長辺18cm、短辺9cm、高さ12cm、重量すごく軽い。という小判型の桶である。で、何に使うかというと、タナゴ釣りで、釣ったタナゴを入れておくための桶。なぜここにあるかというと、先日、僕の親戚が集まる機会があった。そのとき、いちばん上の叔父とタナゴ釣りの話になり、「確かオヤジが使った道具があるよ」と、次の集まりにきれいに修理し磨いて持って来てくれた。
オヤジとは僕の祖父である。英語の教師をしていた。一緒に行ったことはなかったが、釣り好きだったらしい。その祖父が使っていたタナゴ桶をやはり釣り好きの叔父が使用、保管し、今回僕にくれたのである。祖父は僕が16歳のとき、90歳くらいで亡くなったのでこの桶、たぶん100歳は超えていると思う。
こんなものをいま使っている人はほとんどいないと思うが、一度は釣りに持っていき使ってみたい。だが、使うとなると考えてしまう。いつ、どこへ?。せっかく持っていってもボーズじゃ桶に対して申し訳ないし、きっと祖父に叱られるだろう。う~ん、悩むなぁ~。
その桶の中に入っていたのが、この糸巻き(右)。白い部分は獣骨、きっと象牙だと思うが、竹と組み合わされ、中央部分は薄い象牙が2枚合わさって、糸の末端を挟むようになっている。なかなかいいものである。
左側の小さな糸巻き3つ。最近このサイズの糸巻きの入手が難しくなってきた。むかし、御徒町にあった「平岡」という釣り具やでいくつか買った覚えがあるのだが、そこのオヤジは、この小さな糸巻きの竹に小刀をあてがい、一つづつ糸を挟むための切り込みを入れてくれた。
これは、僕が自分で作ったもの。6個作ったが使えそうなのがかろうじて3個残った。職人の作ったものをよく見たが、よくここまでやったものだと感心するばかり。そういう職人もめっきり少なくなった。
オヤジとは僕の祖父である。英語の教師をしていた。一緒に行ったことはなかったが、釣り好きだったらしい。その祖父が使っていたタナゴ桶をやはり釣り好きの叔父が使用、保管し、今回僕にくれたのである。祖父は僕が16歳のとき、90歳くらいで亡くなったのでこの桶、たぶん100歳は超えていると思う。
こんなものをいま使っている人はほとんどいないと思うが、一度は釣りに持っていき使ってみたい。だが、使うとなると考えてしまう。いつ、どこへ?。せっかく持っていってもボーズじゃ桶に対して申し訳ないし、きっと祖父に叱られるだろう。う~ん、悩むなぁ~。
その桶の中に入っていたのが、この糸巻き(右)。白い部分は獣骨、きっと象牙だと思うが、竹と組み合わされ、中央部分は薄い象牙が2枚合わさって、糸の末端を挟むようになっている。なかなかいいものである。
左側の小さな糸巻き3つ。最近このサイズの糸巻きの入手が難しくなってきた。むかし、御徒町にあった「平岡」という釣り具やでいくつか買った覚えがあるのだが、そこのオヤジは、この小さな糸巻きの竹に小刀をあてがい、一つづつ糸を挟むための切り込みを入れてくれた。
これは、僕が自分で作ったもの。6個作ったが使えそうなのがかろうじて3個残った。職人の作ったものをよく見たが、よくここまでやったものだと感心するばかり。そういう職人もめっきり少なくなった。